昨日宰相今日JK明日悪役令嬢 キャラクターデータ その1
【相良(神奈)絵梨】
エリー・ヘインワーズ
『ザ・ロード・オブ・キング』時の最終的正式名称。
オークラム統合王国宰相にして主席宮廷魔術師かつ神竜を従えし者 エリー・ヘインワーズ 侯爵
『世界樹の花嫁』における現在の正式名称
シボラの街の君主に連なる者の娘で世界樹の花嫁候補 エリー・ヘインワーズ
この物語の主人公。
占いができるJKがファンタジーSLG『ザ・ロード・オブ・キング』の世界に飛ばされ、娼婦に身を落としながらも宰相に成りあがって現実に帰還。
ただの占いができるJKに戻ったと思ったらまた飛ばされて、『ザ・ロード・オブ・キング』のファンディスク乙女ゲー『世界樹の花嫁』に飛ばされる。
『世界樹の花嫁』は『ザ・ロード・オブ・キング』の過去編なので、戦火で失った恋人を助けられると悪戦奮闘中。
容姿
腰まで届く美しい黒髪に華やかな飾り紐がつけられ、肌はなめらかでその艶が真面目そうな顔に凛とした雰囲気を与えている。
その黒目は鋭く、占い師らしく相手を知ろうとするのでまっすぐ見つめられるとちょっと怖い。
発育は彼女が居た世界では良いほうで、これから十五年後には豊かな体つきで側室に入るぐらいのだから、その輪郭が出ている若い蕾として男性達を刺激せずにはいられない。
作者の目標
恋愛タグと乙女ゲーを忘れない。
作者メモ
エリーの容姿を某ゲームのメシマズ駆逐艦に見えると感想を送ってくれた人がいるが、書いている本人はクトゥルフ業界に一大影響を与えた女郎蜘蛛の妖怪ねーさまを意識していたり。
これが、側室に入るあたりにはこの間改二になった不幸戦艦ねーさまみたいになっているのだろう。
恋愛陰謀増々版において、
『これは恋を失い化け物に成り果てた女が、再び恋をして人に堕ちてゆく物語』
というテーマを手に入れたので、更に序盤は化け物チックにする予定。
人を頼らなくて自己完結できる彼女が人と触れ合って、人に頼るようになるというのが物語の軸となる予定。
好みの政治家 九代ラ党総裁
【ぽち】
神竜と呼ばれるドラゴンの一匹。
普段はトカゲ化してマスコットよろしく絵梨にまとわりついている。
絵梨の頭の上で垂れドラゴンをするのがお気に入り。
擬態をとくと白い某国民的最後なのに何作出てるんだよRPGのあれになる。
属性は聖だが、ファイアブレスやアイスブレスが吐ける。空も飛べるのでサラマンダーより便利。
なお乗って空を飛ぶと寒いので防寒対策必須。
作者の目標
一話どこかにぽちを入れる。
癒し。
なお、加筆修正でこいつがちょろりと各話に出る予定。
忘れることもあるので、随時付け加えるつもり。
【神奈水樹】
絵梨の姉弟子様。ぽち逃げお姉。絵梨のアドバイザー。
元捨て子で三人の子持ち(父親は全部違う)シングルマザーであり、日本トップクラスのまじもの占い師。
占い料百万スタートなのにキャンセル待ちが出るぐらい。
目指す理想は東ローマ帝国女帝テオドラ。
ひとりの男と付き合わないというルールにしており、豊穣神系の加護を得なければならない世界樹の花嫁に最も近い存在。
己と絵梨の師匠が『ザ・ロード・オブ・キング』の世界の人間である事を知り、絵梨が心配なのもあって『世界樹の花嫁』世界に。
ミズキ・カミナの名前で異世界堪能中。
容姿
派手なスーツにはちきれんばかりの胸と尻、太ももを惜しげもなく晒すミニスカート、ウェイブのかかった黒髪が妖艶な顔を引き立て、雌豹よろしく黒くて怪しげな瞳で睨まれ、朱色の唇から言葉を囁かれると大概の男は落ちる。
作者メモ
絵梨の上位種。
下手に活躍されると話を食ってしまうが、作者この人大好きなので強引に話にねじ込んだ。
ぽち逃げお姉のあだ名から「悪人に人権はない」とのたまわった人のように思えるが、作者的にはモグリの金貸し魔術師の姉二人を融合させたような感じ。
つまり、手に負えない。
なお、あまりにもチート過ぎて絵梨を食ってしまうという読者の指摘から、しばらくは傍観しつつ様子を見て、後半に我慢できなくて絵梨に介入する形に変更。
