【心の傷】

オッサン、宴会場の隅までドシドシと歩いて行くと、いきなり上半身裸になります!


「うおおおおお!」


両手を、胸の秘孔に突き立てています。


「ぬおおおおおおーーーわが生涯に、一片の悔いなし!:


右腕を突き上げています。


もーのすごい白い気功波が、デスますスターを直撃!大破壊!


すると、どーいう仕掛けになってるのか、水着姿の若い女性たちが多数、宴会場に降ってきます。

さっそく、イチャイチャしはじめる男たち。


「あなたが世界一の科学者なんですかー?」


「イエス!アイノウエブリシンアバユニバース!」


「カッコ★インテグラ!」


「君の瞳に乾杯」


オッサンが、いつの間にかスーツ着て、若い女性に迫っています。


「まったく、男どもときたら。アスカさん、いっしょにお風呂に行きましょう。

深雪も、後から来なさい」


まだ京太郎に密着してる、深雪に言いました。


さっさと出て行く2人。俺も、ちょっと疲れたかな、風呂行ってくるよ。


「そうか、良いお風呂を」


ニッコリして、案外あっさりと引き下がる深雪。


「君も、お姉さんたちが、待ってるよ」


「はい」


風呂場に着くと。すっごくデカイ露天風呂。社会格差について、京太郎は考えます。


「まず、身体洗わなきゃな。ゴシゴシ、さて背中」


「背中、流させていただきます」

あの11号です。


「ああ、ありがとう」


「もう1人は、寝床の準備とかやっていますよ」


「なあ、透華・・さんの妹、いつもあんななの?」


「はぁ、深雪様ですか。はい、でも、ワカがいらっしゃって、良かったです。私らは所詮黒子、身分違いですし、年も、違い過ぎいますからね」


そんなものか。京太郎が考えてると、


「どりゃあああーーー!」


裸の女の子の物凄い蹴り!

サングラスふっ飛ばされます!


「ちょっ、深雪!ってか、いいのか、サングラス頭壁にめり込んでるぞ。首も折れてる」


「構いません。サングラスは丈夫ですから。しばらくすれば、蘇生します」


そういう問題なのか、っとさっそく深雪が、背中を流し始めます。


「お兄ちゃんの背中、おっきいね」


いつの間にか前に手を回して、全裸で直接背中を流し始めます。


「ちょっ、これって、マットプレイ?」


違います。


真っ赤になった京太郎。


「もう背中は、いいから」


そそくさと、股間や足を洗い終えて、お湯で流します。


お湯に入ると、一息つく暇もなく、深雪が密着してきます。

しかも、前から!いや一線超えるの、やめてー。京太郎必死。


背中に回って、全身を押し付けてくる深雪。


「今日の怪我は、もう大丈夫?」

「ああ、もう完全に治ったよ」


「身体の傷は治っても、心の傷は残っていく。深雪は、京太郎さんの心の傷を塗って癒す。オロナミンになります」


何か違いますが、今の京ちゃんにはジンときました。ありがとう深雪。


「じゃ、そろそろ行かないと、お姉ちゃんに叱られるから」


ようやく、深雪が出て行きました。


青白い月が見えます。


心の傷か・・


お湯から上がって、もう一回背中を洗おうとしてると、


「ワカ、大丈夫でしたか?」


サングラスが、やっと蘇生した様子。


「いや、そっちこそ大丈夫かよ?」


「私らサングラスは、丈夫が取り柄ですから」


「でも、さっき完全に死んでたぞ」


「あの程度だったら、30分で大丈夫。今日、ヒグマにやられた仲間いましたけど。やつらもパーツつなげて、1時間で蘇生しました」


「それは良かった」


ほっとする京太郎。


「じゃあ、俺は上がるから、お湯に入ってくれば?」


「え、いいんですか?」


「もう、十分やってもらったし、今日は、さすがに寝るだけだろうから」


お風呂を上がって、寝床に行く京太郎。今日も忙しかった、です。


さああーーきましたアスカ!心の傷。

なんだか放送予定。よろしくねーーー。

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