第39話 男にはわからない世界は存在する

菜乃「高い…」


ルナ「本当に…コスメ系って高い」


菜乃「女子ってお金かかるよね…ほんとに。ほんとに」


ルナ「そうな…なんで日本は女性の平均給料が低いんだ?」


菜乃「さくらちゃんも藍君も富咲君もいないのにその話するのは難易度が…」


ルナ「ふふ…確かに」


菜乃「でも…文句は言いたい!高い~化粧水も乳液もファンデーションもリップも日焼け止めも…全てが高い~!」


ルナ「それでいてカバンは小さくだからな…」


菜乃「いやほんとそれ!やろうと思ったらポーチパンパンだし結構大きめのカバンに…ってなるよね!流行に乗って小さいカバン使ってるけどさ!不便か!」


ルナ「っふふふふ。文句が爆発してる」


菜乃「普段はかわいいふわふわした私だもんね」


ルナ「そこまで言ってない。まあ男子がいると少し変わるタイプか?」


菜乃「そりゃ多少はね。でも今のメンツの前だとそこまで気にしてないかも?」


ルナ「そうなのか?確かに意外と毒吐いてるかもな」


菜乃「そうそう。他の男子とかと話すときはこういう女子の文句を言ってもポカンってされちゃうじゃん?でも藍君とか富咲君だと地味についてくるんだよね。素を出しやすい」


ルナ「なるほど…」


菜乃「で、日焼け止めとかだよねえ。日焼け止め効果のある○○!みたいなやつもあるじゃん?」


ルナ「でもちゃんと日焼け止め単品で持ってた方が良い」


菜乃「だよねえ」


ルナ「特に菜乃は。肌白いから気を付けたほうが良いと思う」


菜乃「今も気を付けてるけどね。でもルナちゃんの意見は聞きたい!ルナちゃんみたいに綺麗になりたい~」


ルナ「褒めても何も出ないぞ」


菜乃「いや本当に。ルナちゃんと来たかったんだよ~。こういう美容系のとこ」


ルナ「あたしも菜乃の話を参考にしようかな」


菜乃「それはちょっと緊張する!」


ルナ「大丈夫だから。あっこれこれ。使ってるやつ。トーンアップの効果もあるから良いんだよね」


菜乃「流石…いいお値段」


ルナ「それはそう」


菜乃「でも買おう~。この夏の相棒は君に決めた」


ルナ「ふふ、良い決断力」


菜乃「大事でしょ!夏用揃えないと」


ルナ「そうなんだよ…季節っぽい色合いとかもあるから…アイシャドウとか本当は変わってたりするよね」


菜乃「そうなの!気づかれた試しがない!よくさ!モテる男性は髪型やネイルとか細かい所に気づく…みたいなのあるけどさ!いや顔違うから!メイク変えてるから!」


ルナ「そうなんだよ!それは男のモデルとかアイドルとかも変わらなかったりするぞ…気づかない…」


菜乃「そうなんだ…」


ルナ「スタイリストさんは気づく。プロに褒められると嬉しい」


菜乃「あ~流石」


ルナ「すごいよな~」


菜乃「いいな~私も褒められたい~。アッこれ今日使ったやつ」


ルナ「明るめメイクだよな。羨ましい…あたしそっち系似合うのかな?」


菜乃「絶対似合うでしょ…クール系のイメージはあるけど…」


ルナ「そうなんだよなあ…あまり明るい方はしないかも…」


菜乃「やってみない?私の使う?やってみる?いく?」


ルナ「…まあ今日くらい良いか?誰にも会わないだろうし」


菜乃「本当に~!?さっさと買おう!やろ~!」


ルナ「ちょ!?」


数十分後…


菜乃「力作!」


ルナ「うわ…結構イメージ変わるなあ」


菜乃「どう?どう?」


ルナ「ニヤニヤするな…いや上手だな菜乃」


菜乃「でしょ~ふふ~ん」


ルナ「こういう系も良いな…あたしもこういう系の色買おうかな」


菜乃「いいんじゃない?」


ルナ「時間ある?」


菜乃「任せて!」


ルナ「あとで服も見よう」


菜乃「いいねえ」


こんな感じで女子2人のていてい買い物回は…


藍「あっ菜乃、ルナ」


さくら「あら?ほんとだ」


菜乃「どうしたの!?」


ルナ「まじか…会わないと思ってたのに」


まさかの合流だな…


菜乃「2人とも何してたの~?」


さくら「浴衣を買ってました」


菜乃「浴衣…夏祭り用の?」


さくら「そうです」


菜乃「え!?さくらちゃんの浴衣…見たかった!」


藍「祭りで見れるから」


菜乃「でも試着とかしたんでしょ?」


さくら「まあそりゃ…」


菜乃「私は浴衣のさくらちゃんを1回しか見れないのに!藍君はあんなさくらちゃんやこんなさくらちゃんを見れたんだ!」


藍「待って…誤解を生む発言…」


さくら「楽しみにしててください」


菜乃「うん…でも私だってルナちゃんの色々なところ見たもん!」


ルナ「だから言い方…マウントとるな」


藍「少しメイク違う?」

さくら「明るいメイクになってますね」


被った。


藍、さくら「「あっ」」


菜乃「うわあ…さくらちゃんはともかく…」


ルナ「すげえな藍」


藍「褒めるのと貶すのとどっちかにしなよ」


菜乃「いや…よく気づいたね…男の子で気づける子はそうそういないよ…」


ルナ「ちょうどそういう話をしてたのにな」


藍「なんで?雰囲気もだけどガラッと変わってるじゃん」


さくら「そういうところですよ…菜乃がしたんですか?このメイク?」


菜乃「え?なんでわかったの!?」


さくら「菜乃味があるなと…」


藍「菜乃味(笑)」


菜乃「そんなことわかるのさくらちゃんだけだよ~!」


ルナ「自分でもできるように頑張る」


藍「ルナ風メイク!ってなりそう」


菜乃「その時は友達に教わりましたって言ってね!テレビの前でどや顔するから」


ルナ「友達に自慢じゃないんだな」


菜乃「さくらちゃんレベルで分かる人じゃないと信じてくれなそう」


ルナ「確かに」


菜乃「ま~とりあえず偶然会った記念で写真撮ろうよ!貴重なルナちゃんの明るめメイク記念も兼ねて!」


さくら「今度はちゃんとカメラを見てくださいね?」


藍「わかってるよ!」


パシャ


藍「このメンツだと俺の見劣り感がやばい…」


「「「(笑)」」」


――あとがき――

女子の文句回を作るのむず過ぎる。合ってるのかな…?大丈夫かな?作者は男だから…


面白かったり何この平和回って思った方は星やコメントやレビューお願いします。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る