彼女は二丁拳銃


 町から町へ渡り歩くには、よほど腕に覚えのある者でないかぎり駅馬車を利用する。

 荒野には魔獣が闊歩し、旅人を襲う野盗、山賊のたぐいも出没する。身を守るためには徒党を組んで荒野で夜を明かさねばならない。

 鉄道を乗り換えるために目的の駅がある町へ向かったジンジャーが乗り合わせたのも、そんな駅馬車のひとつであった。

 よく見る小規模の馬車だ。二頭立てで、馬車の車内と屋根の上に座席がある。同乗する乗務員は御者がひとりと、ショットガンを持った護衛がひとり。屋根の上から馬を操る。

 この時代にはすでに車体の改良が進み、ひところ言われていたような棺桶を引きずって連れ回されるようなおぞましい乗り心地の馬車にはめったに出くわさなくなっていた。

 だというのに、ジンジャーは他の乗客と共に二頭立ての棺桶の中に詰め込まれ、日中ぞんぶんに引きずりまわされて夜を迎えた。

「車輪を発明した人は天才だけど、馬車を発明した人はバカか、それとも思いつきを書き留めただけで実際には造らなかったんじゃないかしら……」

『世の中にはゼロを一にする才能もあれば、一を十にも百にも膨らませる才能があるのです。お嬢さまの乗り合わせた馬車は才能とめぐり会えなかったようです』

「悲しいすれ違いね。わたしともめぐり会ってほしくなかったわ……」

 三半規管を酷使して、ぼんやりする頭で、ジンジャーは夜営の焚き火のそばに腰を下ろした。尻の下に敷いた旅行鞄がまだガタガタと揺れているような気がした。

 粗末な馬車でも最低限のルールは車内に貼り出されていた。曰く、手荷物・貴重品は自分で管理すること。身を守る武装の自由は保証・推奨される。女子供が同乗するときはタバコを控えるように。――乗客たちはひとつめのルールを抱きしめるので精一杯だった。

 大抵の駅馬車では休憩所で乗客たちに毛布が配られ、車内で身を寄せ合って夜を明かすことになるのだが、彼らは木箱に詰め込まれた安物の果物の気分でいることにうんざりしていた。身体をくっつけ合っていると皮が傷んでめくれ上がって、そこから腐ってしまうような気さえしていた。

 気力も体力も使い果たしてぐったりとうなだれる乗客たちの中で、ジンジャーだけは固いパンでビン詰めのクランベリージャムをすくって腹に収めていた。それでも夜食といっていい時間だ。とっぷりと日は暮れ、乗客たちは馬車の中や屋根の上の座席など、めいめい好きなところで穴の開いた赤茶けた毛布にくるまって眠っていた。

 パンを食べつくし、ジンジャーは焚き火でお茶を沸かし始めた。

「エール。東を目指すことに必死で、ちゃんと聞いてなかったんだけど」

『なんです?』

「どうしてわたしが敵と戦わなくちゃいけないの?」

『神がそのようにお定めになったからです』

「答えになってないわ。どうしてわたしが選ばれたのよ」

『それは今はお答えできません。いずれ時が来ればお伝えいたします』

「じゃあ何のためにわたしは敵と戦わされてるの?」

『お嬢さまは『白銀の巨人』と呼ばれる存在をご存知ですか?』

「ええ。東大陸に出るっていう魔獣を倒してる巨人よね。新聞で見るたびに父さんがはしゃいでるわ。でも軍隊とか騎士団の比喩表現でしょう」

『あれは実在します。それと同時に、存在してはならないのです』

 まさかとか、ウソでしょう、などとは言えなかった。実際に巨人となって戦ったジンジャーには、海の向こうの巨人が幻想であるとはとても思えなかった。

『あの巨人はこの世の外から来訪した、いわば世界の異物。取り除かねばこの世界は蝕まれてしまう。神が試練を生み出したのは、それを乗り越え、『白銀の巨人』を打倒する力を完成させるためです』

「それが敵がわたしを襲ってくる理由なの?」

『はい。間違いなくそのとおりです』

「この世の外って、魔界のこと? 何も無い泥の世界っていうけど、巨人がいるの?」

『件の巨人がいたのはこちらと同じ物質世界です。魔界というのは人類が想像しやすいよう、名前をつけたに過ぎません。あれは無です。名前さえ無い。高次元の無。お嬢さまのような魔法使いたちは、そこからエネルギーを引き出してこの世界での形を与えているため、形を変える泥の世界と称しているのでしょう』

「魔法を教えてくれた呪い師が言ってたわね。魔とは無であり、また唯一のさが。気持ちが極端に傾くことを『魔が差す』っていうように、魔法は選り別けたひとつの性質をこの世に表すことなんだってさ」

