back to lies
あれからすぐに黒百合、そして大宮、天来の力により二、三日で事態が収束した。
船に積まれていたクローンや記憶移植装置は元の黒百合により回収、引き上げされた。
しかし、その両方の一部がなくなり、どこへ消えたのかも行方しれず。
そしてDr.シロタの行方もだった。
僕はすぐに病院に運ばれ、銃弾を受けた場所を手術し、無事を得た。
銃弾は貫通していたため、アヤメのナノマシンのおかげでなんとか死なずにすんだ。
傷はあるものの普通の人間よりも回復が早いと医者には言われ、それがアヤメと接触した時に残ったナノマシンによる作用であることは黙っていた。
一週間がたち、僕は退院し、僕は『父』が残した何かを確認してみることにした。
手紙で何かあれば使えと書かれていた為、僕は『父』の書斎に置かれた机の引き出しに手をかけ、封を開けた。
そこには一冊の厚い手帳が入っていた。
手に取り、目を通して見るとそこに書かれていたのは御三家に関する内容、そしてその秘密。 それぞれのパワーバランスやナノマシン、クローンと多岐にわたることが詳しくかかれたメモだった。
そこには御三家に関する情報が事細かにかかれ、これがどれだけの威力になるのか僕にはわからないほど内容の濃い物だった。
シロタや御三家の人間が言っていた遺産というのは多分、このことについてだったのだろうと僕は勝手に解釈し、今、どう使うべきなのかわからないから何か困った時にでも僕は使おうと机にしまってある。
そしてこちらの命やら助けてくれたりした
御三家の人間は病院で一度だけ見舞って貰ったあと顔を合わせることがなかった。
一応、何かあったとときのため、黒百合、大宮の令嬢二人と連絡先を交換はしておいたが特に何かがあったわけではなかった。
無事に登校できるようになり、いつもの日常が訪れた気がした。
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