第3話 呪われた島を生まれ変わらせてみた
漆黒に染まった大地、何処を見渡しても黒一色
「呪われた島、穢れの象徴、エルドラド」
大陸の誰もがそう口にするこの場所
此処で過去、災厄の象徴とされたあの存在との最終決戦が繰り広げられた
目の前に群がる魔物達
人型、獣型、昆虫系にあれは爬虫類系かな?
とにかく多種多様、とりあえず皆さんには退場してもらおうか、、、
空間魔法、創造魔法を併用し、剣を発現させる、その数八百八万
何故この数なのか、それは天地八百八万(やおろず)の神とかけたからだ
空中に漂う剣それをこの身を護もるように纏わせる
そして左手を前方にかざす
「乱舞」そう呟くと剣の群れが一斉に魔物達へと襲いかかる
魔物達の攻撃から俺を護りつつ
自動追尾機能で舞う剣達、なすすべもなく魔物達は消滅する
実はこの剣達、様々な属性に付け加え「空間消滅魔法」を付加させている
【神龍】弥勒様から教わったチートスキルだ
招かざれぬ客に退場してもらったので、次の作業へ
まずはこの土地を綺麗にしよう
術式、穢祓い(まがばらい)を発動 これは浄化魔法に分類される
そして【神獣】アトラ様から頂いた生命の種を取り出し、目の前に広がる土地に撒いていく
すぐさま大地から芽が生えてくる、膝下辺りまで成長した新たな生命達へ、成長促進の付加をかける
漆黒に支配された土地は今
緑豊かな森林へと生まれ変わった
自らが創造した森の中を散策した後、近くにある樹木に実った果実をひとつ頂く
甘くて、程よく酸味があり、みずみずしい、これは美味い
新緑に囲まれてくつろいだ後
【神獣】アトラ様へ報告、そして軽い雑談
あとの管理は獣人族の皆さんがしてくれるだろう
「ありがとうねリオン!さあみんな踊ろう!」
森の精霊ドライアードさんや風の妖精シルフさん達が集まりだし、森の舞踏会が始まる
麗しき森の乙女エルフ族や小人族の皆さんから手厚いおもてなしを受けつつ
【聖獣】ユニコーンさんやグリフォンさん達と談話
賑やかだけど騒がしさはない
優しい空間だ、、、
頑張ってよかったな
エルドラドこの土地を呪われた島と呼ぶ者はもういない
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