カクヨム記法について

黒ごま傍点が自動改行するので対策を打つ

　備忘録（びぼうろく）。

　別（べつ）の記事（きじ）で、カクヨム記法（きほう）によるこういう傍点ではなく、ルビ機能（きのう）を利用（りよう）して擬似的（ぎじてき）にこういう傍点（﹅﹅﹅﹅﹅﹅）を振（ふ）れるようにした、という話（はなし）をしました。

　書（か）き方（かた）をおさらいすると、次（つぎ）のような記法（ぎほう）となります。

　カクヨム固有（こゆう）の傍点（ぼうてん）記法（きほう）。

◆記法（きほう）——文章中（ぶんしょうちゅう）の《《ココ》》にだけ傍点（ぼうてん）を振（ふ）りたい。

◇表示（ひょうじ）——文章中（ぶんしょうちゅう）のココにだけ傍点（ぼうてん）を振（ふ）りたい。

　擬似的（ぎじてき）な黒（くろ）ごま傍点（ぼうてん）記法（きほう）。

◆記法（きほう）——文章中（ぶんしょうちゅう）の｜ココ《﹅﹅》にだけ傍点（ぼうてん）を振（ふ）りたい。

◇表示（ひょうじ）——文章中（ぶんしょうちゅう）のココ（﹅﹅）にだけ傍点（ぼうてん）を振（ふ）りたい。

　しかしながら、例（たと）えばこの文章（ぶんしょう）を「縦組（たてぐ）み」の文字（もじ）サイズ「小（しょう）」で読（よ）んでいただくと、この部分の傍点（﹅﹅﹅﹅﹅﹅﹅）が自動的（じどうてき）に改行（かいぎょう）されていることが分（わ）かるかと思（おも）います。

（されない方（かた）は、上手（うま）い具合（ぐあい）に文字（もじ）サイズを変更（へんこう）してみてください）

　これを、次（つぎ）のように表示（ひょうじ）したいです。

『しかしながら、例（たと）えばこの文章（ぶんしょう）を「縦組（たてぐ）み」の文字（もじ）サイズ「小（しょう）」で読（よ）んでいただくと、こ（﹅）の（﹅）部（﹅）分（﹅）の（﹅）傍（﹅）点（﹅）が自動的（じどうてき）に改行（かいぎょう）されていることが分（わ）かるかと思（おも）います。』

　◆

　改良点（かいりょうてん）。

　自動改行（じどうかいぎょう）を咎（とが）める擬似的（ぎじてき）な黒（くろ）ごま傍点（ぼうてん）記法（きほう）。

◆記法（きほう）——文章中（ぶんしょうちゅう）の｜コ《﹅》｜コ《﹅》にだけ傍点（ぼうてん）を振（ふ）りたい。

◇表示（ひょうじ）——文章中（ぶんしょうちゅう）のコ（﹅）コ（﹅）にだけ傍点（ぼうてん）を振（ふ）りたい。

　要（よう）するに、傍点（ぼうてん）を振（ふ）りたい文章（ぶんしょう）を分割（ぶんかつ）し、一文字（いちもじ）ずつルビに「﹅」を振（ふ）ることで、自動改行（じどうかいぎょう）を防（ふせ）ぐことが出来（でき）ました。

　こ（﹅）れ（﹅）を（﹅）利（﹅）用（﹅）す（﹅）る（﹅）こ（﹅）と（﹅）で（﹅）、こ（﹅）ん（﹅）な（﹅）ふ（﹅）う（﹅）に（﹅）一（﹅）行（﹅）丸（﹅）ご（﹅）と（﹅）傍（﹅）点（﹅）を（﹅）振（﹅）る（﹅）こ（﹅）と（﹅）も（﹅）可（﹅）能（﹅）で（﹅）す（﹅）。

　傍点（ぼうてん）には、特定（とくてい）の単語（たんご）を目立（めだ）たせる効果（こうか）と、文章（ぶんしょう）そのものを際立（きわだ）たせる効果（こうか）があります。後者（こうしゃ）の効果（こうか）を狙（ねら）って傍点（ぼうてん）を振（ふ）る場合（ばあい）は対象（たいしょう）の文章（ぶんしょう）が長（なが）くなりがちなので、今回（こんかい）の記法（きほう）の方（ほう）が全体（ぜんたい）のまとまりが良（よ）くなります。

　◆

『縦式（たてしき）』記法（きほう）からカクヨム記法（きほう）に変換する、MacのAutomator用（よう）のPerlソースコード。

use Encode 'decode';

use Encode 'encode';

while (my $line = <>){

　　while(1){

　　　　if ( index( $line, "［＃「") == -1 ){

　　　　　　last;

　　　　}

　　　　$line =~ s/［＃「/《《/;

　　　　$line =~ s/」に傍点］/》》/;

　　　　my $str = $line;

　　　　$str =~ s/《《(.*)》》//;

　　　　$str = $1;

　　　　utf8::decode($str);

　　　　my @chars = split //, $str;

　　　　my $goma = join(",", @chars);

　　　　utf8::encode($goma);

　　　　utf8::encode($str);

　　　　$goma =~ s/,/《﹅》｜/g;

　　　　$line =~ s/$str《《/｜$goma/;

　　　　$line =~ s/$str》》/《﹅》/;

　　}

　　print "$line";

}