絵梨が何だかんだ言っても人に戻れたのは彼女の導きがある事を意識する事。
好みの政治家 昭和の妖怪
【神奈瀬羅】
絵梨と水樹の師匠。
故人。
容姿
笑顔を常に浮かべていた銀髪の女性。
ゆっくり諭すように話し、世界を傍観し続けた人。
占い師として名を轟かせた
作者メモ
このあたりのエピソードも加筆する予定。
全ての元凶。
好みの武将 お市
【アルフレッド・カラカル】
エリーの恋人だった青年。
『ザ・ロード・オブ・キング』では名の通った傭兵から傭兵将軍とまで呼ばれるほど出世するが、王都防衛戦にて戦死。
東部開拓地の辺境で生まれ、東方騎馬民族の襲撃に耐え切れなくなって村ごと逃げ出し、その後両親とも死に別れていつしか傭兵になる。
エリーとの出会いは娼婦と客で、占い料金がなかった彼にエリーがアドバイスをした事で彼は名の通った傭兵になる。
あだ名はアルフ。
エリーが寝物語にて、色々知識を教えていた。
彼の最後の言葉が、
『お前を英雄にしてやる。今まで苦労し、叩かれ、蔑まれてきたお前を誰からも文句を言わせない英雄にしてやる!
だから、この国をお前が居た平和で、穏やかで、退屈な国に導いてくれ』
だったが為に、エリーはその呪いに蝕まれる事になり、オークラム統合王国は再興したが、エリーはその復興を見届けて元の世界に帰る事になる。
『世界樹の花嫁』ではまだ駆け出し傭兵。
村の滅亡時に幼なじみのナタリーを浚われて探している。
姉弟子様のおせっかいによって、メリアス魔術学園の教室教室内護衛として席を確保。
容姿
燃えるような赤髪と漆黒の瞳の剣士。
体は鍛えているのだろうが、経験が伴っていないから若さの方が先に出る。
境遇から学はないが頭は悪くない。
作者メモ
彼とエリーのイチャラブを書きたいからはじめたはずなのに、大ブレイクで大慌てで話を作った結果がこれだよ!
故郷を滅ぼされた復讐と幼なじみの捜索が現在の彼の目標。
幼なじみが見つかったらという葛藤を絵梨に与えておくこと。
若かりし頃の闇将軍。
【セリア・パロット】
正式名称
シボラの街の君主に連なる者の娘をお世話する者たちの長 セリア・パロット
エリーのメイド長。
元冒険者あがりでヘインワーズ侯に護衛兼監視要員として雇われた。
冒険者時代の職は魔法剣士。
メイドは彼女を入れて10人の三交代制で、もちろん全員元冒険者あがり。
メイドの仕事に結構誇りを持っているが、破天荒なエリーに振り回されがち。
アルフは彼女に礼儀作法や文字を習う予定。
容姿
艶やかな栗色の髪は仕事の邪魔になるからと肩口でそろえられ、髪と同じ色の鋭利な瞳と薄めの唇からなる秀麗な顔は男性よりも女性に人気があると本人は悩むお年頃。
エリーをして負けたと言わしめたその胸。女の武器は使っているらしい。
私服は白のブラウス黒いズボンと茶色のブーツ。
おしゃれより気楽さを取るタイプ。
作者メモ
姓がなかったので、これを作るときにあわてて決める。
元アンジェリカだが、あ行の名前が多いので名前を変える。
ケインとの役割を統合させたので、彼女で他の足りない場所はアルフが前に出るが、アルフが駆け出しなのでエリー自身が対処する事に。
その彼女がアルフを叱り、アルフの失敗による葛藤も描写しておくこと。
姉弟子様が絶対的な味方であるのに対して、セリアはヘインワーズ家に仕えるメイドな為、好意的中立の立場である事に注意。
エリーとヘインワーズ候の方針が分かれた時、セリアはこの時点ではヘインワーズ候の方につくという事。
【アマラ・イベリスベル】
正式名称
イベリス鐘の家門に連なる者で花園の花の一輪かつシドの幼馴染 アマラ
『世界樹の花嫁』における攻略キャラ、シド・ベルディナッドの幼馴染。
高級娼婦で、シドの初めての相手。
当然ゲームには出てきていない。
シドの第二夫人で手を打つという取引の元、エリーの教室内護衛として雇われる。
その為に金と政治力が少し消費されてイベリスベルの姓がつく。
エリーは当初、ひたすら腰を振り続けないと認められない世界樹の花嫁という役を彼女に考えていた。
