【アスカ!妹】

「あれっ、君は?」


「私は、龍門渕深雪と申す者ですが、あなたはまさか、ひょっとして!?」


「はぁ、須賀京太郎です」


「お兄ちゃん!」


いきなり、抱きつかれました。


感極まって涙すら流してる様子。


「おいおい、ちょっと・・」


「その子の小さい頃、父は、いつも仕事で不在でした。その結果、強度のブラコンになってしまったんですよ」


顔が自分にそっくりの深雪が、京太郎にベッタリ抱きついてるの見て、透華も少し、複雑な様子です。


「まあ、一線を超えなければ問題ございませんし」


そこに、アスカ登場。

京太郎にベタベタする深雪に、何やら硬い視線を投げつけます。


それを、さらりとかわして深雪。


「私にとって、この方はお兄ちゃん。恋人じゃないから、宜しいのでは?」


アスカの雰囲気も、普通に戻って、3人で宴会の様子を見ています。

透華は、さっさと司令室かどこかに行ってしまいました。


「しかし、これは・・酷い」


隅では、サングラスが、男同士で抱き合っています。

空飛ぶスケボーの数はさらに増え、マーティーを中心にデスますスターを編隊攻撃。

マシンガン乱射しています。ああっと、1人が手榴弾を投げつけました。

コーンと跳ね返って、マーティーたちの近くに


「ちゅどーーーーーん!」


アスカは、いつのまにか父親の側に行っていました。


「それで、決心はついたのか?」


「はい、私が死んでも、月を止めてみせいます」


「そうか、分かった・・」


いきなり、親父が、アスカを抱きかかえます。


「おーい京太郎!受け取れーーーーーーー!」


ふらつきながら、キャッチする京太郎。

いつのまにか、オッサンがカメラでこっちを撮影しようとしています。しかもポラロイド。


「はい、チーーーーーアーーーーズ」


パシャリ


「こりゃ、すぐ見れるからいいんだよな」


出来上がった写真には、真ん中にアスカ、その下で窮屈そうな京太郎、そして深雪、ドク、マーティー、いつものサングラス2人。

透華も、いつのまにかちゃっかり写っています。


「ほら写真よこせ。まったく、アスカだけでいいのに、いつものアホアホメンバー勢ぞろいじゃねえか」


そう言うとオッサン、腰のポーチに写真をしまいました。


あのポーチの中には、暗剣とか手裏剣とか、街中でにこやかに人を殺せる恐ろしい武器が詰まってるのを、京太郎は知っています。


はい。アスカ!妹。

そのうち放送予定。お楽しみにーーー

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