5話 名付け
「それで貴様、名をなんという?」
「私は 星神」
「それは名前ではない、称号のようなものだ。」
「そうそう俺でいう 勇者 みたいな感じだよ。」
「勇者様なのですか?!…失礼しました。
しかしそうならば私に名はありません。」
「なら俺が付けてやるよ!うーーん…星の神様だしゴドカ・ミスタなんてどうだ?」
煽られて調子に乗ったな。
「はぁ…センス皆無だな……」
「そんなことない!なぁゴドカ?」
「悪いですがその名前は嫌です。」
「ガーン……ガク」
「ラスタナ なんてどうだ?」
「うむ…いいだろう。それにしてやる。」
「問題は、誰かに見つかるとまずいことだな。」
「まぁ神だしな。わかる奴は見たらわかるからな。」
神は体のどこかしらに紋章がはいっている。普通は知らないかもしれないが、神を見たことあったりとかする一部の人は知っている。
「まぁ我らと同じように合身させておいたらバレはしないだろう。」
魂を抜き取って新しい体を作って中に入れ直した。
魂の向き取られた体は無限収納に保管しておくことにした。
『
“そんなこともできるのか?!神力封印したり魂を移し替えたりとかはちゃめちゃなことばっかりしているが…お前は一体何者なんだ?“
“我は魔王、魔王ルヴェロ・ヴァシスだ。“
“な、魔王は滅んだのではなかったのか?!“
むぅ勇者の時と反応が違うな…敵意が見え隠れしている。まぁ当然といえば当然か。
“一般的にはそう言われてるみたいだな。だが転生しただけだ。“
“まぁ皆に語られてるような悪い奴ではないから、安心してほしい。この俺が保証しよう!“
おおこういう時は頼りになるな…我1人だと絶対面倒なことになってただろうな…
“わかりました…信じます。“
“じゃ夜が明けるまでに部屋へ帰るか。”
そう実は夜中にこっそり抜け出して外に行っていた。バレてなきゃいいのだが…
『
○● ○● ○● ○● ○● ○● ○● ○● ○● ○● ○●
元 魔王の左腕、いや少女モナカは悩んでいた。
あの転生者と言っていたレイドはだれなのか…
もし魔王様の配下なら引き込まなければならない、
だが魔王様に仇を成すものならば殺す。例え王太子だっとしても…
だがそうなると国に追われることになる、今までの苦労が水の泡になってしまう…どうするべきなのか…
「サレナ様ご報告に参りました。」
「よしなさい今はただの少女よ。」
「ではモナカ様、魔王様が、現世にご復活になられたとのことです。」
「なんだと?!それは確かか?」
「はい、私が森羅に聞いて参りました。」
世界を把握するという能力を持っているこいつが確認したならほぼ間違いないだろう。
「そうか、だが…今の私達は魔王様のところに行くことはできない!魔王様はお優しい方だ、きっと私達の計画を止められるに違いない…魔王様に会うまでに全てを終わらせよう。魔王教団の名にかけて!」
「…御意 準備は手筈通りに進んでおります、」
「あぁこれからも頼む。魔王様の期待を裏切った奴らに血の制裁を…」
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『
“やっと城に戻って来れたな。“
“この国の王太子なのか?!本当にめちゃくちゃだな…”
“すきで王家に生まれてきたわけではないからな?“
“そうだな。俺も転生するのなら庶民、偉くても男爵ぐらいが良かったな…“
ドタドタドタ
“なんか城が騒がしいな…“
“今起きたふりして聞いてみようぜ。“
自分の部屋から出ると、ちょうど近くに近衛騎士の1人がいたので聞くことにした。
「あのー皆さん深夜に騒がれてどうされたのですか?」
「なっレイド様が見つかったぞ〜」
“どうやら隠れて抜け出してたのがバレてたみたいだな。“
“俺らを探していたからそんなにバタバタしてたのか…“
“2人とも落ち着いてますけどどうするんですか?!“
“んなもん決まってるよなルヴェロ?“
“ああ。グリム“
“じゃいっせいのーでで同時に言おうか。“
“ “ いっせいのーで“ “
“素直に謝る!!“ “時間を遡って見つからなかったことにする!!“
“意見噛み合ってないじゃないですか…“
“時間を遡ってそもそも見つからなかったことにしたら解決する。これから出かけれなくなったら困るだろう?“
“うぐっそれはそうだがな…“
“いやいやいや、さすがに魔王様でもそれは無理ですよね!?“
“いやできるぞ?時間魔法とその制御をより一層細かにするための神眼も使えるからな。成功率は10000%だ。いや今は極神眼だったか。まぁ物は試しだ。いくぞ?”
『
“おい!待て!まだ良いって言っていないぞ…“
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