心配になって一緒に転入したシドの言葉によると、とりまきというより悪友というか喧嘩友達みたいだったらしい。
容姿
頭に一輪の花の髪飾りが波打つ栗色の髪になじみ、花飾りを美しく見せつける。
豊満な胸元まで開いた赤いドレスに輝く宝石が彩られたネックレスは己の価値の象徴。
白く小さな顔と赤目の上にきりりと引かれた強めの眉は知性の印。
作者メモ
高級娼婦枠。
まあ、エリーもアマラと中身は同じで姉弟子様と仲良くが、『バニーバニーバニー』。
喧嘩友達兼気兼ねなく話ができる(エリーはアルフ、アマラはシド)ので仲良くじゃれ付く予定。
なお、『世界樹の花嫁』主人公であるミティアがお金に困って、バニーになるので負けじと二人してバニーになったがいいが、バニー姉弟子様に惨敗するなんて話を今思いつく。書こう。
校内では学生、部屋ではメイド、空き時間は高級娼婦と忙しいがそれを表に出すような女でもない。
アマラの優先順位はシドが上位に来る。
その為、雇われたとはいえ好意的中立の立場である事に注意。
エリーとシドの立場が分かれた時、アマラもこの時点ではシドの方につくという事。
主人公であるミティアとシドの関係は注意するように。
本来のゲームに彼女が居なかったのは、絵梨によって世界樹の花嫁を巡る争いに翻弄されるから。
ゲーム開始前にアマラは華姫になる為に王都に送られ、それがシドとの今生の別れになるはすだった。
アマラがいるおかげで、シドが好意的中立で絵梨側についているように描写する事。
彼女のお得意様にセドリック王子を出しておく。
セドリック王子贔屓の高級娼婦襲撃事件の当時として内定しているので、彼女をどう助けるかがこの話の改定部分の一つになる。
【リラック・ヘインワーズ】
正式名称
シボラの街の君主で統合王国宰相 リラック・ヘインワーズ
ゲームにおけるヘインワーズ侯は商人出身の新興貴族で、この世界樹の花嫁に娘を送り込む事で穀物相場の支配を目論んでいた。
数代前からの成り上がりで、彼自身宰相である執政官の地位について権勢を大きく伸ばしたのだが、そこから先は王家や諸侯に阻まれて執政官の地位を降りざるを得なかったという乙女ゲーにあるまじき権力闘争が背景としてある。
そのため、主人公への意地悪は露骨に政争が絡み、ヘインワーズ侯の娘よりその取り巻きからの容赦ない攻撃が主人公を襲うという実に陰湿ないじめの集中砲火を最後まで浴びる事になるのだが、その末路も政争がらみだからしゃれでなくえぐい。
ヘインワーズ侯の反乱と処刑によって取り巻き達も巻き込まれて、領地没収、御家断絶、爵位剥奪、財産没収の上追放と完膚なきまでに一掃される事になり、これがその後の統合王国崩壊の引き金になる。
容姿
冷徹なる野心家でドS系イケメン。
おそらく年は30前後だろうか、野心の為か体からでるオーラというか気魄が凄い。
作者メモ
作者大好き権力闘争の物語を書く羽目になったから、急遽設定を作るはめになったキャラクターその1。
始めた時点でこんなになるならばもっと早く作れよと己を罵る羽目に。
落ち目の南部諸侯買収し、成り上がり宰相として王国でぶいぶい言わせる前に封建諸侯の逆襲によって失脚。
他諸侯を切り崩すにはどうしても王権の強化が必要と悟り、王権奪取の為に世界樹の花嫁に目をつけたのは見事だったが、ゲーム設定上の彼は運がなかった。
ミティアの秘密を知らずに娘エレナを送り込んで諸侯代理戦争の果てに失敗。
逆転をかけて反乱を意図するも、それを近衛騎士団と諸侯騎士団によって鎮圧され滅亡する事になる。
成り上がりからの野心と諸侯への復讐と傾きつつある統合王国の解決策としての王権強化がバランスよく彼の中で並立している稀有な政治家。
だからこそ、ベルタ公の次男との婚姻を進めながら、大賢者モーフィアスの案に乗って絵梨をこの世界に呼び寄せてしまう。
イメージした人物
チェーザレ・ボルジア
【エレナ・ヘインワーズ】
正式名称
シボラの街の君主の娘 エレナ・ヘインワーズ
成り上がりゆえに、お嬢様たらんと努力して、それ以外の政治の部分で没落の引き金を引いた女。
