第31話 地対地ミサイル
俺は塀の中の東半分を制圧するために地対地ミサイルを撃ち込むことにしたが塀の側に壕を掘られ大国の兵士の位置が不明だった。
そこで、監視カメラが付いているのに気が付いて、モニターで位置を確認することにした。
モニターは一辺に五台ずつ付いていて間隔は二百メートルだった。何台目のカメラから、左右に何メートル位とモニター室で教えて貰うことで大国の兵士達の位置は確認できた。
俺は塀のコンクリートの厚さと強度をモニター室の建築担当に聞いた。
「厚さは三メートル位、門の袖壁で門から両側五メートルは普通コンクリートで他は高強度コンクリートです。強度は普通の五倍位はあります」
俺は塀に直接ミサイルを当て爆発させる方法にした。
そして、地下の上官に連絡して人口塹壕の設置を依頼した。
すると、北側の門から南へ向かって、出入口の横を通り南側塀に直角にぶつかるように地面が沈んだ。そして塹壕が出来た。
溝は幅三メートルで深さ二メートル程あった。
俺と兵士達は塹壕に展開して行った。
そして、モニター係より正確な数字を教えてもらった。
ミサイルはその位置のコンクリート塀に当たり爆発し、兵士達は叫び声を
上げ倒れた。
効果は絶大で其処にいた兵士は全滅した。それを繰り返して東側に展開していた大国の兵士を殲滅した。
今度は西側に地対地ミサイルを据えた。そして、連絡し指定された位置にミサイルを撃ち込んだ。
ほぼ制圧したと思った時に残った兵士と軽い負傷の兵士が立ち上がって最後の突撃してきた。
「止めろ、降伏しろ!」と大国語で叫んだが無駄だった。
みんな、銃弾を受け倒れるが十数人が塹壕に侵入し白兵戦になり大国兵士は全滅した。俺の部下も大勢戦死した。
大国の兵士は半分ロボットのような若者達で目は虚ろで死ぬようにと暗示を掛けられていたように見えた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます