13話 勇者vs魔王の再来

その後の3日目のトーナメントはもちろん余裕で勝てた。


そして最終日、


「本日8回戦目グリスvsルクシス!」


さて勝てるかどうかはわからないが久しぶりに楽しむとするか…



「試合、開始!」


『◾️◾️◾️◾️』


結界ゼグス』×20 × 『炎弾ジルガ


闇爪クログ


初手は我の炎弾ジルガ闇爪クログが交わって相殺した。


あと一応手加減を解けるように結界を20重掛けしておいた。


醜気消弾エグルク』×10


灼熱砲バズダ』×10


中級魔法 醜気消弾エグルク に中級魔法 灼熱砲バズダ 5発で対応し、残り5発でグリムに直撃させた。


魔法の使い方はこっちが上だ。まぁスキルを使われても勝てる自信はあるがな…


醜気消弾エグルク』×100


グリムは直撃したが、もちろん無事だった。お返しとばかりに、中級魔法 醜気消弾エグルク が飛んできた。これも中級魔法対応した方が早いな。


収灼線糸ルサグト


中級魔法 収灼線糸ルサグト は炎の糸だ。細ければ細いほど威力が強くなる。それをグリムの周りを囲った。


闇爪クログ』×100


そしてグリムは初級魔法 闇爪クログ で対応し、爆発した。普通は爆発などしないのだがこれは改造をした特別性だ。そしてわざと脆く作ることで連鎖爆発をさせた。


「くそ、、、やりあがったな。これ結界張ってるんだよな?なら…」


お、上級魔法か!ならこっちも上級で対応するか…


闇冤黒刻閻サキュ・グザグ


焼灼炎ノ十字架エン・リア


相殺しあった余波で試合会場の試合部分と20個の結界、ついでにこの惑星アースガイルごと…


時創戻光照テルグテル』× 『結界ゼグス』×200


…危なかった。土煙で観客には見えなかっただろうが、今いるこの惑星、アースガイルは滅びかけたのだから。


結界が壊れたので、ついでにさっきの10倍の数で強度の結界を張っておいた。これで上級なら・・防げるだろう。


「ちっ、危なかったな。」


「いや、まだ余裕があるぞ。」


「そうか、ならもう少し本気でいくぞ!」


完全にグリムのエンジンがかかったようだった。


闇冤黒刻閻サキュ・グザグ++』 



魔法は魔力を使って具現化する。威力は質や量で変化する。グリムと我の魔力の質は共に最上級。ならば何で威力が変化するか、それは量だ。具現化するのに必要な魔力、そしてそれに魔力を追加することで威力が跳ね上がる。


おそらくグリムは追加に魔力を使った。このままだと長引きそうだし少し大人気ないかもしれないがあの魔法を使うか…



魔王究極炎魔法が、ひとつ 『終炎ノ一オワリノ・イチ


究極魔法、これは前世から創っていたが、これで出た被害を収めるための創造魔法に使う魔力が99999では足りないため断念した、真の究極。


攻撃魔法に使う魔力は無限の神眼で補えるのだが、攻撃魔法以外には使えないため使用のできなかった魔法だ。


時創戻光照テルグテル++』


オーバーキルだからちゃんと手加減をしてるはずなのだがな、、軽く上級魔法の10000倍以上の威力がある、正直自分でも引くな…


さっきの結界は上級魔法には数百発耐えれたのだろうが今の1発で全ての結界が破れて、またもやアースガイルが次元とついでに他の時空を巻き込んで滅びそうになった。

空間がペリペリと剥がれていたのは若干の恐怖を感じたな。


数万どころかおそらく数十億くらい 時創戻光照テルグテル に魔力を使った、にも関わらず、まだまだ余裕がある。この体に転生してからどのくらい魔力が増えたのか知りたいものだな…


























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