【アスカ!9月の雪】
雪が、しんしんと降って来ています。
地面にも、肩にも、大羆にも。
月が綺麗です。
ポケットに入れてた両手は、かじかんでいません。
「ヒューー」
昨晩本で読んだ呼吸法。腹から頭に、鮮やかな大輪を作ります。
足も軽快。スターンスターンスタローン。イヤア!アイキャンメイキ。
「フン、昨日の今日にしては、まあまあだな」
その刹那、ものすごい勢いで、大羆の左ジャブ!
冷気が一瞬で蒸発!焦げ臭いニオイが漂いいます。
タイミング合わせて大きく。優雅に飛翔。
「ああっあの動きは」。「知っているのか雷電?」
サングラス2人がタンカで運ばれて行きます。
「つまらないギャグ禁止」
透華さん怒っています。
振り向きざまに針2本。
タイミングはバッチリですが。額にあたって落ちました。
「フン、小娘が可哀想だとか、やはりダメだな」
睨み合います。
「え、あれは?」
大羆の下半身に剛毛に隠れていますが。あれは、間違いなくバルクホルンさんの、じゃない。今の記憶から消して、サーニャのパンツです。
こちらに直接来たなら、帰る暇もなかったんだ。
寒くて雪。故郷に帰ったように、心地いいかい。
サーニャになら、いいか。
「シャーー!」
覆いかぶさってきた大羆に、ものすごいケリが入ったぁ!
オッサン。大羆の右目に、深々と針が突き刺さっています。
「クッ、海馬まで達せなんだか。この馬鹿モンが!獣化を逆転する手段はない!脳髄を針で貫通しても、思った通り灰白質がなくなっとる。獣の脳に落ちた女は、おキヌと同じ。人でなしだ。殺すしかないっ!」
「じきに、零下80℃、雪に閉じ込められた松本市の住民は、全滅するぞ!」
俺がやるしかないんだ。京太郎、再び対峙します。
1対複数の不利を悟ったか。大羆がくるりと回ると逃げ出しいます。疾い。
スレアンケートで好感度100%。
アスカ!9月の雪。
きっと放送予定!頑張ってねえーーーーーー。
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