【アスカ!ゴールドラッシュ】
何かが、ピリっとしました。
空気が、電荷を、帯びているようです。
上半身を起こすと、もう皆、立ち上がるか、身体を起こしていました。
「何かが、来ています。ですが、距離的に近づいてる、というのとは、違うようです」
「だな。やつら、結界を越えて、邸内に直接、来るつもりだ」
「ですが、まだプレッシャーは、低いですわね」
「フン、様子見ってこったな」
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また一堂、リラックスムード。
「ワカ、おにぎりとお茶、いかがですか?」
サングラスです。
「ちょうど小腹が減ってたので、じゃ1個もらうよ、サンクス」
ほかのメンツにも、おにぎりとお茶を、勧めてる様子。
サケおにぎりでした。
何だか、小さい親切が、心にします。
みんな、不平1つ言わずに、黙々と食べています。
ここで、エネルギーを補給しておくことが、大切なのを、知ってるからです。
大スクリーンには、邸内各所の防犯モニターの映像が映っています。
全モニターが、上を向いています。
空から、来るのか?
お茶を飲みます。龍門渕食品、多いお茶。
多くはない気がしますが、さすがに、美味しいです。
空が、少しずつ、暗くなっています。
小さな、小さな、黒い粒が、渦を巻いています。
「間もなく、だな」
「実体化には、時間がかかりいますからね」
「やつららしいダッサイやり方だが、せっかくだから、最後まで見てやろうぜ」
空気が、凝っています。
いよいよ、大蛇のように、空が、黒い黒い渦を、巻き始めました。
渦を見てると、気を失いそうです。
何が、来るんだ?
渦の中で、黒い粒が、凝り始めました。
数えてみると、1つ、2つ・・全部で、12個あるようです。
いよいよ、形を、現し始めました。
「顕現ってか。物々しいこった。どうせ、12体で十二神将とか、洒落こむつもりなんだろ」
黒い影が、着地しました。
とうとう、十二神将が、姿を表しました。
「せっかくなら、四天王とか、少なめにしといてくれれば」
泣きそうな京太郎。
「OH!ジャパニーズディバインウォリアーズ!」
ドク嬉しそうです。
「ゼイアーヘビー!」
確かに、重そうです。
強い!直感です。個体のウィッチなんか問題外。ところで、誰が戦うんだ?全員で?
晒し1枚にドスを構えたサングラスが20人ほど、じいっと、腰を上げつつあります。
「およしさない!あなたたちの敵う相手ではありません。ここは、このわたくしの出番ですわね。龍門渕直伝、ゴーレムをご覧あれ!」
「ほぉ、あの女、ゴーレムも使うのか」
オッサン、少し感心した様子。
「フン!」
透華の身体が、金色の鎧で包まれます。
「『百式』を強化した『金色夜叉』よ。さーーー皆さん、イッツパーティータイム!いらっしゃいませ」
ぐるん、と振り返ると閃光一閃、金色の光が透華の腕から上に!
そこから分かれて、透華の近くに光の球が!正確に12体!
次の瞬間には、金色の闘神になっていました。
「何体もの鬼神を凝らして、各個のゴーレムになっている。こりゃ強いぞ!」
巨神の体長は、それぞれ3メートルくらい?デカイ。
対峙したのは、一瞬のみ、物凄い勢いで、ゴーレムたちが、十二神将に襲いかかりいます。
強い!
重く速いパンチとキックで、相手を粉々にしていきます。
「フン!ネウロイと呪術の融合?弱すぎですわね」
勝負は、あっけなく、付きました。双方の闘士が、消えていきます。
さすがに、強い!偉そうにしてるだけのことは、あります。
サングラス部隊も、お嬢おつかれ!さすが、お嬢!大喜びです。
さっすが、透華さんですねー!
アスカ!ゴールドラッシュ
近日放送予定!お楽しみにーーー
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