【アスカ!ゴールドラッシュ】

何かが、ピリっとしました。

空気が、電荷を、帯びているようです。


上半身を起こすと、もう皆、立ち上がるか、身体を起こしていました。


「何かが、来ています。ですが、距離的に近づいてる、というのとは、違うようです」


「だな。やつら、結界を越えて、邸内に直接、来るつもりだ」


「ですが、まだプレッシャーは、低いですわね」


「フン、様子見ってこったな」


############################


また一堂、リラックスムード。


「ワカ、おにぎりとお茶、いかがですか?」

サングラスです。


「ちょうど小腹が減ってたので、じゃ1個もらうよ、サンクス」


ほかのメンツにも、おにぎりとお茶を、勧めてる様子。


サケおにぎりでした。


何だか、小さい親切が、心にします。

みんな、不平1つ言わずに、黙々と食べています。

ここで、エネルギーを補給しておくことが、大切なのを、知ってるからです。


大スクリーンには、邸内各所の防犯モニターの映像が映っています。

全モニターが、上を向いています。

空から、来るのか?


お茶を飲みます。龍門渕食品、多いお茶。

多くはない気がしますが、さすがに、美味しいです。


空が、少しずつ、暗くなっています。

小さな、小さな、黒い粒が、渦を巻いています。


「間もなく、だな」


「実体化には、時間がかかりいますからね」


「やつららしいダッサイやり方だが、せっかくだから、最後まで見てやろうぜ」


空気が、凝っています。


いよいよ、大蛇のように、空が、黒い黒い渦を、巻き始めました。

渦を見てると、気を失いそうです。


何が、来るんだ?


渦の中で、黒い粒が、凝り始めました。


数えてみると、1つ、2つ・・全部で、12個あるようです。

いよいよ、形を、現し始めました。


「顕現ってか。物々しいこった。どうせ、12体で十二神将とか、洒落こむつもりなんだろ」


黒い影が、着地しました。


とうとう、十二神将が、姿を表しました。


「せっかくなら、四天王とか、少なめにしといてくれれば」

泣きそうな京太郎。


「OH!ジャパニーズディバインウォリアーズ!」

ドク嬉しそうです。


「ゼイアーヘビー!」

確かに、重そうです。


強い!直感です。個体のウィッチなんか問題外。ところで、誰が戦うんだ?全員で?

晒し1枚にドスを構えたサングラスが20人ほど、じいっと、腰を上げつつあります。


「およしさない!あなたたちの敵う相手ではありません。ここは、このわたくしの出番ですわね。龍門渕直伝、ゴーレムをご覧あれ!」


「ほぉ、あの女、ゴーレムも使うのか」

オッサン、少し感心した様子。


「フン!」


透華の身体が、金色の鎧で包まれます。


「『百式』を強化した『金色夜叉』よ。さーーー皆さん、イッツパーティータイム!いらっしゃいませ」


ぐるん、と振り返ると閃光一閃、金色の光が透華の腕から上に!


そこから分かれて、透華の近くに光の球が!正確に12体!

次の瞬間には、金色の闘神になっていました。


「何体もの鬼神を凝らして、各個のゴーレムになっている。こりゃ強いぞ!」


巨神の体長は、それぞれ3メートルくらい?デカイ。


対峙したのは、一瞬のみ、物凄い勢いで、ゴーレムたちが、十二神将に襲いかかりいます。


強い!

重く速いパンチとキックで、相手を粉々にしていきます。


「フン!ネウロイと呪術の融合?弱すぎですわね」


勝負は、あっけなく、付きました。双方の闘士が、消えていきます。

さすがに、強い!偉そうにしてるだけのことは、あります。

サングラス部隊も、お嬢おつかれ!さすが、お嬢!大喜びです。


さっすが、透華さんですねー!

アスカ!ゴールドラッシュ

近日放送予定!お楽しみにーーー

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