解説回(149話~255話)

 偶像(149話~188話)



 手を伸ばせば伸ばすほど世界は遠くなる



 吸血鬼側の拠点に移動することになった九竜くりゅうと姫川はエウリッピから拠点の設備などについて色々と教えられる。

 九竜が姿を消した羽狩に残された真理たちはそれぞれ芥子川けしかわの監視下に置かれると同時に部署移動をすることになる。


 戻るために九竜と姫川は中で関係を深めていくが、エウリッピがあてがったサードニクスと戦うことになる。小紫こむらさきの仇を目の前にして暴走しかけるも姫川の止められて事なきを得る。

 真理たちも部署移動の際にいざこざに巻き込まれるも貴船たちの介入によってどうにか助かる。


 委員会の腐敗を目の当たりにして前々から計画していたクーデターを芥子川が決行し、羽狩の支配体制が総入れ替えとなる。委員会は全員逮捕、後日に裁判にかけられることになってホテルに監禁される。

 吸血鬼側も総攻撃に向けて用意を進めていき、九竜くりゅうと姫川もエウリッピの策略で戦いに参加することになる。



 軽重(189話~220話)



 道化は十字を嘲笑う



 決戦前の両陣営。それぞれが準備を終えて動き出す。


 外へ出ると芥子川けしかわとエウリッピは最後の話し合いを始める。完全に決裂し、お互いに下がるラインを失い戦いを待つのみとなる。


 両陣営が出撃。理想郷の想像を目論む芥子川、葵の奪還を目論むエウリッピは互いに本音を隠しながらそれぞれが予定されていた1月1日の決戦に足を踏み入れることになる。

 ただ1人がこの戦いを嘲笑っていることを誰も露知らず…。



 切望(221話~255話)



 戻らない過去なら作り直せばいい



 決戦開始。九竜くりゅうを始めに多くの者たちが各地点で戦いを始める。


 戦い自体は五分五分の互角だが、各地の戦闘は徐々に羽狩優位に傾き最終的には芥子川けしかわとエウリッピの交渉で和睦にこぎつける。九竜は吸血鬼の側から戻ることに成功する。


 エウリッピと芥子川は会議を行って一応のまとまりを付けることに成功する。しかし、未だにカードを残していたエウリッピは次の攻撃への準備に入る。

 戻った九竜は造反の容疑があったため一先ず姫川と一緒に拘束されることになる。

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