第5話 放課後

 放課後

 ダンジョンの入り口前

(今日はどれぐらい潜るんですか?マスター)

(今日は、10階層のゴブリンキングだな)

(あぁ、例の招待状ですね)

(おう、ちょうど半年だしな)


–––ゴブリンキングの招待状––––––––––––––––––––––––––

この招待状をもらって半年後にゴブリンキングを倒すと報酬が、豪華になる。なお、半年以内に倒すと報酬が半分以下になる

–––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––

正直、楽しみだ。なんてったって”幸運530”だしな。

(その内の”500”は、私のなんですけどね、、、それはさて置き、今日はフル装備で行くんですか?)

(うん、まぁ、目立つからダンジョンの中で出すけどな)

そう言って広人は、ダンジョンの前に置いてある、青いクリスタルに向かって–––

「10階層へ」


  ◇ ◇ ◇



ダンジョン内部 10階層

おっ、転移できたできた。

じゃぁ、呼び出すか


––– 『憤怒』を司つかさどりし、大罪武器よ。 大罪の名に恥じぬ力を示し、我が前に現れよ–––


「いでよ、大罪武器:憤怒の鎌」

すると、広人の影から大きな鎌が現れる


–––大罪武器––––––––––––––––––––––––––––––––––––––

大罪武器:憤怒の鎌

2mの漆黒の大鎌

切れば切るほど切れ味が上がる

大罪武器に認められているため、固有スキル【憤怒】が追加される

固有スキル【憤怒】

殺気が高まれば高まるほど”ステータス:力”が上がり続ける

???

一般スキル

 鎌神術・・・鎌系の最上位スキル

–––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––

広人は大鎌を振り回して

「うん、いい感じだな。さて、次は」


–––『暴食』『怠惰』を司つかさどりし、大罪武具たちよ。 大罪の名に恥じぬ力を示し、我が前に現れよ–––


「目を覚ませ、大罪武具:暴食のブレスレット 大罪武具:怠惰の指輪」

すると、身につけていた白いシンプルな指輪とブレスレットが、指輪が緑と黒に光り、ブレスレットが紫と黒に光った。


–––大罪武具––––––––––––––––––––––––––––––––––––––

大罪武具:暴食のブレスレット

紫と黒のブレスレット

“ステータス:力”に+100

大罪武具に認められているため、固有スキル【暴食】が追加される

固有スキル【暴食】

今までで倒した敵の数、強さによってステータスが上がる

現在のステータス上昇率:力+600 耐久+700 速さ+500


大罪武具:怠惰の指輪

緑と黒の指輪

“ステータス:速さ”に+100

大罪武具に認められているため、固有スキル【怠惰】が追加される

固有スキル【怠惰】

固有スキル【怠惰】に認められた時、それから3年間ステータス、レベルの上昇率が1/6に制限される

制限が解除後、ステータス、レベルは通常通りで、スキルポイントが貰いやすくなる。

–––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––

「よし、いい感じだな。後は、これを付けて…」

そう言って、黒い仮面を取り出した


–––大罪武具––––––––––––––––––––––––––––––––––––––

大罪武具:強欲の仮面

“ステータス:耐久”に+100

大罪武具に認められているため、固有スキル【強欲】が追加される

固有スキル【強欲】

相手のHPを一割奪うことが出来る。1日5回

『強奪』

相手のステータスの力、速さ、耐久から一割奪い、HP、MPからは、半分奪って自分に上乗せ出来る。月一回、使用後1日は、まともに動けない。

–––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––

 うん、2mの漆黒の大鎌に黒の仮面、これ、完全に不審者やばい奴だなこれ。

『そんな格好だから【死神】なんて二つ名付けられるんですよ』

 そう、俺はこの大罪武器&武具を付けたままギルドに、入ってしまい、さらに、60階層のエリアボスをソロで、倒したことから、【死神】なんて物騒な二つ名が付けられた。まー仕方ないよな、知り合いが近くにいたし、仮面を取り忘れたんじゃないな、うん

『何、変な意地貼ってるんですか。仮面は、まだしも、大罪武器:憤怒の大鎌に、関しては間違いなく忘れてたでしょう』

「・・・よし、今日も張り切って潜るぞ〜」


  ◇ ◇ ◇


  5分後


 と、言うわけで着きました、ボスベア。いや〜【領域】:形を変えてで、領域内範囲を、薄く伸ばしたら【領域】:地図化でマップ化したら、ボスベアまで一直線、やっぱ楽だね〜

「よし、じゃぁー入るぞギア」

『はい、マスター』


–––ギギギィ


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