無知の知、というやつですね。
実際のジャンヌは識字できたのでしょうか・・・・?
この時代の背景を見ると書けなそうですが、それにしてもこのジャンヌの
「本を……読みたい。文字を知りたい……。知りたい……全てを」
という気持を見ていると「知識欲」という言葉の通り「欲」なのだなぁと思いました。
作者からの返信
実際のジャンヌは字が読めませんでした。それでも異端裁判での受け答えは立派なもので裁判の参加者も関心したと言われています。中世ヨーロッパの識字率ですが、ネットで調べてみると16世紀初めのドイツで3%〜4%とありました。16世紀でこれですから15世紀はさらに低いことが予想されますね。15世紀フランスで字が読めるのは、貴族、高位または中位の聖職者、一部の都市市民だけという感じかと思います。ジャンヌの知識欲がどんな展開になっていくのか?ご期待ください。
シモン司祭、この時代に貴重な蔵書を惜しげもなく……。
そして「無知の知」という言葉にもあるように、ある意味武器である文字を覚えたジャンヌの運命は、どう変わってゆくのか? それとも史実のままなのか?
文章の力で、ジャンヌの周囲が浮かび上がります!
作者からの返信
相ケ瀬モネさん、いつも応援コメントありがとうございます! 神を真実一途な少女だったジャンヌがだんだんと頭脳派にかわっていきします。すでに史実のジャンヌから大幅にずれてしまった気もしますが、こんなジャンヌもありかも、と思って読んで頂ければ幸いです。レオたちの旅がジャンヌとどうつながるのか?そのへんもお楽しみいただければうれしいです!