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「へぇー、こういう感じなのか」
「おかえりーあれ?お友達?」
「未来ちゃん。これ、細川」
大学帰りに、襲撃された。家に連れて行けだなんて最悪。
「あ、お友達の?どーもー、未来です」
「細川です。お会いできて嬉しいです」
「パパよりなんか素敵だね」
いや、こいつちびだから!素敵じゃないから。
「…細川、もういいだろ?片付けあるから忙しいんだぞ」
「未来さん、お綺麗ですね」
「やだぁ、そんなー」
「おい、細川。ナンパすんな」
「早川から聞いたんですけど、この間お渡ししたものを早速着て下さったとか」
「はい!ありがとうございます」
「おい、細川。もう出ろ」
「早川、そうしよう」
にやにやしやがって!さっさと家を出て、個室のある居酒屋に連れ込んだ。
「早川、やっぱり若い子好きだねぇ~」
「お前なぁ!」
「しかも、早川の大好きなお胸の大きい方で」
「どこ見てんだ!」
「それ早川も。
それいつだよ!高校生だろ!まだお前の嫁じゃないときだろ!
「お前はさ、嫁にまだときめくの?」
「当たり前。なに言ってんの?かわいすぎて困るんだけど?」
「や、あっちは飽きてるんじゃね?」
こんなちんちくりん。
「ないない。毎日会えない分、会える時間は楽しんでるのさ!」
「ふーん」
「早川はさ、未来ちゃんって呼ぶの?」
「そう」
「パパってなに?」
「う、うるせぇ!」
「パパ気取りとか。はずーい」
「それは…、いいじゃねーか!」
「まぁ、楽しみだね〜」
「もう嫁には会わせねぇぞ」
「好きだねぇ。僕のタイプじゃないから大丈夫」
「うぜ!」
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