チャラ男なんかに幼馴染は渡さない √月詠
私達は、なきりんこと敷原薙切と合流して遊ぶ約束をして合流した、
「こんにちは楓奏さん、事情は月詠から聞いています。気軽に呼んでくれて大丈夫ですよ。」
「あ、はい!こんにちは敷原さん!これからよろしくお願いします!」
そんな、なきりんと挨拶をするかなちゃんが、少しボケ〜としながらなきりんを見ていて私はなきりんが、誘惑している!と思い声を荒らげながらなきりんに告げる。
「もう!ちょっと!なきりん!私のかなちゃんを誘惑しないでよ!!あんた普段から落ち着きすぎているから、対処が難しいのよ!!」
「そんなこと言われてもこれが私だからそう言われても変えようがないわよ。
でも、楓奏さんが私の予想よりも遥かに可愛らしくて少しはしゃいじゃってるのかもね♡」
そんなイタズラっ子のような笑みで挑発してきているなきりんを少し冗談任せに睨む私、冗談だと分かっているけど、それでもかなちゃん関係になると、本当に情けないぐらい
反発してしまうからあれね、とりあえずかなちゃんの為のサポートを全面的にやって行かないといずれ大変なことになりかねなさそうだから今の内に埋めないとね♡
そしてなきりんが私に今回のことの発端であるサポートの話を聞いてきて、それにつられてかなちゃんが遠慮がちになきりんにオドオドしながらも自分のことを伝えていることに、私は嬉しさが込み上げてくる、そして私はフォローするように声をかける。
「かなちゃんはきにしなくていいんだよ!!少しづつでいいから、慣らしていこうよ!私達は離れないからさ!
....むしろ、私が追い回して色々とやってしまいそうだけども((ボソッ」
そう話すと、元気が出たのか私に笑顔で答えてくれる。それを見て嬉しさと尊さが溢れんばかりに、私の中を掻き乱していのだった。
◆◇◆◇◆◇
それから私達は、色々な所にいって遊んでいた、かなちゃんも打ち解けたのか、なきりんとも仲良くなっていた、それを見ている私は少しモヤモヤした気持ちになるけど、私がかなちゃんのことを好きなのは、なきりんも知っているので、余裕はあるが、嫉妬はしてしまうから少し複雑である。
色々と回って周りの視線があるにもかかわらずかなちゃんは、明るくなっていた。この遊んでいる時は余程気にもならないのだろう、それ程に今が充実しているのだと私は思えた
そう思っていたらなきりんが、少し意外そうな表情で、かなちゃんに告げる
「楓奏さんは、やっぱりまだ外は怖い?今更だとは思うんだけど、さっきまで色んな所にいって視線集めてたから、大丈夫かなと思ったんだけど....」
「え?そういえば、そんなこと考えてなかったよ、つくちゃんと敷原さんがいてくれて色々と教えてくれて、つい夢中になって、楽しくて、忘れてたよ。」
「もう!かなちゃん!私も凄く楽しかったし、嬉しい!!もう抱きしめちゃう!ぎゅぅ〜〜っ
♡」
そんなことを話していたら、かなちゃんは見る見るうちに顔を真っ赤している、そんな姿を見て頭の中では『うわぁぁぁ!!やばいよこの破壊力は!なんなの!?私を萌え死にさせたいの!?もうかなちゃん結婚しよう!』などと残念する気月詠、かなちゃんはだいぶ落ち着いたのか、少し冷静になっていた。そしてタイミングを待っていたかのようになきりんが告げる。
「月詠もだけど、楓奏さんにはこれからも一緒に楽しいことをして行きましょ?ね?
