第33話 テスト勉強は2週間前からやっておけ

さくら「あけまして…!」


藍「ん?」


さくら「おめでとうございます!!!!」


藍「おおう…おめでとう?」


さくら「今年もよろしくお願いします!!」


藍「いや待って?え?新年?」


さくら「別時空は今1月12日です」


藍「正月でもないね!」


さくら「祝日で3連休になってるので実質冬休みみたいなもんですよ。だから正月です」


藍「なわけあるか、しっかり2週間以上たってるじゃねえか」


さくら「今年もこんな感じで進んでいきま~す。よろしくお願いしま~す」


藍「よろしくお願いします」


ところで他のメンツは…


富咲「2人とも…この惨状を前にしてよく新年のあいさつができたね…」


ヒデ「勉強勉強もう嫌だ…いったいこんなのが何になるというんだ」


ああ…完全に駄々をこねだした。


菜乃「私もしんどい…」


ルナ「確かに疲れたな」


里香「ありをりはべりいまそかり…」


ダメだなこりゃ。


さくら「言うて時間的にはそこまでやってないのですが…」


藍「なんかニンジンぶら下げたら良いんじゃない?」


さくら「お年玉ですか?」


藍「正月から離れよう」


さくら「でも何かご褒美っていっても…」


富咲「難しいよね。なんだかんだでなんでもできるか持ってるか作れるような人たちだから」


ご褒美がこんなに難しいことある?


さくら「あ!」


藍「おっどうした?」


さくら「この前、他のギャグマンガとかラブコメを読んでるときに思ったんですけど」


藍「ふむ?」


さくら「この作品ってほとんどずっと私たち7人で進んでるじゃないですか」


藍「そうだね」


さくら「でも他の作品って7人もいれば2人だけとか3人だけの回も結構あるんですよね」


藍「まあ言われてみれば?」


富咲「普通は7人同時にわちゃわちゃ動かすことないから…」


さくら「というわけで」


藍「何の導入?」


さくら「作者も今後はもう少し少人数で話を進めようと頑張る予定であります」


藍「いつから作者の話になったんだ?」


さくら「その栄えある初回をこのテストで最も頑張った人に授けましょう」


藍「そんなこと決めちゃっていいのか?」


さくら「泣くのは作者だけです」


富咲「どうやって決めるの?シンプルに伸びた点数とか順位だと元がそれなりに高い人が不利じゃない?」


さくら「そこは総合的にですね…」


まあちゃんと平等に評価するだろ。これでやる気が出るのか…?


ヒデ「最近良いと来ないからな」

菜乃「みんなのキャラが濃すぎるし」

里香「私は別に…あっでも研究した新作お披露目?」

ルナ「芸能人としてこういうのはしっかり目立っときたい」


意外と出てるじゃん。

まじかよ


さくら「では私たちも頑張りましょう」


藍「だね、俺主人公だし」


さくら「読者の9割が忘れてそうな設定ですね」


藍「そんなこと言わないでくんない?」


富咲「僕は憶えてたよ。その座もらうね」


藍「ありがとう富咲…なんて言った?」


こうして俺たちは思い思いに勉強に打ち込み。


ヒデ「フンッフンッフン」


さくら「ヒデ君、腕立ては勉強じゃありません」


勉強に打ち込み…


菜乃「わかんない所が分かんない…」


もういいや…期末テストの日を迎えた。


藍「おはよう、さくら」


さくら「おはようございます。少し眠そうですね」


藍「ちょっと追い込んだから…」


さくら「別に追い込まずとも藍君はそこまで問題ないでしょう」


ヒデ「お!おはよう!」


さくら「おはようございます。元気ですねえ」


ヒデ「10時には寝たからな」


さくら「ヒデ君は少しは追い込んだほうが…」


それぞれの形があるから…

みんなが席に着く。


運命の期末テストが始まる…








藍「って引きでまだ続くとは思わなかったよ」


さくら「テストを引っ張るような話じゃないですね確かに」


既にテストを終え、結果が返ってきている状況である。


さくら「では…今回、順位、点数等含め最も頑張ったのは…!」


さくら「私です!!」


「「「「「「はああ!!!????」」」」」」


藍「ここは下の方だったやつらが大躍進!みたいな展開じゃないの!?さくらは常に1位だろ」


さくら「今回のテストって私全教科98~100点の間に収まってるので…」


富咲「化け物かな?」


さくら「富咲君も4位じゃないですか。経営とか違う勉強もあるのにすごいですよ」


富咲「ありがと、でも頑張った順ってなると…」


さくら「そうですね、何と今回5位と大躍進!藍君が2位です」


藍「いえ~い」


さくら「他の皆さんも伸びたっちゃ伸びたのですが…」


藍「ヒデとか普通に赤点取ってるし…なんでだよ…」


ヒデ「頑張ったんだけど…」


菜乃「ねえ~一番勉強したと思ったのに…」


菜乃は20位くらい順位上げたが…できる国語が結構出来てただけで他の教科は少し上がったくらいだった。


ルナ「勉強って難しいな…」

里香「本当に…」


藍「結局なんだったんだこのテストの話は…」


さくら「受験前ですし言いたいことは一つですね」


藍、富咲「「なに??」」


この意味ない話にもオチがあるのか?


さくら「勉強習慣のついてない人の勉強したは大したことない。コツコツやりましょうって話です」


藍「身も蓋もない…」


――あとがき――

身も蓋もない…


面白かったり受験前になんて話書くんだって思った方は星やコメントやレビューよろしくお願いします。

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