【アスカ!忘却の川】
帰りの車内は、上機嫌です。
「龍門渕本家のディナーか、るんるん♪」
運転席のオッサン。
「ロンギヌスの槍♪うちの家宝に追加ね」
誰かさんです。
後部座席では、京太郎が、そそくさと包帯を解いています。
アスカが手をかざすと、ボアラ!たちまち傷が癒えていきます。
「これは、一応感謝の印ということで」
そっけないアスカ。
「私たち3人の誰でも、10秒で片付けていました。1瞬間転移で、2死角に入って、3巨大気功を、ためずに撃つ4敵は、気を失ったまま2秒で」
左の手のひらを、開きます。
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右の手のひらが、京太郎の腕に触れました。
「熊になっても、魂は人なんです。野獣になって、悪業を重ねるより、一瞬でも早く解き放つのが良いことです。だから、解き放ってくれて、感謝しています」
何だか、すっと気が楽になりました。ありがとうアスカ。
邸内に入ると、カウンタックみたいな、エイドリアーーン!
クラクラ。京太郎、軽い貧血。
襖を開くと、「ヒャッハーーーーーーー!」
大宴会が、始まっていました。
ドクが変な機械で、宴会場の天井にギラギラする球体を浮かせています。
「諸君。あれがわれらの敵、デスますスターだ」
「ザッツヘビー♪」
マーティーほか数名が、空飛ぶスケボーでデスます略を攻撃中。
「何だこりゃ?」
ふと振り返ると、そこに
「透華?いや少し年少かな」
少女が、座っています。
さて誰でしょう。アスカ!忘却の川。
放送予定!おたのしみにーーー。
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