タイトルからして、この探偵、只者ではないな! と思いました。
想像通りの濃いキャラ、一度覚えたら忘れないような人物だと思います。
(ただし、「花水木」というお名前の「木」の部分は忘れてしまいそうです)
彼のキャラクターから、てっきり、コメディ路線のオチだと思っておりましたら、超本格推理ものではありませんか。鮮やかな推理に、ただただ驚きながら読んでおりました。
この推理力が1分しか持たないのは、本当に残念です。
そして、助手のネピアのお名前も、ギャグだったわけではないんですね。
彼女の出身地から、ユーカリの香りに自然に気づくという流れになるためだったんですね。
短編だからこそ、お手頃な感じはありますが、長編でも良かったのでは、と思います。
もう1回くらい、推理タイムでワクワクしてみたかったし、どなたかのご感想にありましたが、犯人の先輩がでてくるのが唐突だった、というのは確かにそう思うので、長編なら伏線を書けたかな、と。
それはさておき。予想外の展開で、とても面白かったです。
作者からの返信
感想ありがとうございます😊
花水木の名前のインパクトは、文芸OBから「これ読んだ後ハナミズキと聞いてもギャグにしか思えん」と言われる折り紙付きですw
推理パートは正直まだまだというか不安しかないのですが、そう言っていただけるなら感謝しか。一分制約は短編向けですね。
あ、ネピアの名前はギャグです(断言)。
語源を調べてニュージーランドが出てきたので、そっちからユーカリを出しました。完全に流れが逆なやつですw
苗字のクリネックスもそうです。調べたらすぐ出てきます。
長編ですかー。
推理のいいネタが浮かべばアリかもですが、そっちの才能ないのが悩ましいところです。キャラ的には描けそうなんですが。
推理については、こまめに短編書くというところでお許しいただければ。あの天才モード、月に一回しかできない制限もありますし。
先輩の唐突さはやはり思われますか。
流れを壊さない方法を思いつき次第、改訂を考えてみます。せめて先輩の存在を匂わせる程度には。
ともあれ、ありがとうございました!
今書いてる続編の方も、よろしくお願いします。
編集済
読ませていただきました!
面白かったです。いや、なんていうか、長編型などと決めつけた自分の不明を恥じるというか、そういえば姫君とか動物園とかあったよなあ、とこの作品を読みながらしみじみと。神風の印象に引きずられすぎてるな、私は(汗)。
作品としては軽い感じで、けれどもトリックもしっかりとしてて、読後感もとても好いのですが、トリックがこれならハウダニットではなくホワイダニットだな、と思いました。そういう意味では冬堂が急に出てきて解決、というのはミステリ読みとしてはいささか不満の残るところであります。
冒頭のモノローグ、あそこが冬堂でもいいのではないか、と思いました。あるいは秋介と冬堂の会話文(誰と明記せず)とか。
いや、でも花水木もネピアもいいキャラだし、新作のほうも楽しませていただきますw
ご馳走様でした!
作者からの返信
感想ありがとうございます!
まあどっちも認めてもらえるなら、それに越したことはないのでw
賛辞のお言葉、ありがたくうけとめておきます。
まあ、ハウダニットで読ませる内容じゃない自覚はありまして。
ホワイダニットで補強したわけですが、おっしゃる通り、だったら序盤からそれでいけって話ですね。
ただまあ、これ一応お題スタートで、冒頭の出だしはあの場面と決まってるんですよね。まあインパクトもあるわけですし。
あーでも、もうちょい長めの作品なら、おっしゃるような男二人の仕込み場面を入れるとか、そういうやり方が正解だった気がします。確かに急すぎますよね冬堂。軽さを優先して、そこを失念してました。どっかに差し挿めそうなら考えてもいいくらいです。でもこのテンポが崩れる可能性もあるのか。ううむ。
ちょっと次作以降でも、念頭に置いていこうと思います。
キャラは全体的に好評でした。それもあって続編決定した次第で。
次作でもバリバリ動くので、そこはお楽しみに。
改めて、ご指摘ありがとうございました!
楽しかったです!
通った、とか。狙い通りツボでした。
一昔前のゲームですが、タバコを吸うコマンドで推理が展開する神宮寺三郎を思い出しました。
トリックよりも、細かく配置されたキャラクタや設定、背景が明かされていく方が気になり過ぎたのは、私の読み方が偏ってたのか、意図的だったのか…
五枚目で完結ですが、もっとティッシュ使ってるよね?! とツッコミを入れたい。
作者からの返信
こちらも感想ありがとうございます!
