学園編Part1

いよいよ学園です。そんな幼馴染はというと...


「これで、よし!」



今日僕は、これから通う星蘭学園に行くために、制服を来ている。

シャツを着て、スカートを履き、リボンにカーディガンを羽織って上着を着る。



女の子の服を着るのにももう抵抗なくなってすっかり慣れてたものだ、そんな変化の中、僕は順応したなぁ〜と思う。



僕は制服を着終えて、リビングへと向かう。



リビングに入ると母さんと父さんがいて出迎えてくれた。



「おお!よく似合ってるじゃないか!娘になって最初は心配だったが、こうして接することが出来て私は...うう...嬉しいぞ!!」



そんなことを言う、父さんは少し目を潤ませて嬉しそうに笑っている。それを僕は何だか恥ずかしいなと思う反面、嬉しさもあった、中学の2年から家族や学校、幼なじみであるつくちゃんも避けていた僕が、今ではこうして仲良く会話が出来るようになった。



最初はもうどうすればいいのかも分からなかった状態で不安で叫んでいたけれど、みんな僕の姿が変わっても僕を気遣ってくれて、過去のことでも案じてくれていたことに、僕はかんしゃしかなかった。



色んなことがあったけど、これからは出来るだけ塞ぎ混まずに、接していこう。



「かなちゃん、よく似合ってるわよ。これなら大丈夫よ。」



「うん!ありがと父さん母さん!」



そう言って過ごしていると、家のチャイムを鳴らして母さんが玄関に行き、来た人を迎え入れる。



「おはよう!かなちゃん!!て!?うお!すごい可愛い!!かなちゃんの制服姿やばいんだけど!?」



「そんなことないでしょ(笑)つくちゃんも着て似合ってるんだから。」



そんな他愛ない話をして、僕達は朝ごはんを食べる



朝ごはんを食べ終えて、僕達は学園に向かおうと家を出る。



「それじゃあ、母さん父さん行ってきます。」



「行ってらっしゃい、つくちゃんが一緒だから大丈夫だとは思うけど、気をつけてね。それからつくちゃんかなちゃんをよろしくね。」



「任せてくださいよ!これでも腕には自信あるので!まかせてください!」



「楓奏、困ったことがあったら、父さんにも連絡するんだぞ、何とかしてやるからな!」



「うん!父さんもお仕事頑張ってね!それじゃあ行ってきます!!」



そして僕達は、学園へと向かうのであった




◆◇◆◇◆◇




僕達は、今学園に行く通学路を歩いて向かっている。隣でつくちゃんがニコニコしながら、僕と並んで歩くのを見ると、何だか僕も嬉しくなってくるのがわかる。

そんなつくちゃんを見ながら歩く、僕は周りの視線を気にしないで、つくちゃんとこうして歩けるまでに慣れたことに、嬉しくもなった。



それから進んでいく内に学園までつく。

そうしていると薙切さんが来て僕達を見つけて声をかける。



「おはよう、楓奏さんあと月詠」



「おはようございます、薙切さん来るのが早いですね。」



「ちょっと!なきりん!?かなちゃんのついでみたいに言わないでくれない!?それでも私の親友なわけ!?」



「別にいつもの事でしょ?何を今更?」



――とそんな他愛もない話をしつつ僕達はクラスが書かれた掲示板の前に来て、僕達の名前を探し始める。



「え〜と、僕の名前は....」



「あ!見つけた!かなちゃんもなきりんも同じ1─Aクラスだよ!!やったね!!」



「あら本当ね、これで月詠とは中学合わせて4年かしらね。でもまぁ、この学園成績をキープしていたら、3年間同じクラスなのよね」



「へぇ〜そうなんだ!ならよかったぁ〜勉強次第でつくちゃんも薙切さんも一緒だから心強いよ。」



僕は一緒のクラスに慣れたことを内心ほっとしていた、もしもクラスが違っていたら、1年間はつくちゃんや薙切さんと別々で、知らない人達に囲まれていたかもしれない。



そう思うと、つくちゃんと勉強を頑張っていてよかったと思える僕でした。




❈❈❈❈❈❈❈❈❈❈❈❈❈❈❈❈❈❈❈❈



お読み下さりありがとございます!


面白そうだったり楽しんでもらえたならいいね👍この作品をオススメできると思ったら✨3点の程よろしくお願いしますm(_ _)m



次回は、僕はまたやらかして仕舞うのだろうか?です!!


主人公はどうなってしまうのか、乞うご期待!

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る