第9話

3人で部屋に戻って

「お姉さんたち、めっちゃなめるの上手いから、めっちゃ感じてきちゃった~」

って、みんな興奮していた。

それから、部屋で、お姉さんたちのことを想い出しながら、3人で、しばらくチュッチュとキスしていた。


中学に戻ったら、一美ちゃんは吹奏楽部の3年生の先輩女子のことを好きだと言いだした。

それで、体育館でやっていた吹奏楽部の演奏会に3人で観に行ってみた。

一美ちゃんは赤くなって、めっちゃそわそわしていた。

一美ちゃんの好きな先輩はフルートを演奏していて、めっちゃきれいな感じの女子だった。

「うわ~、めっちゃきれいな雰囲気の、フルートの似合う先輩だなあ~。一美ちゃん、好きになるの、わかるわぁ~」

ってボクも麻琴ちゃんも思った。


一美ちゃんは、その先輩のことをじ~っと、ひたすら見つめていた。

そんな一美ちゃんのことをボクも麻琴ちゃんも見て

「一美ちゃん、可愛いなあ~。いいなあ~、好きな人いて」

って思っていた。


演奏会からの帰り道に、どうやって一美ちゃんと、その先輩を結びつけようかと話し合った。

「松山城の木の陰から、先輩の歩いているところに、怪獣になったボクと麻琴ちゃんであらわれるから、一美ちゃんは、2人の怪獣を倒して先輩を救うっていう作戦にしよう~!」

って話になった。


商店街に行って、布地を買って、それで怪獣を2体作った。


放課後、吹奏楽部の部活を終えて、中学を出て、木々の間を歩いてる先輩のところに

「ガオーッ」

って感じで、ボクと麻琴ちゃんで怪獣になって、あらわれてみた。

「キャー、なんなの~?」

って先輩は最初、驚いてたけど

「何してんの?」

って言って、2体の怪獣を

「ポカリッ」

って叩きはじめた。

「コラーッ、待て~」

って言いながら、そこに一美ちゃん登場して

2体の怪獣を順番に倒していった。


「何か、えっちなこと、されませんでしたか?」

って一美ちゃんは、先輩にたずねていた。

「いえ、特にえっちなことは何も...」

「それは良かったです~」


それをきっかけに、一美ちゃんとその先輩は仲良くなったみたいだ。

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