膠着しがちなストーリーラインを、強制的に動かすイベントの挿入。このお話、ずっと、巧い……と唸っております。
雲田はるこ先生の昭和元禄落語心中で思ったのですが、噺家の「芸のためなら」にひそむ執念に少しばかりの狂気を感じるんですよね。
三大欲求とか矜持とかそういうものより前に出てくる「芸の肥やし」への昏い渇望。
とり様の作品からも、感じます。
作者からの返信
全体のイベントのバランスは気をつけました。声優、劇団、橘、夏芽と4つのラインが入り乱れますのでね……。
落語物もちょくちょく話題作があるので、織り込むのすっごく怖いんですよ~。やっちゃったけど。
「芸」への執念が矜持を越えてしまう人々、確かにいるような気はいたします。
ぐあぁ、前話からですが、芸の為ならば。
この事に全てをかける姿勢が。
究極の客観視というか。人間であることすら否定しかねない恐ろしさ。上手く言えませんが、凄味というか。
にゃぁ、アツい、いや、冷めてる。
とても、面白いです。
作者からの返信
心を乗せたセリフをと求めていたはずなんですけど……。
でも人を傷つけることも、自分が苦しむことも「いい経験だな( ̄ー ̄)ニヤリ」としてしまうんですよ。
人間的に終わってる感が少々ありますね……。
各務さん、徐々に変わってきてるのでしょうか。自分では否定的な部分しか自覚できていないけれど、周りからは別の変化も見えている的な……(そうだといいな……
そしてジョーカさんも好きです(´ч` *)
どっぷり甘やかす感じの味方じゃなくて、程よい距離感のある味方なのがまたちょうどいいですね。
作者からの返信
変化の時期が来ているのだと思います。
からかいつつ見守るオジサンな先輩、好きなのです……(*´σー`)エヘヘ