『本質を伝える先生に師事されたようですね』

「まあ、わたしの使える魔法なんてささやかだけどね」

 言って、ジンジャーは指の先に白い光を灯す。灯火の魔術である。そのまま一度立ち上がって旅行鞄の中から地図を取り出した。

 夜空を見上げ、星を読み、方角を確認して、ジンジャーは地図を照らした。片手間に沸かしたお茶をカップに注いでいると、エールのほうから話しかけてきた。

『私からもお尋ねしたいことがございます』

「体重はいいけどスリーサイズは答えないわよ」

『お嬢さまの扱う銃について、詳しく教えていただけますか。私の知るものと仕組みが異なるようなので』

「あなたの知ってる銃が新しいのか古いのか分からないけど、わたしが使ってるものは、いまどきの型じゃないものね」

 指先に光を灯したまま、ジンジャーは愛銃の手入れのかたわら、エールに銃の仕組みを説明してやる。

 基本的に銃とは、魔石と呼ばれる鉱石を用い、弾体を直進させて撃ち出す装置を指す。

 魔石は魔術と同等の効果を発現させる媒体として用いられる。列車を走らせる原動力にも街灯を光らせる燃料にも魔石は使われている。

 銃の場合、魔石は弾丸に「直進」の性質を与える。どの程度の速度でどの方向に物体が直進するかは振り下ろされる撃鉄が決める。おおよそ衝撃を与えた方向に物体は飛んでいく。その弾道を安定させるためにライフリングが発明され、銃身の内側にらせん状の溝が刻まれている。

 かつては親指の先ほどの魔石に魔法を込めて撃鉄に装着した、フリントロック式と呼ばれる銃が主流だったが、おおぶりの魔石は値が張ったため、市民が手にするにはいささか高価だった。

 現在ではガンパウダーと呼ばれる粉末状の魔石を用いることが一般的だ。魔石の値段が安く、弾丸の大きさに見合った量を加減して使用できるなど、価格と利便性を両立させ、軍隊・民間を問わずに銃が広く普及する要因となった。

 翻って、ジンジャーの愛銃は、パーカッション式と呼ばれる拳銃である。回転弾倉の前方からガンパウダーを込め、鉛玉で蓋をして、銃身下部についているローディングレバーを起こして弾を弾倉に押し込む。そしてその後ろ側の突起にニップルと呼ばれる雷管を取りつけて装填が完了する。ジンジャーの銃は六連装なのでこれを六度繰り返す。弾体も魔石も雷管も、全てがワンセットになった弾丸を込める金属薬莢カートリッジ式のものと比べると、非常に時間と手間が掛かる。

 ジンジャーは普段これを左脚の付け根あたりに提げたホルスターに入れている。腰の横ではなく左前に、斜めにホルスターを固定してある。馬に乗った時に掴み取りやすいからという理由で父から教えられたスタイルだが、馬に乗らない現在も同じ格好を貫いている。

 もう一丁のスクロールランチャーは中折れ式で、どうにか手に握り込めるほどの大ぶりの弾丸――魔弾スクロールを一発だけ装填・発射できる装備だ。

 射出する魔弾は内部のガンパウダーに魔法を封じ込めてある。魔法は魔法使いにしか込められないが、魔弾自体を飛ばす役割は魔弾の後部に取り付けられた雷管が担うため射出するだけなら資質を問わず誰にでも使用可能である。

 雷管は工業的に魔術を刻印された安価な魔石である。雷管の魔術は不完全なものだ。撃鉄の打撃によって情報が補完され、初めて正しく作用する。裏を返せば相応の速度と衝撃を与えないかぎり暴発しない安全性が保障されているといえる。

 拳銃の雷管と違い、こちらには投射の魔術が刻まれている。内部のガンパウダーは魔法を展開するために使われるため、雷管だけである程度の距離を飛ばさねばならない。

 さいわい、拳銃ほど破壊力を得られる速度を求められず、魔弾の直径が拳銃弾より大きいために刻印できる魔術を複雑にでき、雷管だけで魔弾を飛ばすことが可能になっている。

 ジンジャーが使える魔法は火打石をこすった程度の火花を出す爆裂の魔法と、小さな明かりを灯す灯火の魔法、ふたつだけだ。牧場にいた頃は灯火の魔法を魔弾で増幅し、信号弾として利用していた。

