シャルル王太子、思いの外駆け引きも出来るし食えないところもあるという、そういう意味では優秀な王なのかも。しかしこのままノルマンディでイングランドとやり合ったら大損害を受けた上でノルマンディも奪われてしまうわけで、しかしそうならないとジャンヌ・ダルクも覚醒しなさそうだし、どうやって歴史通りにジャンヌ・ダルクを活躍させつつ、最後のところで救出するのか、非常に興味深いです!
作者からの返信
史実でのシャルル王太子は、ジャンヌを見捨てた一点においてすこぶる評判が悪いのですが、本作では腹黒いながらも優秀な王として描いています。やはりジャンヌ・ダルクといえばオルレアン解放ということで、オルレアンがイングランド軍に包囲されなければ、それも起こらないということを考えると、物語の性質上、早期のイングランド軍撃退は難しいかもしれません。
編集済
この時代の資本概念はイタリアでは結構発展していて、外形みたいなものは出来ている部分もあるんですよね。そこからオランダに行って東インド会社で更に発展し、大英帝国である程度完成するような形でしょうか。
その完成過程の中途乗りができれば面白いと思うのですが、積み重ね過程を理解しなければいけないので、経済・金融系の歴史は国盗りものより難しいイメージがあります(汗
作者からの返信
川野さん、ごめんなさい。こちらの応援コメントにご返事するのを忘れておりました。おっしゃるとおり資本主義の発展は、産業革命による生産効率化と人口増加の相乗効果によって初めて可能になったと思っています。従って、中世ヨーロッパ世界にいきなり資本主義の思想をもちこんでも成功しないでしょう。ただ、お金の力でジャンヌ・ダルクを救う物語なので、単純に身代金が払えたら助かった以上のストーリーが必要かな、と思ってます。
金融にもお詳しくてすごいですね!
戦記、好きですが何故戦いが起きるか、という根底の更に前段階には宗教や民族という問題があり、更に奥には『貧富』『お金』の問題がひしめいていて、そこから物語を開いていくような斬新さを感じてときめいてますw
作者からの返信
つい最近まで『暗号資産ガールはへこたれない』という暗号資産を題材にしたSFを書いておりました。一番の得意分野が金融なので、SFでも歴史ものでも金融を絡めて書いてます。話題の『独ソ戦 絶滅戦争の惨禍』(岩波新書)と『同士少女よ、敵を撃て』(早川書房)を読んだら、何か歴史に関係した小説を書きたくなって、本作を描くことにしました。どちらも戦争に至る背景を深く考えさせる本でしたので影響を受けたのかもしれません。
王太子の意外な一面、そして王妃さまが可愛いです💕
主人公の冷静なプレゼンと知識の披露で、読んでいるこちら側にも物語が自然と入り込んできて、わかりやすくて面白いです!
作者からの返信
モネさん、応援コメントありがとうございます! とっても励みになります。わかりやすくて面白いなんて最高の誉め言葉です。実際のシャルル王太子がどうだったのかはわかりませんが、誰でも意外な一面はあると思います。マリー王妃も可愛かったですか?なんかうれしいです。引き続きよろしくお願いいたします。