解説回(256話~328話)

破戒(256話~288話)



ルサンチマンなんて言わないで



和睦は成立するも元々手を切るつもりだったエウリッピは奇襲を二方面で行う。

孤立状態に追い込まれた九竜くりゅう芥子川けしかわは絶望的な状況で戦うことになる。エウリッピ、マレーネは有利な状況で戦いを進めていく。


芥子川らはマレーネ相手に奮戦するも圧倒的な実力差は埋めようもなく殺される。

一方の九竜たちにもエウリッピを始めに多くの吸血鬼が襲い掛かって戦力はどんどん消え、戦況は時間が経てばたつほどに絶望の色を帯び始める。

エウリッピはこのまま葵を抑えようとするも九竜の力が発揮され、戦況が僅かに傾き始める。


ギリギリまで追い込まれるも辛うじてエウリッピを追い返し、更には吸血鬼を撤退に追い込むことに成功する。

しかし、芥子川を始めに戦力を大幅に減らしてしまった上に次の戦いにも備えなければならないという絶望的な状況に追い込まれる。



蠱毒(289話~328話)



あいしてる。サヨウナラ



闘いが終わってから幾許かの時間が流れる。

九竜くりゅうは葵の計らいで自由を謳歌することが許され、馬淵と共に海デートに興じるべく彼女のエスコートで海へと向かう。

羽狩には芥子川けしかわが秘密裏に手を結んでいた日本政府(自衛隊)から使者が訪れ、腹の探り合いを繰り広げる。


デートに興じている最中に出来た雰囲気に流されて九竜と馬淵はホテルに落ち着く。

先の計画を物の見事にぶち壊されて怒り心頭のエウリッピは口封じと八つ当たりの双方を胸に暇を持て余しているガネーシャを伴って出撃。次の作戦を失敗させないために委員会の殲滅を目論む。


ホテルに入ると九竜くりゅうと馬淵は情事に耽って互いの体、熱の諸々を求めて貪る。

一方のエウリッピは陽動を施した上で委員会が監禁されているホテルに乗り込み監視任務にあたっていた糸場、貴船と戦いを始める。


馬淵がもう1つの名前を明かし、九竜に殺されかける。辛うじて理性を取り戻したことで事なきを得るも2人の決裂は避けようのないものとなる。

エウリッピの攻勢の前に糸場、貴船は持ちこたえられずに敗北。残っていた委員会も皆殺しになり結果に満足したエウリッピは姿を消し、次の用意に取り掛かる。

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