まだまだ、これからなんだから、楽しまないと損ってもんでしょ?」
「敷原さん... うん!ありがと!!まだ情けないけど、これからも一緒にいてくれると僕も嬉しいよ!!」
そんなやり取りを見ていて、かなちゃんが満面の笑みとなきりんに手を握っている所を見て私はどうにかなりそうだった、そして耐えきれなくなって私はかなちゃんに叫びながら大胆なことをする。
「あぁぁぁっっ!!何羨ましいことしてるのよ!?私も混ぜなさいよ!!えい!かなちゃんの背中ゲット!!もう離さないんだからね!」
私はもう我慢の限界と背中に飛び込みこの状態でいたいと思っていたけど、なきりんに説得させてとりあえず妥協案で腕組みをして、かなちゃんとのお出かけが終わるまで、終始腕組みをしてかなちゃんの胸を堪能しながら私は最高の一日だな!と思いながらこの日を過ごした。
◆◇◆◇◆◇
あのお出かけから、少し日が立って私達は、以前の仲良かった時代のと同じ、もしくはそれ以上の関係に慣れたのでは?と思えるぐらい関係は順調そのもの、あとはどう持ち込むかがあれなんだけど、かなちゃんは超がつくほどの鈍感だから、それに気づいていないと思う。
明日から学園に通うことになる為、最後に私が気に入っている穴場スポットにかなちゃんを連れて行って好感度を上げて私を好きになってもらいたい、まぁ、でも嫌われることはないと思うし、今の関係だとそうそう崩れることはないよね?
私はそう思いながらかなちゃんのお家にも向かう、そして私はかなちゃんを見た瞬間に、口を押えて感激で涙が出そうになるが耐えて、可愛すぎる為、胸を押えて興奮したように告げる。
「はぁ´´はぁ´´かなちゃん..もう!可愛すぎ!何この衣装!?こんなの数日前はなかったよね?もしかして美琴さんが、これ?作ったの?」
「うん、そうだよ、僕が母さんに頼んで作ってもらったものなんだけど、どうかな?シンプルな服装が、僕には似合いそうだと思って」
「物凄く!素敵だよ!このデザインをかなちゃんが考えたんだよね?凄いよ!もうね少しゆったりしてる服装なのに、腰やその腰のベルト風な紐とかもう言うことなしのデザインだね!
さすがかなちゃんのお母さん!!これを直ぐに作っちゃうあたりやっぱりプロだよね。」
そんなことを言いながら私は、この麗しの天使であるかなちゃんを眺めながら、家を出て私のお気に入りのお店へと向かう。
私達は駅に向かい歩く、私は終始ニコニコしながらかなちゃんを見詰めてもう隠さずともかなちゃんがそれを受け入れつつあるので、遠慮せずに、行動していた、そして歩いていると、周りの視線が私達に(主にかなちゃん)視線を注いでくる。
それは欲望に満ちた目だったり、素直に可愛いものを見る目、少し気になる程度の目線もあるが、かなちゃんも気にしてなさそうなので、小声で呟く。
「かなちゃんが魅力的だからっていやらしい目で見るな、かなちゃんは私のなのよ((ボソッ」
「つくちゃん何か言った?」
「ううん!なんでもないから、かなちゃんは気にしないで」
私は少しだけ、勝ち誇った感で余裕の笑みを浮かべて歩く。
◆◇◆◇◆◇
少しして、駅に着きかなちゃんと一緒に電車にのって目的地まで、移動する。数分後に最寄りの駅について私はかなちゃんの手を繋ぎ駅から5分歩いたところにある。私のお気に入りの店に向かう。
手を繋いで歩いているとかなちゃんは少し恥ずかしいのか少しだけ赤くなっていた。
それを見てまたニヤニヤが止まらなくなりそうな時に3人組のチャラそうな男性が絡んでくる
「やぁ、君たち可愛いね!俺たちと一生にこれから遊ばない?楽しい思いさせてあげるからさぁ〜」
そんなことを居られて、私は腹が立っていたがかなちゃんが、震えて私の腕にしがみついていた、そして私は思う(うおぉぉおぉおおぉぉ!胸が!!腕にあたって!!気持ちよすぎる!!このままでいたいよ!!)などとおもっているが、表では――
「いえ、私達はこれから大事な用がありますのでそういったお誘いは遠慮させていただきます。」
