登場人物紹介など(4章編)

・4章の主要キャラや情報を明かしていきます。ネタバレを含みますのでご注意ください。


・情報は4章終了時点のものとなります。逐一の更新はないと思います。






【登場人物紹介】


【ハガー・ジャバン】


 転生者でありアンセルの部下。元の世界にて夢藤の家族を殺し、地下に落とした張本人。

 高校生で、元の世界はお金持ちの家に生まれた。その分ガワでの付き合いしか持てなかった中でいじめられたことを唯一の誇りとしており、貧しいながらも転入し、いじめの対象が夢藤に移ったことを妬み、その家族を焼き殺して夢藤本人も地下に叩き落とす。

 転生した後はどういう経緯からかアンセルに拾われ、その部下として活動。ユーゴの家族及びその恩人ヴィクトル殺害に関わったメンバーの1人でもあった。総じてその所業、性格共に外道極まりない。

 実はカルトの元カレ。別れた理由はカルト曰く「他人の不幸を笑う」「品性はカス」「ダーリンと慕っていたのが悔やまれる」と散々な評価。歪みに歪んだ虫野郎である。


【使用デッキ】

 緑の国、種族ギガント・バグで統一された「ワーム」と「アント」の複合デッキ。ワームはいわゆる手札誘発であり、相手の行動に対して自身を捨てることでカウンター、アタッカーはアントの頭数や突破力で押し切る戦術を扱う。

 フィニッシャーである「ジャイアント」は全体破壊効果を持ち、何度も使える打ち消し効果は超強力。


【小ネタ】

 元ネタは漫画「遊戯王」に登場する虫使いのデュエリスト「インセクター羽蛾」と漫画「デュエル・マスターズ」に登場するデュエリスト「邪藩じゃばん ぎゅうろう」から。どちらも性格はロクでもない。

 ちなみに初期の牛次郎は作中最大の敵であるザキラの妹「不亜 幽」とつるんでおり、そちらからダーリンと呼ばれていた。ちなみにカルトのデザインは不亜幽から取っている。






【ダヴィンチ・ガレア】


 アンセルの部下。エルフの王族、ガレア家の長男である。

 生まれつき病弱であったがアンセルと出会ったことで混沌のデュエリストとなり、その病弱を克服している。

 落ち着いた口調で話し、最初のうちは敵でありながらも妹のフィアナをアンセルの陣門に下るよう説得したり混沌のデュエリストとなりエルフ族救済に誘うなど根っからの悪人というわけではない。


【過去】


 ガレア家は特に呪いに苦しめられており、生まれつき病弱であった。弟リコン・ガレアも同じであり、遺言を受け、彼の代わりにフィアナを面倒を政務の傍ら見守ることになった。

 当時のフィアナは健康体かつ元気である一方で感情に乏しく、特に笑顔を見せることがなかった。彼はこれをまた「気の病」という形で呪いと捉える。

 しかし彼が献身的にコミュニケーションを取ったり、特にデュエルを教えたことは状況を一変させる。フィアナは感情を手に入れたのだ。詳しく問いただしてみると、呪いや家訓に組み敷かれていた環境が自分の感情に蓋をしたのだと言う。


「全てを手に入れんとするお前を、私は心の底から憎んだ――」


 その瞬間、何の引き換えも代償もなしにはつらつと生きるフィアナに嫉妬を覚えることとなる。

 だが王族たるもの一時の感情に流されるべからかず。ダヴィンチはそのまま生活を送った。しかし彼に転機が訪れる。


「混沌の力があれば、全てを手に入れられます。病に苦しむ体も治せる。デュエルの腕も上がる。悪い話ではありませんよ――」


 アンセルとの出会いが彼。しがらみを解き放った。

 混沌の力を分け与えられて健康体となった彼は嫉妬心を表沙汰にはせず、混沌の力を他のエルフに分け与えることであの頃の栄光を取り戻さんと活動することになる。

 そんな中、ついに因縁のフィアナとの邂逅が果たされる……。






【作者より】

 ここまで読んでくださりありがとうございます!

次章、いよいよ最終章でございます! 割と勢いで本作もいよいよ完結が見えてきました!

 最終章、現在執筆中です。どうか、どうか最後までお付き合いください。よろしくお願いします!

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