第3話 ステータス

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【名前】なし

【種族】ベビードラゴン

【性別】♀

【状態】通常

【レベル】1

【HP】30/30

【魔力】15/15

【筋力】10

【耐久】7

【知力】5

【敏捷】6

【種族スキル】子竜之息吹ベビー・ブレス

固有ユニークスキル】■●〓▼■

【スキル】異世界辞典

【魔法】無し

【称号】転生者

──────────


(俺の予想通りやっぱりドラゴンだったのか。性別は……気にしたら負けだな!いろいろと知りたいことがあるし丁度いいから異世界辞典を試してみようかな)


 何故かこのとき、本能なのか分からないが、異世界辞典の使い方が分かった。


(【異世界辞典】)


 そう、ただスキルの名を呼ぶだけ


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 ベビードラゴン


魔物モンスターランク】C

【詳細】ドラゴン子供幼体。白く艶々つやつやな鱗を持ち、鋭利な長く鋭い爪は見た目に合わない。しかし一見立派にみえる鱗だが、実際は外面だけであり、軟らかい性質を持つ。

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 種族スキル


【詳細】その種族のみが習得可能のスキルのこと。

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 子竜之息吹ベビーブレス


【スキルランク】種族スキルなため判定不能

【詳細】ベビードラゴンが吐く息吹ブレス。口内で熱を帯びてから直線上に勢いよく吐くため、温度は200℃~400℃程ある。しかし、ベビードラゴンは鱗が軟らかいため、誤って自爆死してしまうことがある。

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 固有ユニークスキル


【詳細】その者が持つ唯一無二のスキル。

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 ■●〓▼■

【詳細】条件を満たしていないため詳細不明。

【条件】

1,┫┗┏┠┓┛┃┏┣┬━├┴┷┿┠┫╋┳┿┰

2.┣┗┓┏├┬┤┴╋┻╂┷┝┥┗├┬┌┘─┛

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 異世界辞典


【スキルランク】S

【詳細】異世界のあらゆる魔物や武器、国や町等様々ことを調べることが出来る。(※生物のステータス鑑賞は不可能)

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 転生者


【詳細】別の世界から魂だけが異世界の肉体に受肉した存在のこと。

【効果】他の者よりもスキルの習得速度が上昇する

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(異世界辞典の使い方は所謂いわゆる鑑定みたいな感じなんだな。いやでも鑑定の劣化版か?これは比較しないとわからないな。それに固有ユニークスキルがなんなのかさっぱり分からない。条件すら知ることが出来ないのはキツいのでは……)


 翔が異世界辞典というスキルを得たのは、前世に何かしらの強い干渉があったからである。それが何かは勘のいい人には分かるだろう。


(まあ今分からないなら分からないと割り切って、早く何か食べられるものを見つけないとな。ラノベの知識だとだいたい近くに果実や小動物がいるだろう…………たぶん)


 こうして小さな竜の探索が始まった。

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