ルビの振り方について考える

 カクヨムでは、文章ぶんしょうにルビ()をけることがる。

 このぶんしょうにもすでにルビがられているが、やはりぼうてんのように、なが文章ぶんしょうだとかいぎょうをするさいひょうじみだれる。たとえば、つぎぶんしょうサイズを「だい」か「ちゅう」にしたあいみだれるようになっている。


 れいぶん


かんれんぞくするとすごくなんてうか、ちゅうごくご? ってかんじだよな。墾田永年私財法適用期間こんでんえいねんしざいほうてきようきかんとか」


 これを、かくパーツにたいしてルビをかんがかたえる。


かんれんぞくするとすごくなんてうか、ちゅうごくご? ってかんじだよな。こんでんえいねんざいほうてきようかんとか」


 このように、ルビをいちずつほうにすることでかいのうとなる。


 通常つうじょうのルビ記法きほう

記法きほう——墾田永年私財法適用期間《こんでんえいねんしざいほうてきようきかん》。

表示ひょうじ——墾田永年私財法適用期間こんでんえいねんしざいほうてきようきかん


 分割ぶんかつのルビ記法きほう

記法きほう——墾《こん》田《でん》永《えい》年《ねん》私《し》財《ざい》法《ほう》適《てき》用《よう》期《き》間《かん》。

表示ひょうじ——こんでんえいねんざいほうてきようかん


 ◆◇◆


 しかしこのほうもちいると、たとえばかんたいしてのルビをあい、つまり、かんいちたいしてさんのルビをるパターンがふくまれるあい、そうでないあいくらべて、かんいてしまうもんだいはっせいする。


 れいぶん


 ◆きんとうあい——円周率えんしゅうりつ


 ◆べつあい——えんしゅうりつ


 どちらがいかはいちがいにはえないが、「えんしゅうりつ」のようないっぱんてきことであればこうしゃを、「鎮魂歌レクイエム」のようなあいは、ぜんしゃさいようしたほうみやすいだろう。


 ◆


 また、ネタとして、つぎのようなかたる。


「この『街』オープンワールドなかで」


 つうじょうかたをすると、つぎのようになる。


「この『オープンワールド』のなかで」


 小説内しょうせつない重要じゅうようなキーワードをたせるためにこうしゃのようなひょうをするのもアリだが、ながったらしいルビを集約しゅうやくさせたいときなどには、ぜんしゃせんたくするのもアリだろう。


記法きほう——「この|『街』《オープンワールド》の中《なか》で」。

表示ひょうじ——「この『街』オープンワールドなかで」。

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カクヨム記法について 福岡辰弥 @oieueo

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