第21話 実は英語と日本語の親和性は良くないってことに気づいた

藍「よし行ってくる」


一気に俺は走り出す。最初は電気の壁と…

横からボールが飛んできた。


藍「うわ…」


ドッチボールか。これで止まったら電気の壁に引っかかっちゃうから止まらず避けろってやつ…


ウイーン


藍「ハードル!?」


急にハードルがせりあがってきた。あぶねえ!

でも…鬼みたいだがずっと鬼というわけでも無いのか…

中間地点が休憩ポイントになっている。


藍「ふう…しんど」


こっからはわかりやすくクソゲーだ。


藍「ミッションインポッシブ〇か?」


分かりやすく赤いレーザーが行く手を阻む。


藍「これをスピード落とさずには…しんどいな」


そんなことを考えていると…


さくら「一回そこまで行きますので藍君は待っててください」


さくらの叫び声が聞こえてきた。


藍「良いけど…来れるか!?」


菜乃と富咲はだいぶきついゾーンだと思ったが?


さくら「任せてください」


なんて頼もしい…


というわけで場面をさくら達に戻して藍は放置する。


藍「放置!?」


(ソリティアでもしてていいぞ)


藍「扱いが雑」


さくら「アッカメラ戻ってきました」


菜乃「やっほ~」


富咲「カメラ?」


ルナ「そういう仕様だっけ?小説にカメラもくそも…」

さくら「作戦を説明します」


強引だな…


さくら「まずルナさんは一人で何とかしてください」


ルナ「おお…雑だな」


さくら「電気シールドが出てくる以上、バラバラに行くと先頭の人に反応した電気シールドに次の人が引っかかってしまいますので。正直1人1人でクリアしてしまうのが楽なんです」


ルナ「でもそうしないんだろ?」


さくら「はい、藍君の時を見る限り結構トラップがあって厄介なので」


富咲「うん…正直見てる感じ僕が突破できるとは思えなかった」


ルナ「正直だな」


さくら「まあ私も2人は無理だろうなと…なので守ります」


ルナ「どうやって?」


さくら「私、セバスチャンさん、富咲君、菜乃が横一列に並んで走ります。外側に私とセバスチャンさんがいればボールは弾けます。富咲君と菜乃はハードルだけ気にしてればいいです。走るペースは一番遅い菜乃に合わせます」


富咲「そっか、ボールが飛んでくるのは壁からだけだから…」


菜乃「壁側の人が処理しちゃえば中の人は気にしなくていいんだ!頭いい~」


いやほんとに頭いい…なんで思いつかなかったんだろ…


というわけでさくら達は結構あっさりここまできた。ルナが余裕だったのは言うまでもない。


藍「良し、次のところどうする?」


さくら「まずは確認ですね」


藍「なんの?」


さくらが安全なところから脚を無防備に出す。


藍「おいっ!?」


だがすぐひっこめた。


富咲「危ないことするなあ…」


さくら「危ない…?ですか?」


富咲「え?そりゃ…」


藍「あっ…電気シールドが出てきてない」


さくら「ですね。流石に難易度がおかしいと思いました。走りぬく必要はないのでしょう」


菜乃「ミッションポッシブルディフィカルティくらいになったってこと?」


富咲「すげえ頭悪そうその英語」


ルナ「言いたいことわかるから良いだろう」


藍「簡単なルートさえ見つければゆっくり行けるってことだね。そうなると…ここかなあ」


俺は既に目星をつけていたルートを説明する。


富咲「ほんとだ結構楽に行けそう」


菜乃「何とかこのステージもいけそうだね」


藍「うん、じゃあ行ってくるからよく見といて~」


俺はさっさと駆け出していく。走り抜ける必要がないと分かるだけでだいぶ楽…


ピッピッピ


藍「ん?」


床の一部が赤く光っている?


ボコンッ


赤く光っていた床が抜けた。


藍「うわ…」


床はすぐに再生したものの…落とし穴か…


ピッピッピ


次は俺の足元が赤くなる。


藍「やば…」


急いでそこから移動。


すぐしてその部分に穴が開いた。


藍「性格悪いな~!!」


電気シールドがないと喜んだところでこれである。


ルナ「でもタイミングずらしながらゆっくり行けばいいだろう」


藍「それもそう…」


ピッピッピ


嫌な音がする。また一部の床が光っている。そして…


藍「レーザーポインター?」


赤い光の点がある。


ぴ~!


レーザーポインターのところにレーザーがきた。


富咲「え?増えるの?それ」


藍「いや…ほんとに?」


さくら「徐々にインポッシブルになるんですね…」


富咲「勘弁してほしいなそれ…」


藍「急ぐわ…」


俺はスピードを上げていく。ある意味電気シールドに追われるよりきつい。


藍「あああ~!」


走り抜けた。


富咲、菜乃「おお~!!早い!」


さくら「次、富咲君か菜乃のどっちかですね…ルートちゃんと覚えました?」


富咲「多分行けると思う…」


菜乃「うん、行ける」


さくら「じゃあ行きましょう。ゆっくりでいいですよ。私たちは大丈夫なんで」


ルナ「かっけえ」


続いて楽なうちに富咲と菜乃がこのゾーンを通過する。ただ結構変わった。


ルナ「もう藍のルートは使えねえな」


さくら「私たちで探すしかないですね」


これほんとに大変だな。なんでこんなの作ったんだ里香。


里香「ちょっと…早くしてくれます?そろそろヒデ君が全てを暴力で解決しようとしてきそうなんですけど」


藍「もうちょっとこらえて!!!」





ヒデ「クソ!わから~ん!!!!!!!!」


クソと言いながら叩いた拳が地面を割った。


里香「…」


――あとがき――

カクヨムコンが始まりました~。

一応この作品出しますが…ラブコメですか?これは?なんですか?ジャンルが分からないんですが?


もし面白かったりしたら星やコメントやレビューお願いします。一応カクコンも応援してくれると嬉しいです。

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