第6話 約物——「」の文末の句点/「」の中の「」
【
(例文)
①
「面白い話だったよ。」
「面白い話だったよ」
②
(空がきれいだな。)
(空がきれいだな)
③「あっ、待ってください」彼女はそう言って僕を引き留めた。「返すのを忘れていました。ダメですね、うっかり者で。」
<解説>
「」や()の行末に句点を付けるか否か、という問題があります。以前は句点を付けているものが多かったようですが、最近は入れないのが一般的です。(理由を語ると長くなるので、ここでは省きます)
ただし、全てがそうであるわけではありません。子ども向けの書籍を発行している出版社では、「」の文末に句点を入れているようにしていることもあります。(学校の教科書に倣っていると思われる)
また、例文③のように、文節が続くときは句点を省き、文節が切れたときは付けるという方法もあります。出版されている書籍では
どちらにしても、どれか一つの方法を取り作品に反映するのが、読者に対して親切だと思います。
*『新訳 ドリトル先生アフリカへ行く』(ヒュー・ロフティング 河合祥一郎=訳/株式会社KADOKAWA/R2.2.21)
【
(例文)
「この宝石の名は『キャッツアイ』。光を当てると、猫の目のように見えるからそう呼ばれているのよ」
このように、「」の会話文や引用文の中にさらにかっこ類を入れるときは、『』を入れるのが一般的です。また「」にも小かぎという、さらに小さいかっこが存在するのでそれを「」の中に入れるという方法でも良いでしょう。しかし筆者の間違いでなければ、カクヨムの変換では出てこないようなので、『』を入れましょう。
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