 魔弾で増幅された魔法は凄まじい威力を発揮する。一人旅をするジンジャーの切り札と言っていい。

「こんなもんかな。わたしの説明で分かった?」

『ありがとうございます。私の知る銃より銃声が小さい理由が分かりました』

「銃声って弾を撃つときに銃身から空気が押し出される音でしょう?」

『仕組みが違えば変わるものですよ』

 妙なところに目を着けるものだと内心で首を傾げながら、ジンジャーは整備した銃をホルスターに収め、そっと撃鉄を起こした。

 闇の中に赤い点が三つ光っていた。そのひとつが焚き火のそばへ近づいてくる。

 姿を現したのはタバコをくわえた駅馬車の御者だった。

「お嬢さん、明日も長い移動になる。早く眠ったほうがいい」

「ありがとう。ここを片付けたら眠るわ。あ、そうだ」

 乗客に配った毛布の場所を示す御者を制して、ジンジャーは尋ねた。

「明日はどこへ向かうのかしら?」

「行き先も知らずに乗り込んだのかい?」

「まさか。地図を見てると予定のルートから外れてるみたいだから、間違えたのかと思ったのよ」

「いいや、間違えちゃいないさ」

「ならいいんだけれど……。ふつう、駅馬車の休憩所には馬を休ませる設備があるものよ。あなたの馬は飲まず食わずで走りっぱなし。働き者ね」

 御者の目が見開かれる。焚き火の炎に照らされて赤く血走った目がジンジャーを睨む。

「わたしには嫌いなものが三つあるの。ひとつは母さんのラズベリーパイ。もうひとつは馬を大切にしない奴。三つ目は――駅馬車の格好をした強盗よ」

「このアマッ!」

「明日はどこへ向かうのかしら? 野盗のアジト? それとも保安官事務所?」

 御者が声を荒げる直前、ジンジャーは沸かしたお茶を焚き火に浴びせた。一瞬で暗黒が訪れる。

「わたしは二番目のルールを守って、あなたたちは三番目のルールを破った」

 ジンジャーは銃を抜いて真後ろに転がり、すぐそばのタバコの火を目印に発砲する。

 直後、野太い悲鳴が上がる。地面に固いものが落ちる音。御者が取り出した拳銃だろう。見当をつけて蹴飛ばすと男の向こう脛に当たった。再び悲鳴。

 暗闇の中で赤い点がふたつ宙を横切り、地面に消える。月明かりを頼りに近寄ってくる足音がする。

「タバコの火は三つだった。強盗は御者と護衛と、あとひとり。……で合ってる?」

『分かりません。詳しい位置を特定すると、髪が赤く光ってかえってこちらの位置が気取られます』

「ショットガンのほうは倒さないとマズイわ」

 ジンジャーはスカートの裾をめくってアンクルホルスターからスクロールランチャーを取り出す。まだ赤く熾き火が光っている焚き火跡を目印にして引き金をひく。

 どすん、と鈍い音がして赤い火の粉が闇に散る。ジンジャーが踏み抜いたと思ったのか、直後に敵の弾がそこへ殺到した。

 それに一瞬遅れて魔弾が炸裂する。ジンジャーは片目をつむって備えた。

 瞬間、そこに真昼のごとき閃光が溢れた。灯火の魔弾だ。

 光の中に男の影が見えた。長い銃を握っているほうがショットガンを携えた護衛だ。

 拳銃に持ち替えたジンジャーは躊躇わずショットガンの人影を撃った。

 今度は悲鳴も上がらずに倒れる。死んだかもしれない。いや死んだフリかも。

 疑念を横に置き、再び訪れた暗闇の中を、つむっていた片目を開けて敵に接近する。

 相手は閃光に目がくらみ、まともに動けなかった。銃の狙いをつけていたのがあだとなり、まともに閃光を見てしまったのだ。

 ジンジャーは暗闇の中がよく見通せた。つむっていた片目のおかげで暗闇に素早く目が慣れたわけではない。エールの力だ。光を操ることに長けた巨人の力を借り受け、ジンジャーは周囲の弱い光を増幅して感知していた。

 御者の落とした拳銃を放り捨て、倒れた護衛の持っていたショットガンを拾い上げて、残ったひとりの男の背中に銃口を押し当てた。

「おまえ、その赤い髪……まさか『赤毛の魔女』か!」

 男は息苦しそうに誰何する。チカチカと瞬く視界に、ジンジャーの赤い髪が滲んでいたのだろう。

「今、賞金首はわたしじゃなくてあなたたちのほうよ」

 『赤毛の魔女』として追われる身であるジンジャーは手配書のたぐいには敏感になっていた。駅馬車に乗る前にも巷の賞金首の情報には目を通してあった。

 その中には、駅馬車に扮して強盗を働く一味のことも書かれていた。

 まさか自分がめぐり会うとは思ってもいなかったが。

「御者と護衛は分かるわ。あなたの役目は?」

「始末屋だ。ふたりじゃ手が足りないってんでここで落ち合う手筈だった」

「なるほど。手が足りなくてお客に逃げられたから賞金首になったわけね……」

 ジンジャーの目が細まり、針のように光る。背中の銃口越しに殺気を感じたのか、始末屋の男は冷や汗を垂らして尋ねた。

「いつから気付いていた……」

「ほころびだらけよ。まともな休憩所には寄らないし、いまどきあんな乗り心地の馬車だって無いわ。それでも小金を掠める程度なら乗車賃のうちと思ってどうにかやり過ごすつもりだったけど、あんな血で汚れた毛布を見たら覚悟だって固まるものよ」

