幼馴染の親友と友達になって仲良くなるようです


つくちゃんと出かけてから2日が立ち、僕とつくちゃんは幼い頃と同じぐらい仲良くなれた気がする。



だが、今までと違う事は、僕の姿と考え方が異なっていたからだ。

2日の間に、男だった時のことがなかったように感じるほど考え方が女の子に近づいて行くような感覚



男の時では思えなかった可愛いモノやお風呂に入る時最初は恥ずかしかったのに、次の日は、自分の姿を見ても恥ずかしく無くなっていた、それでも変わらない事は少なからずあった、未だに恋愛感情だけは、そのままで部分的には根暗の陰キャなのだ。



今はつくちゃんには今までと同じかそれ以上なぐらい仲はいいと思う。でもやはり初日のお出かけ以来他の人を見るとどうしても体が強ばってしまうのだ。

母さんや父さんは今まで以上に接してくれていて凄く有難かったから、今は体が変わっても不自由はなかったので、かなり心持ちは大分落ち着くようにはなった。



そして、今日はつくちゃんの親友で僕も関わりがある人物、敷原薙切しきはらなきりという女の子を紹介したいとつくちゃんから言われている。

この姿で会うのは、ちょっとだけ恥ずかしいけど、これからの生活でつくちゃんだけに頼りっぱなしになるのは僕も少し気が引けるので、会うのを了承したけど、やはり緊張はしてしまう



「それでつくちゃん、今からそのつくちゃんの親友の所に逢いに行くわけだけど、本当に大丈夫かな?」



「かなちゃん!大丈夫!任せてよ!なきりんは少し固いけど、真面目で凄くいい子だから!

かなちゃんのこともきっと仲良くなれるから心配しないでね!」



そんな不安な僕に、つくちゃんは安心させてくれるように、励ましてくれることがなんだが嬉しくて、少し照れてしまう。

色々と気配りをしてくれるつくちゃんにはお礼もしたいからどうにか、この根暗な所を治さないと、とは思う――



――そう思いながら歩き待ち合わせ場所まで歩いているが、やはり周りの視線が気になりすぎてつくちゃんの腕を握りしめているあたりまだやはり緊張は抜けれないのだと少し悲しくなる僕がいた。

そんな雰囲気に気づいたのかつくちゃんが、少し微笑んで話しかけてくれる



「そんなに周りが気になるなら、私とお話しながら気を紛らわせばいいよ。

その為に、私がいると言っても過言では無いからね!!不安なら私が何でもしてあげるよ!」



そう言いながら、つくちゃんがふざけた様子で面白い話やらたわいのない事を言って僕を和ませてくれる。

色々と迷惑かけてるのに凄く構ってくれて色々と気遣ってくれるつくちゃんには頭が上がらないやと思う。



そんな話をしながら、緊張がほぐれたのか、いつの間にか笑っている自分がいたので完全では無いが気にならない程にはなっていた時に約束していた場所につく。

噴水の近くで待っていた茶色髪のセミロングで、服装も凄く大人な女性ファッションに身を包んでいる子がこちらに気づきつくちゃんが手を振って声をかける。



「やっほー!なきりん!来る予定より早いじゃんか、そんなに私のかなちゃんの事が気になってたの?((ニヤニヤ♪」



「ええ、そうよ何が悪かったのかしら?それに私に煽るの意味ないの私の性格忘れたわけ?そんなんだから、残念お転婆娘とか言われるのよ((真顔」



「もう!なんでいつものってくれないの!?それとなにそれ?!残念お転婆娘って?!初めて聞くんだけど!?」



そんなやり取りを繰り広げていて僕は呆気にとられていつの間にか笑っていた、それを見た敷原さんが微笑んでこちらを見つめる。

それを見た僕は少し照れくさくなって、目を逸らしてしまうのだった。




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次回の続きは今日の午後15時からです!!お楽しみに(๑•̀ㅁ•́ฅ✨

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