四章の登場人物紹介

今日は四章の登場人物紹介と、五章一話目の2話更新です


★★★★★★★


〇王家の関係者

・ケルシー

初登場時(王国暦八十年)十六歳。

引っ込み思案でおどおどした性格だが、思考力に優れ、頭の回転が速い。

甜菜から砂糖を作る方法を発見し、それを王家に報告したことから農務官僚として取り立てられる。

当初は急な立場の変化や、小作農時代では考えられない厚待遇に戸惑うが、王都で家族と良い暮らしを送ることができて今は幸せ。


・ズビシェク・ヴラニツキー

男爵。公共事業長官

丸顔と小太りの体形が特徴。公共事業を統括するにふさわしい几帳面な性格。


・ツェツィーリエ・カフカ

女爵。鉱業長官。

次女として生まれたが、姉が他の貴族家に嫁入りする道を選んだため、代わって家督を継いだ。


・ルートヘル・ブラッケ

男爵。商工業長官

多くの商人や職人と接する役割柄、外務長官エレーナに匹敵するコミュニケーション能力を誇る。



〇大陸西部諸国の王族・貴族(本章で台詞があった人物のみ)

・ルドルフ・アレンスキー

ランツ公国の代表者。当代ランツ公爵。自称する肩書はランツ人民共和国国家主席。

国是である思想を守るため、他国の君主ともあまり関わり合おうとしない厳格な人物。


・ユーリ・ウォロトニコフ

ランツ公国の初代公爵(初代国家主席)。

齢は百を超えており、大陸西部に二十二か国が誕生する前、「動乱の時代」と呼ばれる混迷期から生きている。

身分としては既に一平民だが、大陸西部諸国の初代君主たちとも顔を合わせて言葉を交わす立場だったこともあり、当代の各国君主からは身分を越えて敬意を表される。

動乱の時代に凄惨な現実を見てきたことから共産主義思想を生み出したが、これが現在の時点では理想に過ぎないことも認めている。


・セレスティーヌ・リベレーツ

初登場時二十一歳。リベレーツ王国第五代君主。

先代国王である父親と二代に渡ってリベレーツ王国の保守的な気質を改革しており、内政においては若くして類まれな能力を持った名君と評されている。

一方で、自身の成果を誇るあまり周辺諸国に対して高慢な態度をとるきらいがあり、外交の世界では敬遠されている。


・カールリス・ルヴォニア

ルヴォニア王国第五代君主。

穏健な気質だが、現状をあまり変えたがらない保守的な人物でもあった。

スレインたちの働きかけや、ユーリの言葉を聞いて自国の将来を思い、最終的には自国のさらなる安寧を目指して「同盟」に加わる道を選んだ。


・キルステン王

大陸西部の西端地域において最大勢力を誇り、中心的な役割を果たしている君主。

やや血統主義的な価値観が強いが、高貴な立場だからこそ、果たすべき義務を果たそうと考えている真面目な人物。

自家が長きにわたって王家としての義務を果たすためには、各国と協調して共栄の道を進むことが必要と考えて、最終的には「同盟」に加わった。


・エラトニア女王

理性的で聡明な君主。他の西端地域の国々と協調し、「同盟」に加わった。


・ヒューブレヒト王

軽薄で口が悪い君主。場の流れに乗るかたちで「同盟」に加わった。

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