第6話
中学生になった。ボクは松山城の近くの市立中学。
ゆなちゃんは、中高一貫の私立女子中学のほうに進学した。
虎岡君は、私立進学校。
そらちゃんは別の私立中学に行った。
中学生になったら、同じクラスに、女の子みたいなしゃべり方で、女の子みたいな仕草の子2人いたから友達になった。
一美ちゃんと麻琴ちゃん。
3人で学校でも、いつもいっしょに過ごしている。
いつも3人で、えっちなお姉さんの水着姿の画像や動画を観て
「こんな、えっちなお姉さんみたいになりたいなあ~」
って、話をしている。
部活を何にするか、話し合って、楽器もやりたいから、吹奏楽部にしようかとも思ったけど、美術部にした。
放課後、美術教室で絵を描いている。
可愛い女の子のキャラクターの絵。
日曜日には一美ちゃんか麻琴ちゃんの家に集まって絵を描く。
家では、えっちなお姉さんの画像を観て、えっちなお姉さんの水着姿の絵を描いている。
美術の時間に、松山城と松山の街並を描いた風景画で、中学生絵画コンクールの金賞を受賞。
ロンドンで生まれて、パリで小3まで過ごしたけど、松山もヨーロッパ的な雰囲気のある風流な街だ。
みかん色の可愛い市電も走っている。
坊っちゃんの舞台になったから、文学的な雰囲気も漂っている。
松山少年合唱団もあるし、どことなくウィーンにも似ている。
瀬戸内の景色も、地中海風だ。地中海・エーゲ海・瀬戸内海みたいな感じ。
松山城も、日本の現存する天守12城のうちの1つで、街から見上げる松山城めっちゃきれい。
パリに住んでる頃、ロワール渓谷の古城に行ったけど、ヨーロッパのお城と日本のお城は、それぞれ違って、どっちも良き。
ロワールの古城に行ったら、レオナルド・ダ・ヴィンチさんのお墓もあって、イタリアの人だから、なんでフランスに?って思ったら、晩年はロワールの古城に招かれて、そこで暮らしていたらしい。
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