 眠りこけた乗客たちの毛布に銃口を押しつけて発砲すれば銃声はほとんど聞こえない。血も飛び散らず、悲鳴を上げる間もなく死んでしまう。

 彼らはそうした手口で旅人の金品を強奪していた。身の毛のよだつ手口だ。身を守るために利用した駅馬車が客を襲って口を封じるなどと、誰が想像するだろう。

 ジンジャーの放った閃光弾で乗客の数人が目を覚ましていた。彼らがジンジャーと始末屋との会話に耳をそばだてていたおかげで、起き出してきた彼らの手を借りて駅馬車強盗たちに縄を掛けることが叶った。怪我はしているものの、誰も死んではいなかった。

 縛り上げられた男たちを認め、ジンジャーは前言どおりこの場を片付けて眠った。旅行鞄を枕に月を見上げ、犠牲者の血で赤茶けた毛布にくるまって。


 翌朝、ジンジャーが操る馬車に強盗たちを詰め込んで最寄りの町に向かった。他の乗客たちは強盗を見張る者と屋根の上の座席に着く者とに分かれ、ひとりも欠けることなく出発した。

 相変わらずひどい揺れの馬車を、ジンジャーは馬をなだめすかして進め、どうにか町に辿り着く。町の入り口で手近な者に事情を話し、保安官を要請する。

 やってきた保安官には見覚えがあった。

「ジンジャー嬢! 旅は順調……とは言えないようだが、お元気そうでよかった」

「はい、それはどうも……えーと」

『ウェルチ様です。連邦保安官の』

 エールがそっと助け船を出した。

「そう! ウェルチさん! はい。わたしは元気です。あなたは?」

 外国語の入門テキストみたいな挨拶がカラカラに乾いた喉から飛び出す。

「私はいつでも元気さ。話は聞いたよ。賞金首を捕まえたって。出発するときに話したとおりだったな。勇ましいお嬢さん。いや、たくましいガンファイターかな」

「あの、ウェルチさんはどうしてこの町に?」

「むろん『赤毛の魔女』を追ってさ。巨大な魔獣が現れるところ、奴の影ありだ。私の手でとっちめてやる。まあ、今日のところのお手柄は君のものだよ」

 白い歯を見せて称賛を贈るウェルチに、ひきつった笑顔で応じていると、ふいに町じゅうに響き渡る大音声でサイレンが唸りを上げた。

 見れば、物見櫓の上でハンドルを回してサイレンを鳴らす男が、その音に負けないよう大声を張って叫んでいる。

「魔獣だーッ! 巨大なカエルが出たぞーッ! 騎兵隊だ! 騎兵隊を呼べェーッ!」

 ウェルチの目が鋭く光る。戦いに身を置く男の目だ。ジンジャーにはそう見えた。

「すまない、ジンジャー嬢。賞金首の引き渡しは現地の保安官に引き継がせてもらう。私は行かねばならん。君だけに手柄を取られるわけにはいかないのでね」

 チャーミングにウィンクを投げてウェルチは去っていく。

 ジンジャーは口惜しそうに唇を噛んで虚空に尋ねた。

「これ、もしかして……?」

『間違いありません。貴女の敵です』

「まだ賞金も受け取ってないのにぃー……」

『受け取りの際に強盗たちが『赤毛の魔女』について証言するかもしれませんよ。彼らが三人きりの集団である確証もありません。報復を避けるためにも早めに別の町へ移ることを提案します』

「んぎぎぎぎ……分かったわよぅ」

 歯噛みして、旅行鞄を携えたジンジャーは、中折れ帽を押さえつけて走り出した。

「わたしには嫌いなものが三つあるわ。母さんのラズベリーパイとムカデとカエルよ」

『憎しみをぶつけるにはもってこいの相手ですね』

「見たくもないって意味よ!」

 ジンジャーは戦いに赴く。戦士でも魔女でもない。ただひとりの少女として。

 彼女は賞金首で賞金稼ぎ。彼女は逃亡者で追跡者。彼女は少女で巨人。彼女はひとりでふたり。

 彼女は二丁拳銃。


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