②ダイスキっ‼ 狂戦士の早乙女くん☆

ジョセフ武園

プロット

〇参考作品……エンジェル伝説:著・八木教広

~~~~~~~亜人ちゃんは語りたい:著・ぺトス

~~~~~~~メテオ・インパクト:著・和月伸宏


〇現代日本の片田舎の中学校を舞台に、しかし神話で書かれた存在が実在している(一般人の認知はとても少ない)リアルさを出しつつ「実は実際に存在するのでは? 」と思わせたい


〇主要キャラ

早乙女真莉愛(さおとめマリア)

愛称、早乙女くん(愛生、栗栖から)マリア(ビアンカから)

年齢14歳の蒼乃道中学の男子生徒、容姿は伝説の封邪の甲冑に包まれており不明。身長鉄仮面の兜飾り含む192cm、体重鎧含む144kg

得意科目家庭科だが、体育以外は優秀な成績を残している

趣味はテディベア作りで手先が器用

一人称は「ボク」

東京から父親の仕事の都合で引っ越してきた。クラスは3年5組

性格は引っ込み思案の気弱だが、狂戦士特有の魔闘気を身に帯びている為、周囲に恐れられている(これ故に当初は愛生に誤解され粛清の的となる)

暴力がとても苦手(やる方もやられる方も)だが、誰かが傷つけられたり、誰かを護る時に狂戦士の血が共鳴して常人離れした力を見せる。本人も無我夢中の興奮状態になり、力を発揮した後は寝込む。

常に女性キャラに引っ張られて話が進んでいくことになる。


母方の遥か遠い先祖に実際に神オーディンによって力を与えられたユグドラシルの戦士である狂戦士をもち、3000年の時を経て隔世遺伝でその力が宿った。

魔闘気の影響で周囲の人間を魔に当てない為母方の家に伝わる封邪の鎧を着ており日常生活で脱ぐ時は無い


トモダチいっぱいの中学学園生活を夢見ている。

なお、趣味のテディベア作りはほぼプロ級で、正に奇跡の様に存在した蒼乃道中学テディベア同好会に所属する事になる。


「ボクね、たくさんトモダチをつくってお母さんとお父さんを安心させたいんだ」


「なんで? どうして、女の子にこんな乱暴な事をするの? 」


「いやだなぁ、隕石って熱いのかなぁ? でもボクが止めないとクラスの皆が困るもんね――大切なボクの友達が‼ 」


愛生歩(あいおいあゆむ)

愛称、愛生さん(早乙女、栗栖)ゴリラ女(ビアンカ)

蒼乃道中学3年5組の女生徒

黒髪のショートヘアで性格は勝気。見た目は可憐であるが家が武家と言う事でかなり身体を鍛えており並みの男子であれば敵わない武力をもっている

正義の思い込みが強く、当初は早乙女くんを学園の平和を乱すモノとして警戒し更には決闘を行っている

その後、捨て犬を不良達から助けたところ、不良のボス鬼富士政宗(きふじまさむね)に報復され、その武道の心を折られ自身が女である弱さを踏みにじられ、とりかえしのつかない事になりそうだった所を早乙女くんに救われ、以降は彼への誤解を解き、同時に好意的に彼を追う様になった。

第1のヒロインであり、第1章冒頭、エピローグの語り手である。

得意科目は体育。勉学は苦手だが国語は平均以上。逆に英語がとても悪い。母親を早くに亡くしている為、意外がられるが、家事、特に料理が上手く、ビアンカが「専属コックに雇ってやってもいい」と言う程

趣味は稽古。

栗栖からはイメージとして活発な柴犬として見られている。

「悪は絶対に許さないんだからねっ! 」

「さおとめくーーん、いっしょにかえろーー」


ビアンカ・ベルジーナ

愛称、ビーチャ(主にビアンカ自身が周囲には自分をそう呼ばせている)最も天使に近い人間(世間一般からのキャッチコピー)ザ・パーフェクトロリータ(彼女の支援者達)


早乙女くんの1カ月後に蒼乃道中学3年5組に転校してきた(当初は早乙女くんより先に転校予定だったが時期がズレた為同クラスに2人転校してくるという異例が起こった)

父はウクライナ人、母はロシア人のハーフだが実は母はロシア人と日本人のハーフである為日本のクォーターともなる。この度の世界情勢で母方の祖母の実家がある日本に避難してきた。

母は、世界的に有名な映画女優、エスカー・ベルジーナであり、自身も子役で幼い頃から映画の世界で生きている為か相手の心を読む力と相手が望む演技をこなす事が長けていて誰からも愛されるビーチャを日常から演じている。


しかし、それを見破られた愛生とは互いに苦手意識をもっており、会えば喧嘩をしている。

当初は早乙女くんを仮装趣味の変人と見ていたが、母からのテディベアの真実を彼に見つけてもらってからはとても強い信頼を彼に寄せており、色仕掛けも辞さない。

映画ではその美麗としか言えない容姿で「天使に最も近い人間」として多大な人気を得ている。

母親に依存しているが、仕事のすれ違いから「自分は母親に愛されていない」と誤解した故に少し性格が歪んでしまったようである。

第2のヒロインで第2章冒頭、エピローグの語り手である。

「スパシーバ、ジャークユ、マリア……」

「ヤーの魅力が解らないなんて……頭の中まで筋肉なの? ゴリラ女は……」


栗栖茶々(くりすちゃちゃ)

蒼乃道中学三年生で、テディベア同好会会長

実は、早乙女君たちとは同学年だが年齢は1つ上の為彼からは「先輩」と呼ばれている。

第3のヒロインで、第3章及び第4章の冒頭の語り手を担当。

ショートヘアーのその容姿は同じシルエットの愛生と比べてとても大人びているが、それに反していつも部室のこたつに入っており何もしていない堕落した性格がみてとれる。不思議な事にそれを誰かにとがめられる事も無く

早乙女くんに注意された時は笑って驚いていた。


その正体は――


ラグナロクを生き抜いた唯一の神「トール」が姿を借りた姿であり、神の力によって人間たちの記憶を操作して「栗栖茶々」という存在を創り出していた


その目的は神話の残り火がこの世界の秩序を乱していないかを観測、場合によっては自らの手で排除するというものであり、実は彼の観測者として産まれたその時から彼を監視している。

第4章の隕石落下事件では、狂戦士がこの世界で共存できるか否かの判断を彼の行動で見極めようとしていた。


シビアな判断を下そうと口調なども厳しいが、彼に神の力の宿った軍手を差し入れるなどどこか優しさの様な甘さの様な行動をとる事もある。

「さおとめくぅん。もっとさあ、らくにいこぉ~よ~、らくに~」

「さあ、見せてみろ狂戦士。貴様がこの世界に存在するその意味が正しいものか否かを」


バルたん

愛称・バル(ヴァルキリーの意味で栗栖にそう呼ばれる)

狂戦士と共にオーディンとラグナロクを共に戦った戦士、戦乙女の魂が宿った黒猫でいつもテディベア同好会の部室のコタツに居る。

当初は、彼女が第4章冒頭の語り手の様になっていたが、実際は喋っていたのは栗栖(トール)である。

言葉を離す事が出来るが、正体を隠す為栗栖と二人の時のみ喋って、他の者が居る時は猫になりきっている。

目的は亡き主オーディンの命によってトールに付き従い、この世界の観測者として異変の調和を司っている。

「にゃーにゃー……ふぅ」

「おやめください、トール様‼ セクハラです‼ 」


物語構成

第一章・物語の説明、狂戦士の説明、早乙女くんの説明を踏まえて第1のヒロイン愛生歩との出逢いと和解を主に挿入。バトル展開も含めて大体2万文字程度を想定。


第二章・第2のヒロインビアンカを入れて、ヒロインのライバル三角関係展開を入れつつも、ビアンカの掴めない性格、また早乙女くんの優しさを深く掘り下げていく。彼女のストーリーでは謎解き展開と母娘の絆を意識した展開を用意しており

今回の試し本文はこの章を抜粋予定。2万文字程度を想定


第三章・早乙女くんと三人のヒロインの何気ない日常の中に不穏さが混ざる謎の語り手をいれて狂戦士、神話と現実の融合と言う非日常の展開を予感させたい。3万文字程度を想定


第四章・狂戦士の再来により、星の選択として地球を破壊する隕石が落下。早乙女くんはヒロインたち、そしてクラスのトモダチ皆の為にその隕石を止める事を決意する。その時、父親から狂戦士の呪い。の話やトールである栗栖の問い掛けにも強さと優しさで立ち向かう早乙女くんを表現したい。2万文字を想定。


エピローグ・

早乙女くんが地球を救った事は、トールの計らいで早乙女、愛生、ビアンカのみの記憶として残し、更に彼のその絆と思いの力に強い興味を示したトールは今暫く栗栖茶々として早乙女くんを観測する事をバルたんに伝える。

同時刻、病院で入院していた早乙女くんにケンカをしながら見舞いに愛生とビアンカがやってきて彼の手を握り感謝を述べる。すると――狂戦士の呪いである魔闘気が彼の掌から消滅し、同時に封邪の鎧の鉄鋼が崩れ落ちる。



構成としては、まずは早乙女くんの狂戦士としての不気味さと怖さを登場人物が覚えるが、彼の行動でそれがひっくり返ることで彼の優しさと心の強さ、そして登場人物たちの成長を伝えたい。そして、それこそが「狂戦士の呪い」を解く唯一の方法でありそれこそが物語の中核となる様にする。


そう言う意味では上記の「エンジェル伝説」を非常に参考にして話を組み立てていく事になる可能性が高い。

なお、ヒロインになる人物は法則としてイニシャルが同じアルファベットになる事にする。

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