未来ちゃんがかわいすぎて困る
1
未来ちゃんは、ほんとにかわいい。かわいすぎて辛い。帰ったら家にいるんだぞ?すごいだろ?
「パパ、プレゼントもらったんだね」
「あー、細川から。結婚祝いとか遅いけど」
大学までやって来てこれを渡した細川。なんなんだあいつは。
「開けよ」
「うん、…なんだろ?服?」
ひらひらしたうすーいピンクの布。ドレス?いや、それにしては布が少なくないか?
「これ、ベビードールだ」
「なにそれ?」
「下着」
「あいつセクハラで訴えてやる!」
「パパ、これフリーサイズだよ。大丈夫だって。あ、手紙もあるよ?これで頑張ってだって」
「余計なことを!」
「未来着てみよっか?」
「え、ちょお!今!?」
その場で脱ぐとか、はしたないぞ。しかし見つめる。
「おーかわいい!どうかな?」
「…かわいい」
ドキドキが止まらない。
「未来を食べたくなった?なーんてね?」
「うん、だめ、かな…」
「パパったらー」
細川のやつ。計算づくなのか!?
翌日、細川に電話する。
「早川、あれどうだった?気に入った?」
「うるせぇ。訴えるとこだったぞ」
「早速、使ったんだね」
「はいはい。変なプレゼントだな」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。