応援コメント

第31話「たった一人の糾弾者」」への応援コメント

  • ごきげんよう、ラスティアさん、相当の覚悟を持って臨んだ会見の場は、単に虐殺の主犯であるローグを糾弾し復讐を果たす為に設けたのではなく、もっと大きな邪悪な企みが主犯と目される王女とローグにある事を確信し、その上で全ての目論見わを叩き潰す、その宣戦布告の為だったのですね。
    王座を狙う、個人的な仲間の復讐を果たす、それで終わりではない、誤魔化されない、そんな堂々たる宣言に、王女達も生半可な陰謀では済まないと覚悟したのではないでしょうか。

    それにしても、そうか、供物とか宗教的な発言があったのは、アヴァサスと呼ばれる邪神を信仰し、王座につく事で再臨を目論むと言うことだったんですね。
    そしてアーゼムは、エルダの十二従士のの末裔であり、邪神復活を許すわけにはいかない。
    そこにもラスティアさんの覚悟の一端があるんですね。
    このエルダとアヴァサスの戦いの神話(?)が今のこの世界の文化、風土を形作っているようですね。ミクロな世界観まで精緻に設定されていて、拝読していて楽しいです。

    作者からの返信

    こんにちわ、しのぶさん。

    第二章もいよいよ山場を向かえ、もうすぐクライマックスというところで大変熱のあるご考察、ありがとうございます!
    今回の経緯に至ったラスティアの目的、心情については次の話で明かされますが、しのぶさんのコメントを読むと、私の伝えたいことが形になってくれているのだなと感じることができ、ホッとする次第です。

    エルダとアヴァサスについては、ご指摘どおりこの世界を形作る元となっており、二人の存在自体が物語の核心にもなっています。アーゼムの成り立ちや敵対者の存在も少しずつ明かしていますが、このことについても深く読み込んでくれていること、大変うれしく思います。

    エルダとアヴァサスという存在が、シン、ラスティアとどう関係してくるのか、ぜひ楽しみにしていてください!