第7話 僕は僕っ子。
僕の名前は柳陸。
本名は可愛すぎる名前だから言えません。
僕は大学に通ってて、大学でも僕って言ってる。
だから、ちょっとだけ浮いてる。
柳陸の由来は柳は中学生の時に一目惚れした先輩の苗字で、陸は本名を反対に呼んだ時の名前なのだ。
僕のことを好きでいてくれる岩崎さんに僕は感謝してる。
彼女のお陰で僕は井杉くんの次に人気がある。
でも、井杉類くんには敵わないや。
彼は ONとOFFの切り替えが上手くて、ロイドでは男の子そのもので周りを巻き込むくらいに竜巻感ありありで、でもロイドを出たら普通の女の子なんだ。
井杉くんは本当に凄すぎ。
その代わり僕は人に感情的になりすぎて、どうしても感情移入しちゃう。
だから、身体がいくつあっても持たないんだ。
周りからは、接客業に向いてないし、仕事にも不向きだって言われることが多々ある。
でも、僕を必要としてくれるお客様がいるなら彼らの為に僕は仕事を全うするよ。
だって、この仕事が好きだから。
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