第3話 『薔薇色』
立候補した方
『みなさん。たしかに、現実は厳しい。しかし、悲観的な未来しか、自虐的な過去しか、語らなくて、なんの、政治でありましょう。わたくしは、必ずや、みなさまの、目の前に、薔薇色の未来を、作り上げるべく、粉骨砕身、努力いたします。』
この方は、めでたく、当選しました。
事務所は、鮮やかなバラで、埋め尽くされました。
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