やはり探偵といえば決め台詞ですよね。真実は常に一つ!w
神宮寺三郎、名前は知ってるんですがタバコがキーワードなんですね。今の時代、肩身が狭そうで可哀想ですが。
いやまあ、正直そんなたいしたトリックではないので、そういう読み方でよいと思います。謎解き意識しすぎると肩透かしでしょうからw
キャラで満足していただけたなら何よりです。推理小説としてはよろしくないかもですけど。
花水木の場合は箱で数えるべきかもしれませんねw
花水木の二作目、今月末までに書こうとがんばってます。
お気に召したら、またよろしくお願いします。
編集済
コメント失礼します。
楽しく読ませていただきました。
読み進めると名前とかサブタイトルの意味がわかるのも良いですね。鼻が弱い私は共感すること多かったです。リバウンドがツボりました。私もいつもリバウンドさせられてるので。
「あ~わかる」となることだったり、名言だったり、迷言だったりがちりばめられているからか、文字数を苦痛に感じることなく一気にサクサク読めました。
(目が疲れているからか、私は作品によっては2000字でも長く感じるときがあります)
流石です。面白いミステリーを読ませていただきありがとうございました。勉強になりました!
作者からの返信
感想ありがとうございます!
私も鼻が強い方じゃなくて、花粉症持ちなので解ります。
リバウンドは自分はともかく、他人のは嫌ですよねーw
読者を飽きさせない意識は、常に持っておく方がよいです。
ジャンルにもよりますが、同じような文章が続くようならギャグや豆知識を挟んだり、読者が考えてそうなことを文章で触れたりして、常に「読者がどう感じるか」を
忘れず工夫するのが、読みやすい小説を書くコツです。読み返しも大事です。
って、語る必要はなかったですねw
こちらこそありがとうございました!😊
いやいや、警察w捜索願い出す両親ならもっと動くやろwてのが少し引っ掛かりましたが、スラスラ読みました!
四枚目で披露されるトリックの知識が半端ないw
ふへぇー(わかってない)思いながら読みました。
トリックも面白いし、想像つかなかったので楽しかったです!
あと、ヒロインのネピアのちょっと抜けてる感が可愛かったです。
最初、この子が実は異世界から来たってどんでん返しかと思ってましたw
一つ、プロローグを誰が語っているかわかりづらかったので、エピローグでもあればと思いました。
依頼人の野木さんかと思ったのですが、口調が少し男性ぽいなと思って。
もし野木さんであれば、五枚目、事件解決後に少しでも彼女の語る場面があった方が良いのでは?と思いました。
(プロローグを語る人物って重要だと思うんです)
読み返して気づきましたが、○枚ってそういう……ネピアといい……そういうことなんですね!
そんなちょっとした部分も面白かったです!
作者からの返信
感想ありがとうございます!
いや、捜索願いって、事件性ないと捜査されないんですよ。
もしくは生活能力のない子供や老人でなければ、一般家出人扱いになって、
身元不明者から照会されるくらいなんです。
https://www.police-ch.jp/shissoutodoke.html
高校生ともなれば子供扱いされないだろうことと、消えた状況がどう見ても悪戯なので、警察が動かない点はリアリティあると思いますw
トリックは我ながら力技だなあと思ってましたが、感心いただけたなら何よりです。
ネピアは賢いのにアホの子キャラを想定してたので、気に入っていただけたら嬉しいです。あの設定で異世界から来てたら天丼状態ですねw
プロローグが分かりづらいというか、男性的……
ふうむ。近況ノートに書きましたが、出だしは元の文章があった(改造しまくってますが)ので、その影響ですかね。帰ったら見直してみます。多少なり女性とわかる描写は増やせるかと。
エピローグを終わりに入れるのは難しいですねえ。
丸ごと書き直しでもしないと挟む余地がないと言うか、無理に入れても冗長になるのが目に見えているので。確実に野木さんだと分かるようにしますので、それでご勘弁を。
追記:
あれから女性口調に直したり色々試しましたが、どうもしっくり来ず。
かえってネピアと間違われそうなので、考えた末、変更なしとなりました。アドバイスいただいたのに申し訳ない。
後に同じ状況説明が入るので、野木さんであることは伝わるかと思います。内心では女性口調を使わない女性も多いようですし。
はい。枚数もネピアもクリネックスもそうですw
