学園の帰り道で、まさかの読モの事務所にスカウトされる?!


自己紹介を終えてホームルームが済みつくちゃんと薙切さんと僕たちは帰る為に教室を後にする



「今日のかなちゃん良かったよ!頑張って挨拶が出来て私は一安心だよ!!むふぅ〜」


「でもあなたの自己紹介は、少し痛かったけどね」


「何を!?なきりんもすごく素っ気なかったくせに!!」


「あはは、2人とも元気だね」



そう言いながら僕たちは校門まで向かう、教室を出てから周りの視線はすごく集まっていたけど、やっぱりつくちゃん達といると、だいぶマシに思えた


みなが注目する中で、つくちゃんが僕に話しかけてくる。


「この調子なら、かなちゃん明日にはファンクラブとか出来てそうだね!」


「うぅ...そんなこと...ないよぉ...」


僕は、つくちゃんからそう言われて照れくさくなり少し自信なさげに返事をする



「でも楓奏さん、今日は一段と注目されているから、明日は心構えしておいた方がいいと思うわ、そんなに卑屈になってたらあとが持たないと思うから」


「そ、そうだね薙切さん!!僕も出来るだけそうなった時のことを考えておくね!」


そういって僕は拳を握りながら、少し強ばった声で気合を入れる


それから私達は、時間もまだ余裕があるため、家にそのまま帰るのではなく、少し寄り道をして帰ることになったのだった




◆◇◆◇◆◇◆




私達は、電車で2駅ほどの位置にある、街についてつくちゃんに薙切さんと歩きながら市内を見て回ることになった


「つくちゃん、行きたい場所とかあるの?」


「うん!ちょっとこの前に、かなちゃんに似合いそうな、ブレスレットがあったんだよね!それと使ってたリップもそろそろ無くなりそうだったし、あとは制服でかなちゃんとデートがしたかったからかな!!」


そんなことを言われた僕は照れくさくなって少し顔が熱くなる



「っ!!╱╱╱╱」


「月詠ってたまに暴走するから手が付けられないわ....はぁ〜」


「何だと!私はただかなちゃんにこの想いをぶつけたいだけだってのに、その言い草はないんじゃないの!?」


そう言い合う、二人を見て僕は、少しだけ胸が苦しくなるのを感じだが、それがなんなのか分からないので、収まるのを待ちながら、つくちゃん達に合わせて、僕は笑う



それから、店にいって予定通りにつくちゃんはリップを買って、その後にこの前見たというブレスレットのある雑貨店に向かいそれがあるか探す


「つくちゃん見つかった?」


「あ、あったよ!!かなちゃん来てきて!!」


つくちゃんに言われて僕と薙切さんはつくちゃんの方に向かう



「これどうよ!!かなちゃんに似合うと思わない!!」


「どれ....へぇ〜あんたにしてはまともなの選んでるじゃない、楓奏さんに似合いそうだわ」


「あんた一言余計なのよ!!それでどう!かなちゃん!!」


そう言われて僕はそのブレスレットを見る



「うわぁ〜すごく可愛い...でもこれ僕に似合うかな?ちょっと高いし、それに何だか付けてみて似合わなかった、なんだが申し訳無いというか....」


そう卑屈になりながらも少し嵌めてみたいと思う僕ももう女の子してるなと思いながら、僕は言う


「全然だよ!それにこれを着けたかなちゃん想像したらはな...ゲフン!ゲフン!!可愛いさ倍増と言うか凄く似合うと思うから、試しに付けるてみなよ!そしたら間違いないと思うから、ね?」


「私も付けてる楓奏さん見てみたいわ」


そういうつくちゃんと薙切さん、そう言われて僕は少しだけ揺ら出ていた心を固めて頷く


「うん分かったよ!つけてみるね」



そう言って僕は、つくちゃんが持っているブレスレットを付けてもらうように腕をつくちゃんの前にだし、付けてもらう


「ほら!可愛いよ!!かなちゃん!!」


「うん、楓奏によく似合ってる」


「そ、そうかな...えへへ...╱╱╱」



そう言われて僕は、少しだけ顔が熱くなるのを感じながら照れくさい気持ちと、嬉しい気持ちでいっぱいになる、そしてつくちゃんが僕の高校での門出を祝ってこのブレスレットをプレゼントとしてくれた


それに僕は、なんだが胸の奥が温かい気持ちにあるのを感じながらつくちゃんを見る目が変わったかのように、思える程凝視してしまっていた、それを何を言わずに僕の方に顔を向けて、優しく微笑むつくちゃんを見て嬉しいと思うのであった




◆◇◆◇◆◇◆




あれから、色々な所に向かい、薙切さんは勉強道具を少し買い僕は、先月から読んでいた小説の続きを買って外に出た


外に出てみたら、少し夕暮れ時になっていてそろそろ帰る時間になったと思い皆で駅の方へと向かう途中に、スーツを着たお姉さんが僕たちに話しかけてきた。


「こんばんは、そこの3人のお嬢さんたち少しだけ私の話を聞いて貰えないかしら?」


そう言われて僕達はその女性に目を向ける、僕はつくちゃんの後ろに行きつくちゃんがその女性の相手をする。



「はい、何でしょうか?」


「そうね、まずは私の自己紹介をしようかしら、私はこういうものでして」


そう言われて、スーツ姿の女性が名刺を渡してくる、それをつくちゃんが受け取り名刺を見る、そこに書かれてあったのは


「あの読モで有名な会社のreri-huじゃないですか!?」


そういうつくちゃん、それを聞いた僕たちは驚いてしまうのだった、なぜなら読モの中でも一二を争う会社なのだから





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お読み下さりありがとございます!


面白そうだったり楽しんでもらえたならいいね👍この作品をオススメできると思ったら✨3点の程よろしくお願いしますm(_ _)m


長らくお待たせしてしまい申し訳ありませんでした!!m(_ _)m


次回も未定になりますが、出来るだけ頑張って行けたらとは思っておりますので、これからもよろしくお願いいたします(>人<;)

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