【アスカ!レディフォーファイト】
熱い緑茶を飲んでいます。
大スクリーンを見ると、巨大UFOがいよいよ画面いっぱいになっています。
「敵の現在位置、熱海市上空」
周りも徐々に、慌ただしくなってきました。
おや、ドクとマーティーが、何か重そうなものをエッコラと運んできます。
「やぁ諸君ハァハァ。これが私が発明した次元ミサイル、元々私が発明しておった次元爆弾を転用したものじゃ!これを機体に装備して発射すれば、どんなものでも一瞬でパッ。あの巨大UFOのどこにでも当たりさえすれば、ターゲットは瞬時に白い粒子になって消滅する!すでにF-22 20機に装着済み。準備万端じゃ!」
「おおおーーー!」
頼もしいです。
ところでさっきからオッサンがいません。
「おーい」
オッサンの声です。
「このトムキャット動くんだろ?俺も参加してえんだよ退屈だよ!」
「はっ、久しく点検はしていませんが動くと思います」
「こいつにも、その次元ミサイルっての装備してくれや!」
「はっ、少々お待ちください」
ドクのもとに聞きに行っています。
ドクたちがF14に走り寄ります。
「やあやあ、4発残ってどうしようか思っておったからちょうど良かった。グッドラック!ミッキー」
よく分かりいませんが交渉は成立したようです。
カチーンカチーン。回せー!
さっそく取り付けが始まったようです。大丈夫なんでしょうか。
京太郎はすることがありません。お茶を飲んでいます。
不思議と恐怖や緊張はあまり感じいません。
こんなにみんな楽しそうに頑張ってる、必死で頑張ってきた。あんなのに負けて終わりなんてない!
俺はアスカ+2名といっしょに月に行くんだ!
京太郎決意を新たにしています。
ん?庭の一角が騒がしくなってきました。
見るとナイスルッキンガイ。が壇上に軽やかに。これから何か演説するようです。
テステス。本日は晴天なり。はい、天気はまあまあです。
フォーザピーポー。あっ間違っちゃった。
「フォーゲットファタワラセイ!
フォーゲットファタワラドゥー!
ウィシュッドフォーギブエブリワンズミステイク!はぁ・・ここまで練習ってことになりました。
ウイアーファイトツーリブ!ツーサバイブ!始まったようです。
ウイウィルノットバアニッシュ ウィズアウトファイト!
ウイアーゴイングツーリブオン!
ウイアーゴイングツーサバイブ!
ツーデー!ウイウィルセレブレイト アウアインディペンデンスデイ!」
「うおーーーーーーーーーーー!」
大喝采です。何から独立するのか、よく分かりいませんが、みんなの士気を高めるいい演説でした。
例のナイスルッキンガイは、老中っぽい太った人と笑いながら握手しています。
「あの若い方は龍門渕工業の社長さんですよ」と深雪。
「昔からああいうのだけは得意な人だったんです。でも、おかげで人望も広がって
噂ですが龍門渕の次代当主を狙ってらっしゃるとか」
「フン。すぐにピーピー泣くし成績も最低だったけど、こんなことだけはやらせといていいわね」
龍門渕家もなかなか複雑なようです。
とにかく、みんなが生き生きしています。
絶対勝てる!
「はい!」と深雪。
サングラス航空隊が、次々とコックピットに収まっています。
いよいよ戦闘開始です。
某映画みたいとか、言わないでください。無料奉仕ですから。
アスカ!レディフォーファイト。
そのうち放送予定!お楽しみにーーー
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