第19話 ダンジョンものが流行ってると聞いたので…
合宿の翌日は学校が休みである。
藍「よし行くか」
だけど朝から俺は家を飛び出す。集合場所の公園に向かったがまだ誰も着いてない。
藍「さて…くるかな?2人は来るだろうが…残り2人がなあ…」
そんなこと思ってると…
さくら「藍君おはようございます。早いですね。5分前に着くようにしたつもりなんですが」
藍「おはよ、5分前ぴったりだよ。さすが」
さくら「ありがとうございます。ところで…来ますかねえ…菜乃と富咲君」
藍「う~ん、起きれてるかなあ?って流石にルナは来たな」
俺が目ざとく見つける。
ルナ「早いな2人とも、おはよ」
藍「おはよ~」
さくら「おはようございます」
ルナ「ちゃんと準備運動したか?」
藍「当然」
さくら「大丈夫です」
ルナ「流石、まあお前らはあんまり心配してねえよ。心配なのは…」
菜乃「ふわああ…あれ?もういる?おはよ~」
欠伸しながらやってきた菜乃。
藍「おはよ、よく間に合ったね」
菜乃「いや~ギリギリまで布団と戦ってた…」
さくら「来ただけ偉いですよ」
あと1人も…
ガチャ
富咲「ギリギリセーフ?待たせてごめん!おはよう~~」
一応来た。が…
藍「車で来てんじゃねえよ!おはよう!」
さくら「これからランニングですよ?おはようございます」
ルナ「ランニングの集合に車で来るのはセンスないわボンボン。おはよ」
菜乃「わあひも頑張って歩いたのに…おはよ~」
みんなからぼろくそに言われる富咲。可哀そうに。
富咲「僕の家が遠いの知ってるよね!?ダメなの!?」
藍「あはは、菜乃と富咲は準備運動済んでる?」
菜乃「そんなわけないでしょ、行くかどうか布団で葛藤してたもん」
富咲「同じく…」
やっぱか。
さくら「じゃあそこからですね。怪我されても困りますので」
というわけで軽く準備運動をしていく…
菜乃「はあはあ」
富咲「はあ…」
藍「疲れるのはえ~よ、準備運動だからなこれ?」
さくら「普段の運動不足が伺えますねえ」
菜乃「なんでヒデ君と里香ちゃんは来ないの?」
藍「ヒデは来ても早すぎてどうせ一人になるから意味ない。里香は…」
――里香「どうしても運動させようというならば我が家のダンジョンを攻略しなさい!」
藍「って言われた」
菜乃「確かにそれは嫌かも…ダンジョン?」
富咲「里香さんの家がダンジョンになってるって言われてもああ…ありそうって思ってしまう」
さくら「でも、もしクリアしたら引っ張り出せるってことでしょうか?」
藍「ん???何考えてんだ?」
さくらが電話をかけ出す。
さくら「もしもしヒデ君?今どうしてます?」
ヒデ「校舎飛び越えたとこだがどうした?」
さくら「今公園にいるのですが…ダンジョン攻略しません?」
ヒデ「何それ楽しそう!行く!」
さくら「わかりました、すぐきてくださ…」
ヒデ「あ~!いた~!!」
さくら「…切りますね」
ヒデが合流。相変わらずだな…
さくら「それでは!ダンジョン攻略と行きましょう!!」
ヒデ「お~!!」
ルナ「マネージャーに遺言残しとこ…」
藍「ルナ、俺の分も書いといて…」
菜乃「私…持病の急用が…」
富咲「セバスチャン、来て、お願い」
結局フルメンバーでダンジョン攻略に向かう。
さくら「もしもし、里香さん?起きてます?今からダンジョン攻略しに行くのでお願いします」
里香「#W$E'KMYF)!!」
よし行くか。
俺たちは当然のように家の場所を知っているさくらについていく形で里香の家に向かった。これがランニングになった。
菜乃、富咲「うう…しんど」
2人はもう疲れ切っている。
ルナ「情けねえな…ていうか結構な年のセバスチャンさんも付いてきてるんだから」
富咲「セバスチャンは化け物の類に入ってるから…」
こいつらを連れていく必要はあるのか?
藍「里香の家?でかくね?広くね?」
建物の派手さがあるかと言われたらそんなことはない。ただ広大な土地だ…
富咲「土地だけならうちの4割くらいあるね…土地代も馬鹿にならないはずだけど?お金あるね」
さくら「こっちはあまり栄えてる方ではないので少し安めってのもあるでしょうが…何より里香さんたちは結構研究で成果上げててお金稼いでいます。本来お金持ちなんですよ?」
菜乃「でも建物が…」
確かにちょっとぼろめ?
さくら「研究費にほぼ突っ込むので貯金はないらしいです」
里香「人の家計状況についてペラペラ話さないでもらえる?」
里香…じゃなくてドローンから音声が聞こえる。そんなに家から出たくないか。
さくら「あら、おはようございます」
里香「うん、おはよ…ほんとに来るとは思わなかったよ。まあダンジョンでしょ?来て」
ドローンに誘導されていく。連れていかれたのはどでかい建物。体育館よりもでかい。
里香「入って」
言われた通り入ると…
菜乃「うわあ…!!溶岩?マグマ?」
信じられない光景。建物の中とは思えない。
里香「仮想空間だよ」
藍「これは…すげえな」
さくら「…作者の夢でもあるトリオ〇体を使ったラ〇ク戦ができるのでは?」
藍「作者の夢こんなとこで語らせて良いの?」
さくら「いいでしょう、オープンファンですし。1月号に掲載が無いらしく悲しがりつつ先生の心配してました」
藍「そうなんだ…」
ルナ「この技術があれば人体切断も大丈夫かもな…」
藍「いや…確かにそんな話もあったけど…」
里香「ああ~なんかあったらしいね?ピクセルみたいなやつで」
さくら「それだと画素になっちゃいますね」
菜乃「今時の子は多分アンドロイドスマホの方を思い浮かべると思うよ…」
里香、さくら「「!!??」」
さくら「これがジェネレーションギャップ!?」
藍「同級生でしょ」
さくら「作者との…」
(まだ大学生だわ!)
里香「その話は置いといて…ダンジョン攻略しようよ…とりあえず、ゴールまでたどり着いてね。最初は落ちたらマグマのフィールド。浮いてる石を飛び移りながら移動して」
勝手に建物の扉が閉まる。
「じゃあがんばってね~」
俺たちの冒険はこれからだ!!
終わってないです。
――あとがき―――
終わってないです。次もあります。楽しみにしててください。
面白かったりそんなネタあったなとか思った方は星やコメントやレビューお願いします。
ではでは…
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます