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降り注ぐライトの光を初めて見たのは――とてもとても幼い頃。

じいやの胸に抱かれて、それを一身に浴びる母の姿を見つめていた。

現在でもハッキリと覚えている。

だって、それがヤーがマーマの世界を追いかけた理由なんだもん。


いつか。

いつか、ヤーも、ビーチャも

マーマと一緒に

あの光の雨の中で。



そんな、練乳と蜂蜜が混ざった様な乳白色の夢から少女を引き戻したのは煩わしい程の小鳥の鳴声。


低血圧である事もあり、暫くは不愉快な煙が頭の中を充満して天井をジッと睨む。

「ひっくい天井――日本人は本当こんな小さな家で我慢できるのね」

誰に聞かせる訳でもない悪態を吐くと、ゆっくりと身体を起こす。

まるで、シーツとの境目が解らない程のその白い二の腕が景色の中に姿を見せた。

そして上半身にくっ付いてくる後ろ髪をその右手の二の腕に乗せて払いのけるとグッと左手を天に伸ばす。


――と、同時に謙虚なノックの音と

「お嬢様、御目覚めで御座いますか? 朝食の用意が出来ております。着替えが済みましたらリビングへどうぞ」と聞き慣れた従者の声が続く。


そして、僅かに鼻孔に入る味噌汁の匂い。

「………直ぐに向かうわ」

 そう言うと、ベッドから羽根の如く立ち上がりカーテンから漏れる朝の陽光を見つめる。それを浴びるのは歪にも様々な色を纏ったクマのぬいぐるみ。そして彼女は彼と暫らく瞳を重ねる。まるで朝の会話でも楽しむ様に。

「ふう」

暫らく続くその無音を置き去りに、やがて漏れたその溜息と共に彼女は部屋を出ていくのだった。



「おっはよーーーーーー」

 教室を割る様な天真爛漫な声に、クラスに居た生徒達は驚き身を強張らせた。


「あ、あゆむ~~~、怪我はもう大丈夫なの~~?? 」

 心配そうに駆け寄る少女の手を握ると愛生はその顔を溢しそうな程朗らかに崩す。

「ありがと、エリカ。うん、見て見て歯も前より綺麗に入れてもらっちゃった」

 そう言うと、思いっきり口角を伸ばして口内を見せる。

「やめなよ、はしたないから」そう言うとエリカは愛生の口を自分の手で隠す。


キョロキョロと教室を見渡す愛生に「誰か探してるの? 」とエリカが尋ねた時だった。


「ガッチャンガッチャンガッチャン」とけたたましい金属音が遠くから響く。その音が近付くと同時に教室が徐々に振動を起こしカーテンが揺れる。


「お、おはよーーーございます」

 一ヵ月。もうすぐ彼がこのクラスに転校してきてから過ぎる時間だが教室に居た者達は彼がやって来た時と変わらず静かに冷汗を浮かべていた。


「おはよっ、早乙女くん」

 先程の天真爛漫なそれとは少し違う色を帯びた声に、エリカが彼女の顔を覗く。


「あ、あああああ‼ 愛生さん‼ もう怪我はいいの? まだ顔の内出血が少し残って……」

 そっと触れるその腕は冷たく金属の臭いがするが彼女はそっと瞳を閉じてその優しいぬくもりを感じる。

「そうだっ、ちょっと待っててね」

 そう言うと、彼は自分の鞄を開きガサガサとまさぐると薬を取り出した。

「ボクも良く使う薬。天然素材だけだから肌にもいいんだ」

 そう言って愛生に青い蓋のその塗り薬を手渡すと自分の机へと向かっていく。


「えへへ、気を遣わせちゃったかな………ん? どうかした? エリカ」

 親友は窺う様に目を細めてこちらの表情をジッと見つめていた。


「別に? そっか、よかったね。あゆむ」

 そう言うエリカの表情は少し素っ気なかったという。


「おい‼ 皆‼

 とうとう、あのビアンカが転校してくるらしいぞ‼ 」

 丁度登校のチャイムが鳴ろうとしていた時、教室に駆け込んできた男子生徒のその叫び声の後、教室中が湧く。


 その光景に戸惑った早乙女は隣の席の愛生にガッチャンと金属音を鳴らして顔を近づけて尋ねる。

「皆、どうしたの? 」

 その漆黒の鉄仮面越しの表情が見えたようで、思わず愛生は少し笑ってしまう。

「うん、実は元々早乙女くんの前に、ロシア? ウクライナか。そっちの国出身の転校生が始業と合わせて転校してくる予定だったんだ。でも、ほら向こうが今大変でしょ? それで色々と手続きが遅れちゃってたんだって。それでお流れになるのかなーって話になってた時に、丁度早乙女くんが転校してきたんだよ」


「へぇ~、留学生か~憧れちゃうな~」

 そこに、前の席のエリカが間に入ってくる。

「しかも、それがあのビアンカ・ベルジーナなんだって~」


「ガシャン‼ 」


 その激しい金属音と共に会話が止まり、愛生とエリカも驚いて立ち上がった彼を見上げた。


「……え? ビアンカ・ベルジーナって……『白き大地からママを尋ねる』のリリィとか『スター・ゲイザー』のアイーダ姫の役の……? いや? まさかぁ」


だが、2人の視線は少し冷ややかに彼の鉄仮面を見る。

「ふぅん、早乙女くんも女優さん目当てで映画とか観るんだ? 」

へ? と訊き返す頃には2人はもう視線を教壇の方へと向き直していた。そして、それからの早乙女の「ん? ん? 」という反応は完全に無視だ。


「入って来なさい」


 担任の声と同時に、梅雨を間近に捉えそうな教室の空気に通り過ぎた筈の春風が再び舞い込んだ様に冬の忘れ香が連れ込んだ。


「びー、あんかー、ベルジナデス。にーほんのミナサン、どぞヨロシクオネイガシマス」たどたどしくそう挨拶すると、まるで氷の様に輝くその美しい髪を靡かせて少女は大げさにお辞儀した。

 途端に、教室中の皆が息を呑む。華だ。存在しない空白の華が彼女を中心に教室を包む様に満開に咲き乱れている。


「あー……ニホゴ、とてもむずかちデス。うまーく、みなさんにつたえられたでしょうか? 」

 そう言って彼女は民衆に止めを刺すはにかみの表情を恥ずかしそうに見せる。

 と――その空間に似つかわしくない「カチャカチャカチャカチャ」と小刻みな金属音が響く。音の出所が食器棚だったら大変だが、クラスの全員。いや、彼女を除く全員はそれが何処からの音なのかを存じていたから、夢の世界から思わず現実の恐怖を思い出す。

「ほ……」

 その声と音に、彼女もまた気付き視線が

 重なる。


「ほんものだーーーーーーーーーーーーーーーーーーー‼ 」

 響く絶叫。


「ひぃいいいいーーーーーーーーーーー⁉ 」

 可憐な雪原の様な顔が真っ青になり、少女もその小さな身を固めた。



 ―――――――――


「お、おどろきました。ニホ、ちょっとカエラナイうちにルイーツァリがガッコにいる。し、しりませでした‼ 」

 そう言って、落ち着きを取り戻した少女はその小さな胸を自らの両手でしっかりと抱き締める。いちいち一つ一つの所作に皆が胸を抑え付けている。「ガッシャン」


「いや、まぁ~、そうだな、うん。早乙女は……うん。

 えっと……じゃあ、ビアンカの席だが……」

 担任がそう呟いた時、至る所から「俺の隣‼ 」「バカ、スペースがないだろ。俺の隣が」「ハイ、先生。やっぱり女の子の隣がいいと思います」と騒々しくなる。


「うん、皆気持ちは解るけど、転校時はまず後ろになるな。まあ来月席替えするだろうし。あ、ビアンカ、視力は大丈夫か? 」

 担任の言葉に、にっこりと微笑むと

「ハァイ、どぞ、ビーチャと呼んでください。ウシロのせき、ダイジョブですヨ。あのルイーツァリの子の隣でも」


 そう言うと、彼女の微笑が早乙女の漆黒の鎧を貫く。

「あぐぉぅお……」聞いた事を文字にした事も無い様な呻き声には語尾にハートマークが浮かんでいる。

 そんな様子を愛生とエリカをはじめ、クラスの女子達は冷め過ぎた表情で彼らを見ている。

「ご、ごほん。では早乙女の」


「後ろの席ならアタシの隣も空いてますよ。先生」

 担任の言葉を遮って、愛生が挙手しながら凛とした言葉を放つ。


 少しの間、教室が沈黙に包まれたが――。

 その間、行われていたのはクラスの男子達による推察だ。

 我らが天使が向かう先はどちらが最善か――。

 片や、人類の英知を超越した浮世離れした怪物の懐か。

 男子すら木っ端微塵に破壊する、クラスの守護神の庇護元か。


 なんだ

 答えはいつだって一つじゃないか。


「賛成‼ 」

「賛成‼ 」

「賛成‼ 」

 教室内に巻き起こるララ・パルーザ。


 愛生は、担任の応えを待たず、自分の右隣に使っていない勉強机をいとも容易く持ち運ぶ。

「オゥ。アリガトゴザイマス」それを見て礼を言いながら彼女は愛生に駆け寄った。

「どういたしまして」


 その様子を鉄仮面がジッと見つめている。

「なに、早乙女くん」愛生の言葉はやけに鋭い。

 それを受けてビクッとしたのか「ガッチャン」と鎧を鳴らして彼は教壇の方へ向き直った。


「……ふぅん」

 ふと漏れたその冷たい声に愛生は先程まで元気いっぱいの正に天使と言える少女の方を向いた。

 と、同時にその表情に背筋に冷たいものを感じた。

 まるで嘲笑う様な海の様な色の瞳がこちらを見つめていた。


 それが重なった時、にっこりと再びその表情が穏やかなものに変化わる。


「コレから、どぞヨロシクおねがいします。ビーチャって呼んでクダサイ、アーオィさん」

 愛生は、表情を崩さずに「……うん」とだけ返した。


 その日の放課後は異様だった。

 早乙女が転校してきた時も異様と言えるが、そんなものとは比べ物にならない。

 クラスはおろか、学年や傍や教師までもが教室にごった返していた。

 目的は早乙女の時と同様。転校生の拝見だが、その時とは全員の眼が違う。好奇興奮狂気雑多。いつ何かのタカが外れても不思議ではない。


「あ、愛生ーーここは俺達が引き受ける。お前はビーチャちゃんを無事に……ぐぅわぁあああああーーー‼ 」

 やがて予想通り教室に雪崩の如く人波が侵攻してくると教室中のあちらこちらで男子が好き勝手な事を言っては「ぐわぁ」と英霊化している。

「オォ、ニホンのがっこ、なぜこんなにせまいばしょに、ヒトあつまる。ですか? 」困惑するビアンカの手を掴むと愛生は彼女を立たせる。

「貴女が居るからよ。日本人はね。珍しいモノと流行りモノが大好きなの。早乙女くん。手伝って」

 愛生がそう言うと「え?? ぼ、ボクが?? 」とビアンカ以上に困惑した声を挙げる。

「立って。ほらビーチャ。貴女は早乙女くんの後ろ。そんで、エリカは右後ろ。アタシが左後ろ。はい。歩幅合わせて。早乙女くん‼ 行って」


 未だ愛生の意図が解らないが、早乙女くんは従順に言う事を聞いて前進する。

 ――と、先程まで我を忘れていた群衆はその背中にえも言えぬ恐怖に近い感覚を覚える。

 邪悪なオーラを纏った鎧騎士がバイザー越しに殺意に光らせる瞳でこちらに向かってくるのだ。

「な、何てことだ。もう我らが『ザ・パーフェクトロリータ』天使のビアンカはもう暗黒騎士の生贄に捧げられたのか……」


「おい、お前行けよ」


「ば、バカ言うなよ。あいつ先週、あの殺戮天使の鬼富士政宗を抗争の上で煉獄さん並みの惨殺したって噂になってんだぜ」

「ま、マジかよ」


「しかも、それで通報受けた警官も数人口封じにやっちまったって話だ」


 そんな、好き勝手な事を言いながらまるで十戒の様に人波が早乙女を中心に引いていく。

「全く、勝手な事ばかり言って……早乙女くんの事、何も知らない奴らが……」


 思わずそう口に出した愛生はふと右に視線を向けると、再び可憐な異国の少女はこちらを見下す様な笑みを浮かべていた。

「な、な」なによ。と言いかけた時。


「フー、マサカ、えほんやエーガのセカイでもない、じっさいのルイーツァリにまもってもらえるヒガくるなんて……とてもコーエイデス。ヤーはトテモウレシ」

 彼女はそう言うと霜が降りるが如くその雪のような頬を早乙女の背中へ甲冑越しに預けた。

 それを見て、愛生とエリカは電気が走った様に「うっ」と動きを止める。

 当事者の早乙女は、暫く動きを止めた後。

 鉄仮面の奥から得も言えない蒸気をあげて、それが魔闘気と混ざり合ってオシャレなコーヒー屋の新作フラッペみたいになっている。


「……早乙女くん。動いて」

 竹を割った様な愛生の声に「ガッシャン」とその背筋が少し伸びると再びズシンズシンと地響きを鳴らしながら前進する。


「……ど」どういうつもり? と尋ねるつもりだったが、愛生は自分の内で糸が張る様な警戒心を覚える。

 そして、同時に理解もする。

 この少女は自分に対して挑発の様でこのような事をしているのだ。


 理由は解らない。

 だが、明らかな敵意に近いそれに、愛生は混乱する。

 何故、彼女がその様な仕打ちを自分にするのか。


 いや――。

 そうか。


「ここで、二手に別れましょ」

 校舎を抜けた所で愛生はそう言うとビアンカへ自分のジャージの上着を掛けてその目立ちすぎる容姿を隠す。

「ふぁっ? な、ナンデスカ? アイオイさ」


「アタシとビーチャは裏口から下るから、エリカ顔を俯かせてそのまま早乙女くんと一緒に正門から行ってちょうだい」


「えーーーー‼ 」驚いた様にエリカが叫んだ時には、愛生はその少女の手を引いてもう裏口へと向かって行ってしまった。



「い、いたい。イタイデス。アイオイさ」

 グイグイと引っ張るその力はとても同い年の同じ性別とは思えない。そして速度も速い。靴が脱げてしまいそうになるのを必死でビアンカは堪える。


「ここなら、誰も来ないわ」

 そうして、人気のない恐らく傍の畑の休憩小屋の隅に入ると今来た道からは完全に死角になる。


「貴女、一体どういうつもり? 早乙女くんに必要以上に猫かぶって」

 彼女からジャージをとると、強い視線と言葉で愛生は彼女に尋ねた。


「ど、ドウいうツモリ?? ど、どういう、意味デスカ? ビーチャ、ニホンゴ、ゼンぶはワカナライデス」

 そう言うと、その少女はおろおろと狼狽え涙を大きな青い瞳に浮かべた。それは今正に対峙した愛生すらも胸に痛みを覚える程の悲しみを伝達する。しかし。


「発音。発音よ。貴女の言葉の発音にはね? 明らかに故意と片言になる様に喋ってる部分があるのよ。そう。まるで日本人が外国人を演じた時に話すみたいにね。

 ……貴女、本当はもっと上手に喋れるんじゃない? 」


 ビアンカは怯えた様に口元に手を当て震えながら愛生に許しを乞う様に濡れた瞳を向け続ける。


「それと……早乙女くんにベタベタするのはもう止めて。アタシを揶揄うつもりなんなら、アタシに直接来なさい。早乙女くんは貴女のファンで純情なの。遊び半分で彼の心を傷つけるつもりなら、アタシは貴女を許さない」


 そして、今一度その怯えた美しい瞳に真剣な眼差しを突き刺した。


「絶対に‼ 」


 季節は冬服のセーラー服ではやや汗ばむほどの時期だが、高所にある為か心地良い風が周囲を描く様に吹きすさぶ。


「――ぷっ」

 そして、その風がまるでその少女に集まったかのように見えた時。

「アハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ‼ 」

 愛生の片目がギュッと細まり、そのこめかみに一筋の汗が流れた。


「はー、はー。ふふっ」

 そしてひとしきり笑い終えた後、少女は先に見せた嘲笑う様な笑みを浮かべてゆっくりと頭を垂れる。

「フフッ、やるじゃない。そっか、発音ね。オッケー、気を付けるわよ」

 まるでスラスラと流れる様に出てくる言葉を受けて愛生は「ごくり」と喉を鳴らす。

「いやー、でもまさかあんたみたいな芋臭いオンナに見破られるとはねー。ああ、褒めてるのよ。その観察力とこうやって直接問いただす勇気。素晴らしいわ。ただそのゴリラみたいな力でヤーを引っ張るのは止めてよね。手に痣が付いちゃうわ」言いながらビアンカは愛生の方へ右手を向けて見せる。


「こ」思わず声が震える。

「これが、貴女の本当の姿? 」

 それを聞くと、彼女は腰を屈めて上目遣いで愛生の瞳を見つめる。

「ビーチャ、ホントのスガタ、デスカ? ミナサンにはテンシとヨバレテいます‼ 」そう言うと、屈託ない笑みを浮かべ白魚の様な指を鳴らした。

「はあ⁉ 」愛生が思わず身構える。

 指が鳴ると同時にその場に数人の屈強な黒スーツの外国人男性が姿を見せたからだ。

「お嬢様、ご用意出来ております」

 その中から白髪で老人に視えながらも恵体をそのスーツに隠した男が一歩前に出てそう言うと、その方向に向かいながら彼女は何かを思い出した様に足を止めた。


「あ、そうそう。

 あの、変態のコスプレ騎士さんには別に何とも思ってないから。

 ははっ、ビーチャの可愛さに夢中な男は、みーんなああやるとビーチャの言う事を聞いてくれるからサービスしてるだけよ。安心して。

 あんな、変なのには絶対に手なんか出さないから」


 そう言うと、いつの間に停まっていたのか。

 見た事も無い長い黒塗りの車に彼女が乗り込むと男達も次々とその車に乗り込み、最後に残った白髪の男が頭を深く下げ。

「どうぞ、今後もお嬢様とお仲良くしていただけますよう」と言って車に乗り込んでいった。


―――――――一時停止 

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②ダイスキっ‼ 狂戦士の早乙女くん☆ ジョセフ武園 @joseph-takezono

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