ヘインワーズ侯の狙いは娘が世界樹の花嫁になった上で王子に見初められて、その王子が王となった時に后となってその子供が王家を継ぐというある種オーソドックスなものだった。
その為にエレナが魔法学園に入るときに取り巻きを連れてミティアを攻撃するのだが、ミティアが王族であると分かった瞬間から彼女たちの没落が始まった。
意地悪をしていたヘインワーズ侯派は主人公の正体暴露によって、王室侮辱罪に問われ、そこから一発逆転を狙ったヘインワーズ侯の反乱という形に流れてゆく。
物語では、ベルタ公の次男との婚姻を進めて魔術学園に入学しておらず、王都で普通のお嬢様生活をしている。
容姿
美しい金髪とそれを魅せつける薄色のロココ調のドレスが良く似合っている。
絵梨が黒髪なのに対してエレナが金髪なので見た目の違いははっきりしているが、顔つきとか目元とかのパーツがよく似ている。
お互い髪も腰まで届き、お揃いと献上した華やかな飾り紐がつけられ、姉妹らしさを醸し出している。
作者メモ
南部諸侯の名家シボラ伯の娘の一人であるゼラニウム・シボラとリラック・ヘインワーズの間に生まれた一人娘。
彼女の存在によって、ヘインワーズ候は法院貴族ではなく、諸侯として振る舞えるのに注意。
ゲームにおける彼女は悪役令嬢だったが、作者の権力闘争設定によって悪役令嬢を『押し付けられた』キャラに。
これも絵梨召喚によって、救われることになる。
ゼラニウムとの絡みで設定が二転三転し、最終的には絵梨とのとりかえばやに行き着くあたり、この作者本当に何も考えていなかったのが丸わかりである。
とりかえばやが物語後半に思いついたから、彼女の出番を前半から出すのがみの改訂版の一つの目的である。
ヘインワーズの降伏についてはエレナとヘインワーズ候と絵梨の三者会議で結論付けるシーンを加筆する事。
イメージした人物
ルクレツィア・ボルジア
【タイタス・ベルタ】
正式名称
ベルタの街の君主で統合王国王室法院議長 タイタス・ベルタ
封建貴族だけでなく王家の血を引く諸侯の取りまとめ役で、ヘインワーズ侯のライバルでもある。
現在は、この国の議会である王室法院の議長を務める要職にあり、王からの信任も厚い。
『世界樹の花嫁』における、主人公側の支援を行う貴族なのだが、普通の町娘である主人公がこの古参貴族から支援を得られたのは、主人公がお約束の王家のお姫様であるからに他ならない。
かくして、意地悪をしていたヘインワーズ侯派は主人公の正体暴露によって、王室侮辱罪に問われ、そこから一発逆転を狙ったヘインワーズ侯の反乱という形に流れてゆくのだ。
で、王家の忠臣としてベルタ公が宮廷を差配するのだが、それに世界樹の花嫁がそばにいればまだ良かった。
しかし、自由恋愛の結果ついに世界樹の花嫁は現れないという最悪の結末を迎える。
徐々に深刻化する不作と急騰する穀物相場に貴族だけでは対処できず、ヘインワーズ侯粛清の結果、新興貴族や商人層がそっぽを向き、国民の怨嗟が王室に降り注いで……後はまた語る事にしよう。
容姿
豪華な貴族服に着られている感じの人のよいおっさんにしか見えないが、にこやかな笑顔なのに目が笑っていない。
豪勢な生活をしてお腹が出ているが、それを取りつくおう事もなく自然体でこちらに話しかけてくる。
陰謀蠢く政治の世界において無害そうに見える人物こそ警戒せよ。
作者メモ
宮廷陰謀劇を軸にクライマックスを思いついて存在を忘れていた彼だが、現在展開中の設定の為に大慌てで設定を作ったという泥沼さ。
法院関係の話で、ヘインワーズ候とベルタ公のメイン戦場なのに影が薄いなと漠然に考え、ローマ帝国君主制を軸に王室法院の組織を作った事で天啓を得る。
「執政官二人だからこの二人をそこに押し込めちまえ」
と。
かくして、話は引き締まったが、各話に大規模修正の嵐が吹くことに。
行き当たりばったりもここまでくると笑うしか無い。
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