第16話 雑談はボヤきから始まる(あくまで作者の意見)

「「無理無理、来ないで…動かないでえ…」」


富咲「藍君、こっちリタイアだわ。来て~」


藍「ほーい」


未だ脱落者多数。マジでぜんぜんゴールまで行かねえ。


里香「少し暇ですねえ…」


ルナ「みんな臆病だなあ…」


藍「俺は大変なの!!」


「逃げろ!!」


藍「ん?」


逃げる?


ヒデ「やべ、なんか片方逃がして片方対峙してんだけど…本物だと思われてんな」


藍「まじか、友達逃がして?そんな心綺麗な奴いる?しかも冷静かよ」


さくら「いるっぽいですね。どうします?怪我させてしまうかもです」


ヒデ「俺の心配は?」


藍「いらんだろ」


富咲「どうする?1人こっち来たけど…」


さくら「通常通り驚かしててください」


藍「残ったほうは…?」


さくら「藍君何とかしてください」


藍「無茶苦茶やな…ヒデ、どういう状況?」


ヒデ「俺から目を離さず少しずつ後退してる」


藍「…熊に会った時の対応としては正解か?後ろ向いて逃げたら追いかけられるしな」


菜乃「感心してないで!!」


藍「少し明かり出すぞ、作り物だってわかってもらえれば十分だ」


手持ちの携帯で軽く明かりをつける。


「え?あっあれ?く…ま?ヒデ?」


分かったぽいな。


「…///」


さくら「そりゃ恥ずかしいですよ。かっこよく逃げろ!!とか言っちゃてましたし…」


藍「止めてあげて…そこをいじらないであげて。とりあえず解決かな?」


富咲「いや…もう一人の子がまだ熊が出たと思ってて…助け求めてきちゃった…」


藍「…マジかよ継続させるか?」


さくら「合流させてですかね?」


富咲「僕が案内するから菜乃のところからリスタートは?」


さくら「採用」


藍「おっけーそっちまで連れてく」


良し、解決。


この後この組もゴールまでたどり着き、残りのペアも消化していった…

結果…


菜乃「いや~、やりすぎたかな~」


ほとんどがやはり脱落かパニックコースアウト。ゴールまで行けたのは少なかった。

そして…


「怖すぎる!!」

「性格悪い!」

「ていうか超技術あったし…」

「熊って…」


めっちゃ批判された。


教師「確かに…やばかったな」


先生も入った。腰を抜かした。マジごめんなさい。


さくら「頑張りました」


先生「…お疲れ様」


ただこの肝試しの影響はまだ続いた…

後日


藍「なんか…みんな寝れてない?」


さくら「女子は暗闇すら少し怖くなってて…コイバナで盛り上がったりもあったんですけど少しの物音にも敏感に…あまり寝れてないですね」


藍「さくらは元気そうだね」


さくら「私はばっちり寝たので」


藍「まあわかってた」


とはいっても菜乃もルナも里香も元気そうだ。

脅かす側は何の問題もなかったぽいな。


さくら「あと私たちの部屋は物音とかしなかったので?」


富咲「静かな部屋だったなら良かったんじゃ?」


ルナ「違う…」


菜乃「里香ちゃんの防音装置がね…」


ああ…静かな空間を作り出したのか…


ヒデ「耳栓でよくね?」


そういえばそうだな…


里香「私は目覚ましがないと起きれません。かなり大音量の。防音装置はそもそもこの大音量目覚ましの音を外に漏らさないように作ったんです」


藍「あ~」


納得しちまった。


さくら「ていうかこれは肝試しでも使ってましたよ?気づきませんでした?」


藍「知らねえ…」


さくら「限定的に外に音が漏れないようになってます。そうじゃないと熊~!って叫びでネタバレ食らうので」


ルナ「ネタバレ対策は大事だ。私もうっかり喋らないように結構気を付けてる。特に出演作はな」


便利キャラの面目躍如だな。

ルナの話は説得力がありすぎる。


ヒデ「みんな軟弱だなあ。今日も元気に行こうぜ」


さくら「いえ、今日は軽くお土産観光して帰りますので特に元気出すところはないです」


ヒデ「そうなの?」


藍「ヒデがシュンとしちゃったじゃねえか」


ヒデ「俺お土産買っちゃたし…」


ルナ「その木刀か…本当にバカなんだな…」


菜乃「男の子だねえ」


藍「おい、まとめるな。ヒデを高校生の男の子代表にするな」


富咲「そこに関しては藍君と同意見だよ」


いつものメンツで朝からわちゃわちゃ話している俺たち。目立っているがそこはこのメンツでいる時点で避けられない。気にしない。


さくら「合宿も今日で終わりですから。みんなのことがよく分かった合宿でしたね。ちなみにあと、合宿編はあと1~2話で終わりなのですがいかんせん全然読者がいません。何とかしてください」


藍「いや知らんがな!!」


ヒデ「そうなのか…困ったな。まだ菜乃のサービスシーンすらないからなあ…仕方ないっちゃ仕方ないか?」


菜乃「それを理由にしないでくれない!!??」


ルナ「確かになんでサービスシーンなかったんだ?合宿中ならチャンスはあっただろうに」


さくら「宿とかで何かあったら学校の責任じゃないですか。そんな描写嫌ですもん。プライベートでお願いします」


菜乃「お願いしないで!!」


富咲「まあ…今時は女湯覗き~みたいなのもあれだしねえ…普通に大問題」


さくら「だからもうちょっと焦らされそうですね」


ルナ「でも今のところ伏線が菜乃のサービスカットしかないぞ?この先話広がるのか?」


さくら「大丈夫でしょう。いざとなれば菜乃が食パン咥えながら走ってれば何か起りますよ」


ヒデ「サ〇エさんスタイルか」


富咲「それはお魚だねえ」


菜乃「二度と私と野良猫を同じ扱いしないで欲しい」


里香「私はそう言うのは疎いのですが…富咲君は経営方面なのですからなんか案ないのですか?」


富咲「無茶ぶりだなあ。作者頑張れとしか…」


(使えねえなあ)


富咲「おい」


藍「出てきやがった」


富咲「でもどの年代を対象にしてるかとか…ターゲットをちゃんと意識すると良いと思うよ?」


菜乃「お~まともな意見」


さくら「この富咲君の台詞も作者が考えているので実質独り言ですけどね」


藍「全創作物ぶち壊す発言するのは止めよう」


さーて来週の菜乃ちゃんは


さくら「1週間も待たせないでください。さぼらない」


(はい…)


――あとがき――

最後の方はただの作者の嘆きだった気も…


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