どうでもいい細かい部分の遊びが好きなんです。ありがとうございました😊
この絶妙のゆるさは最高ですね。「誰も死なない、安心して読めるミステリー」という前口上に違うことなく、バカバカしさとか謎要素の深さとか、全部きれいに調整しきって書き上げた作品という印象です。
私自身はミステリーの出来栄えなどはよくわからないのですけれど、少なくとも構成面とか言葉の遣い方では称賛しかありません。一文節たりともムダのない、とまでは言わないにしても、かなりキレキレの文体ですよね。エンタメ短篇としては、商業出版のレベルなんではないかと。
最後にちょっとだけ申し上げるなら、「それでも三月以上、七年以下の懲役は免れません」というのは、まあ検察の求刑はそうでしょうけれど、初犯でもあり、色々と罪の自覚もあるということで、執行猶予等の可能性はあると思います。このあたり、結構ずさんなミステリーなどいくらでもあるのでチェックを入れるのもどうかなと思いましたけれど、細かいことを言えば、「免れません」と断言するのは余計なツッコミを招く可能性もあるかな、と思いました。ご参考までに。
作者からの返信
感想&ご指摘、ありがとうございます。
この緩さとノリは、結構、湾多さんの文章を参考にしてたりします。あんなにだばだばと文章溢れてはきませんが、勢い最優先で書きあげる感じとかw
推理トリックがもっと秀逸なら、真面目な方向の構成も考えられるんですが、まあ正直タイトル勝負な作品だったので、これくらいの気軽さがベストだと思っています。妥協の産物ですけどw
商業作品レベルはほめ過ぎだと思いますが、ありがとうございます。軽い作品が上達したのは、間違いなく色々カクヨムで読ませていただいた影響だと思いますね。
花水木のキャラは、これくらいのネタの消化には重宝します。
またくだらないトリックが思いつけば、登場するかもしれません。わりと受けが良いようですしw
>「それでも三月以上、七年以下の懲役は免れません」
さすが鋭いご指摘。
ここは終盤、大急ぎで調べたので実刑のみなのかわからず書いてました。調べ直すと執行猶予ありますね。事件の流れ的には、ついてもおかしくないですし。
それでも三月以上、七年以下の懲役。執行猶予がつくかは微妙なところです。
に改訂しました。
微妙なところにしたのは、この後の「彼でも異世界に行きたい」の部分の説得力にかかるので。
細かいところまで、本当にご指摘感謝です。
気を抜くとチェックされる環境って素敵!
面白かったです。
ネピアの命名、先生の鼻炎からの能力風覚醒演出など、いい具合にディフォルメが効いていますね。
大仰な消失トリックは真面目に考えると、そんな馬鹿な、という印象になりますが、前述のディフォルメによる世界観がちゃんと効いているお陰で、チグハグ感のない綺麗な作品に仕上がっていると感じました。
一点だけ不満があるとすれば、
「次に梶野さんの更新があるとすれば『神風VS』だと思ってたのに」ということでしょうか(笑)
作者からの返信
感想ありがとうございます!
正直、もっと自己評価低かったので、鷲賀祖さんに褒められたのは想定外でした。お馬鹿路線を徹底したのがよかったのかw
花水木啜は学生時代からの持ちキャラで、くだらない推理ネタを思いつくと登場する奴なのですが、ネピアは新キャラです。ノリだけで考えましたが、案外受けがよくて助かりました。やはりネーミングのわかりやすさは重要ですね。
消失トリックは、正直もうちょい意外性が欲しいとずっと考え続けてきたのですが、私の脳みそではこの程度が限界でした。推理小説難しいです。デフォルメ推理ぐらいが私の身の丈には合うようです。
神風VSも、気にかけて頂いてありがとうございます。
早速、次から取り掛かりますので。出来れば月末までに一話、書き上げる予定ですので、よろしくお願いします。
面白かったです!
このシリーズを初めて読みましたが、語り口が軽妙で読みやすく、先生のキャラが印象に残りました。推理披露パートも格好良くて好きですが、時間切れになったときにまた鼻水が垂れ下がるようになるシーンが個人的にツボでした笑
作者からの返信
感想ありがとうございます!
本格推理にはまるで縁遠い本作ですが、花水木を気に入っていただけて嬉しいです。
とにかくすらすらと、テンポ良く読めるよう調整した甲斐がありました。
鼻水復活シーンがツボでしたか。これはまたやるしか!w
現在、毎日更新で続編執筆中なので、そちらもご覧いただければ幸いです。