こんにちは。
この度は『暗めのSF作品たち』企画に参加いただき、ありがとうございました。
顔というものは、その人の一種のアイデンティティとなるが故に、嫉妬や羨望の眼差しを向けられることも、しばしばありますよね。ただ、それだけがその人を定義するものではない。
どんなに着飾っても本質は隠せないように、たとえ顔を変えようと過去と決別することはおろか、新たな自分になることも不可能なのかもしれませんね。
ただ、惨めさが残るだけなのかも。
短編でありながら、何を主体として伝えたいのか、ということを明確にされていたので、読みやすかったです。
最後に余談ですが、「」内の文章の末尾には、句点は不要です。地の文が非常に小慣れた印象だったので、その点だけが少し気になりました。
作者からの返信
教えてくださりありがとうございます。
こうしてコメントをもらうことは初めてでとてもうれしいです。
指摘された点しっかり直していきます。
こんにちは。島流しにされた男爵イモ様の自主企画「暗めのSFたち」から参りました。(私も参加中です)
顔は人の個性でありつつも、しこりのように邪魔になるものでもあるのですね。
主人公の場合、顔とは自らの過去と地続きであることを証明するものでありました。
それを変えたらきっと自分を変えられる。でも……。
そんなラストなのでしょうか。包帯を取った後の描写が却って皮肉です。
素敵な作品でした。ありがとうございます。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
本当は最後に結末をつけようと思っていましたが、あえてつけませんでした。
そのさきにさまざまなパラレルストーリーがあるからです。
読者各々が、そのさきを考えることで、各々の結末にたどりつけるといいと思いました。