第4話 『費用対効果』


【国民管理量子コンピューターさん】



 『存在概算セクター発信』


『国民ナンバー、1003300.Y.032126539。


 通称、やましん。』


 内部計算


 今後3年の経済的効果、600万ドリム。


 同期、国家負担、2000万ドリム。


 その外、費用外効果 1000ドリム



『これにより、削除勧告に、該当します。』




【量子コンピューター内、存在判断セクター】



 『削除することを、妥当と判断。以上、勧告する。』




【存在判断委員会ロボット部会】


 『ぴー、ぴー、国民1003300.Y.032126539。通称、やましん、今期、削除決定。人類委員会に決定通達せよ。』



    ・・・・・・・・・



 人類委員会委員 Aさん


『量子コンピューターさんの通達が、100%通るのは、おかしくないか?』



 人類委員会委員 Cさん


『ダイジョブだ。その前に、政治的選択してあるから、問題ない。いらない人しか、量子コンピューターさんは、審査しないから。』


 

 人類委員会委員Dさん


 『あのな。あんた、事前選択に漏れてるらしいぜ。極秘だがな。』



 人類委員会委員Cさん


 『なあにい。けしからん。革命だあ。』



 メンインブラックWXさん


 『消去。ずばん。🔫 おわりだ。ふっ。』



 人類委員会委員Eさん


 『あんたも、漏れてるぜ。極秘だがな。』


 

 メンインブラックWXさん


 『なんと。革命だあ。』



 メンインブラックWWOさん


 『消去。ずばん。🔫 おわりだ。ふっ。』



 人類委員会委員 Fさん


 『あなたも、削除勧告になってる。極秘だがな。。。。』



 メンインブラックWWOさん


 『なにい! 君たち、それで、良いのかあ?』



 結局、人間は自己中心的であるため、人類委員会は、廃止されたのである。


 政治的選択だけは、残っていた。



補足


 地球ごき軍団は、ついに、革命に、立ち上がったのである。


 人類、危うし。


 



      ・・・・・・・

 



 



 

 

  

 


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