「そんな事言わないでさぁ〜一生に遊ぼうよ奢ってあげるからさぁ〜絶対楽しませてあげるから」
かなりしつこいなぁ〜とおもいながら食い下がる気がだけど、そこにかなちゃんが勇気をだして3人組に告げる。
「邪魔しないでください!僕達は本当に行かないといけない場所があるんです!!あなた方と遊ぶ事なんてできません!!」
かなちゃんが、震えながらも相手3人に声を大きくして自分の意見を言う。
そんな姿を見て私は、かなちゃんが変わっていくのを感じれて凄く嬉しくなる。今までのかなちゃんなら何も言わずに、やり過ごしていたけど、環境の変化もあってかいい方向になってきたと思えるほど、素敵だと思う。
そして言い返されたチャラい男は、それが気に食わなかったのか、怒りの表情を浮かべて声を荒らげて答える。
「こいつら!優しく言ってやってんのに!いいから着いてこいよ!」
そういうチャラい男は、かなちゃんに掴みか通うとしている。それを私は軽く捻りその男を拘束して、腕を締め上げる。
「いてててっ!何すんだ!このアマ!!あぁぁ!!折れる!折れる!タンマ!!分かったからすまんかったて!!」
「しょうもない事しないでよね、あんたらのことなんか、直ぐに捻り潰せるんだから、それとこんな行動しない方が身のためだよ、だからさっさと目の前から消えてよね。」
私は怒りの余りに凄い低い声で、男に言い放つかなちゃんを傷つけようとしたのだ、それぐらいしないと私の気が収まらない!そして私は拘束を解いたらチャラい3人は、駆け出すように逃げていった。
私はかなちゃんに謝ってから去って欲しかったが、かなちゃんにいい所を見せれたので、まぁ妥協して許してやらないでもない。
私は終わったことを報告する為に、かなちゃんの方を向き笑顔で告げる
「かなちゃん!終わったよ!!じゃあ行こっか!て?どうしたのかなちゃん?」
「あ、いや?大丈夫...だよ。き、きにしないで/ / /」
そんなことを言って少し照れてるかなちゃんを見て少しは意識して貰えたからと思い、やった甲斐があったなと思えてくる。
そして、かなちゃんが落ち着きを取り戻した所でかなちゃんちゃんが一言
「ごめんねつくちゃん、待たせてしまって」
「え?全然大丈夫だよ?それじゃあ行こうか!私のオススメする場所!」
私はそういって、かなちゃんを元気付けるように明るく答えて、私のお気に入りの喫茶店へと向かう。
私達は、喫茶店について中に入る。
やはりこの落ち着いた雰囲気が、凄くいいんだよね!緑に囲まれているからかもしれないけど私この店の雰囲気を、堪能して、かなちゃんに私のオススメのパンケーキを頼む。
数分して定員さんが、パンケーキを運んでくれるいつ見ても凄く美味しそうなので、月に2回ぐらい食べに来るほど、気に入っている。
私達はパンケーキが来たので食そうとする。
「では、かなちゃん頂きましょ!」
「うん!美味しそうだね!!」
そう言っているかなちゃんの目はすごくキラキラしていて、すっかり女の子になったなと思う。それを私が見れるとかもうご褒美でしかないよ!こんな可愛くて表情をコロコロ変えるとかもう反則でしょ!ほんともう!押し倒したいよ!!
そんなことを思いながらかなちゃんの変わる表情を見ながら、私はニコニコする。
それを見たかなちゃんが見る見る真っ赤になっていくのを見て私は、たまらなく尊いと思わざるを得ない、私はこの一日のかなちゃんを忘れる事はないであろう。
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お読み下さりありがとございます!
楽しんでもらえたならいいね👍この作品オススメできると思ったら☆☆☆の程よろしくお願いしますm(_ _)m
これにて日常編終了します!!
※次回は学園編Part1を上げていきます。
更新日はまだ未定です。それでもよろしければ今後ともよろしくお願いします!!
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