僕は自信を付ける事をここで改めて思い至った
そう言われて僕達はその女性に目を向ける、僕はつくちゃんの後ろに行きつくちゃんがその女性の相手をする。
「はい、何でしょうか?」
「そうね、まずは私の自己紹介をしようかしら、私はこういうものでして」
そう言われて、スーツ姿の女性が名刺を渡してくる、それをつくちゃんが受け取り名刺を見る、そこに書かれてあったのは
「あの読モで有名な会社のreri-huじゃないですか!?」
そういうつくちゃん、それを聞いた僕たちは驚いてしまうのだった、なぜなら読モの中でも一二を争う会社なのだから
◆◇◆◇◆
僕たちは、読者モデル企業の会社『reri-hu』の担当者をしている、
「それで、私たちと話したいことって?」
「はい、この時期は私や他の人達がモデルの子を探していましてそこで、この近くの高校の生徒たちがいないか私どもは、探していたんですよ。」
そういう駿希さんは、目をきらきらさせながら僕たちの方を向いてきて
「それで目に映った貴方たちがいたので声をかけてみた次第です!!皆さんは興味とかありませんか!!」
そう言われて私たちは
「私は別に興味ないですね、色々とめんどそうですし」
「私も見られるの嫌」
「ぼ、ぼくは....」
そう言い淀んで、僕は口が開かなくなる、それを見ていたつくちゃんが手を握ってくる
それに、僕は安心したような気持ちになって思っていることを口にする
「僕なんかが、それに当てはまるとも思えません、気は弱いし、今は整っているかもしれないけど、自信も持ててませんし、でも興味が無い訳では無いけど僕自身がこんなの何で僕もお断────」
「そんなことありませんよ!」
そう叫ぶような言い方で、駿希さんが私の手を握りながら言います
「貴方には、自分自身を客観視出来ることと、周りのことを考えれる視野があるじゃないですか、それにもっと自信を持っていいんですよ?こんなにも可愛いくて素直な───って!!ご、ごめんなさい!!つい暑く語っちゃって、手を握ってしまいましたね、あはは....」
そう言われて僕は、手を握られた時はびっくりしてしまったけど、僕をちゃんと思って言ってくれたことが、少し伝わってきてなんだか揺れしくなっていた。
僕はつくちゃんと薙切を見ると、つくちゃんはなんだかすごく苦しそうな顔をして駿希さんを睨みながら私に抱きついていますが、薙切さんは、それを呆れたように、ため息を吐いてつくちゃんを罵ったりしてるから、僕から見て大丈夫だろうと思いそのままにして話を聞きます。
「それでですね、まだ望みがあるのなら、柊木さん私の、名刺を渡しておきますので、家に帰って親御さんとこの事を考えてもらえませんか?
無理なら無理で大丈夫なので、少しでも迷っていただけるのであれば、私共も協力は惜しみませんので、どうか!この通り!!」
そういって机に頭を乗せて土下座するように頼み込んできた、私はそれに
「───わかりました、母さん達と相談して見ます」
「ありがとうございます!!良い返事が聞けることを祈っておきます!!」
そういう駿希さんは笑顔で答えてくれる、それを見てこの人は騙すような人では無いのだと思えた、それから僕たちというと、駿希さんにここの喫茶店のお会計をしてもらっていた。
◆◇◆◇◆
それからはつくちゃんは終始、駿希さんを警戒していたが、まぁ私にも駿希さんにも害意がないからそのままにして外へと出る
「ほんとにお時間を取らせて貰ってありがとうございました、それからごめんなさい帰る所を引き止めてしまって」
「大丈夫ですよ、駿希さん気にしてません、それに貴重な体験も出来ましたから」
そう言うと駿希さんは、何やら涙目になってまた手を取ろうとするけど、つくちゃんに静止されて、握れなかったことに少し落ち込んでしまったけど、直ぐに立ち直ります
それを見て僕はプロだなと思いました
それから僕たちは、寄り道をせずに家へと帰りました
それから、僕はつくちゃん薙切さんと別れて家に着きました
「母さんただいま〜」
「おかえり、かなちゃんどうだった学校は?」
そう母さんから聞かれて僕は
「うん、つくちゃん達がいてくれたから、無事に過ごせたよ」
そう言うと母さんが、少し笑顔で僕の方を見てきた、それから母さんは
「良かったわね、それとつくちゃんから連絡来てて、寄り道して帰ったのよね?それにかなちゃんが帰る前につくちゃんから、reri-huの人からスカウトされたって聞いたわよ、凄いじゃないかなちゃん」
そう言われて僕は
「え、あ、そうなんだ、それで母さんに相談なんだけど....」
そういう僕は少し不安そうに、俯いて母さんからの返事を待つ、それに母さんは
「う〜ん、その事でつくちゃんから言われたんだけど、止めて欲しいと言われたのよ、でもね私はかなちゃんの今後もだけど、かなちゃんがどうしたいか私は聞きたいわ」
そう言われて僕は顔を上げて母さんを見る
「楓奏、前にも言ったけど、私は楓奏がやりたいようにしてくれて大丈夫だし、貴方に強制的にやりなさいって言ったりもしないわ、それは楓奏を思ってのこと、でもね楓奏が辛くなったり、悲しんだりするようなことは、辞めてね、それだけは約束して、前みたいにとうざかってしまったら私も泣かしいわ」
そう言われて僕は、良い親を持てたことを嬉しくなる、僕自身のこともそうだけど、僕はまず家族ともっと話すべきだとも思った、それもあって僕は変わらないといけないなと思えた
それもあったし、この身体になってから興味があるものが増えた、その一つに化粧やら服、アイドルや雑誌の特集なんかも見た
そして、変えれるきっかけとも言える読モのスカウト、僕は意を決して母さんに答える
「どこまで出来るか分からないけど、僕は...やってみたいと...思う」
そう言うと母さんは
「そう、なら私からその会社に連絡入れて置いてあげるわ、これでもあそこの社長とは顔見知りだから、待遇とかも良くなると思うわ」
そんなことを言われて僕はやっぱり母さんは凄いななんて思うのであった
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お読み下さりありがとございます!
面白そうだったり楽しんでもらえたならいいね👍この作品をオススメできると思ったら✨3点の程よろしくお願いしますm(_ _)m
未定と言ったな....あれは嘘だ〘本当はあげる予定ではなかった〙
そんなこんなで、どうもこんばんは想歌です!!(`・ω・´)
次回なのですが、これ以外も含めて未定になる予定です。
その事は、明日の朝9時に近況ノートの方に乗りますのでよろしくお願いいたします。
(>人<;)
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