5-2
7月になってしまって、私は、我慢できなくてコウに電話で
「ねぇ いつ 帰ってくるのー もう1ト月になるんだよー」
「あぁ 今 実家のほうで 新しいことを初めてナ 毎日 忙しい」
「そんなー 会いたいよー コウは会いたくないのー 私のことなんて忘れてるんでしょッ」
「そんなことないよ 毎朝 起きるとチュッとおはようしてる」
「うそーっ ねぇー 寂しいよー 会いたい!」
「そーだな じゃーぁ 出てこれるかい? 宇都宮 駅に迎えに行くよ 日光のほうでも行くかぁー」
「ウン 行く うれしいー」
私は、次の土曜日に大宮から新幹線に乗って、いそいそと出かけて行った。紺のストライブのシャツワンピースにツバの短い麦藁帽を持って、もう梅雨が明けたのかと思うぐらい暑い日だった。
コウは借りてきたという車で、宇都宮の駅まで迎えに来てくれていた。私は、コウの顔を見ると、思わず胸にぶつかって行った。
「また 黒くなったのー 外で仕事してんの?」
「いや そーいうわけじゃぁ無いんだけどな」
車に乗った時、私はコウのホッペにチュッとしていった。
「会いたかったんだからー こんな可愛い娘をほったらかしにしてー」
コウは辺りを見回してか、私の唇にチュッと合わせてきてくれた。それから、私か゛神社は興味がないと言ったものだから、湖のほうに行って、お昼ご飯を食べて、しばらく歩いた。日差しが強かったんだけど、私は手を繋いで歩きたかったのだ。
「ねぇ なんか新しい商品って?」
「うん 売れない苺なんかを使って、ピューレとか苺のスプレッドとかね 近くの洋菓子店なんかにも協力してもらって、ぼちぼち売れ出しているんだ」
「そう コウは頑張ってるねぇー 私なんか、せっかく大学入ったと思ったら、オンラインばっかーで、毎日が面白くない」
「だろうけどね でも、入学が叶わなかった子もいるんだよ それを思うと、今の環境でも、頑張んなきゃー いつまでも、こんなこと続かないし、それに大学だって学生のことを考えて、今、出来る最良のことをやってるんだよ」
「そうだねー 不満言ってたらバチ当たっちゃうね それでなくても、コウと淫らなコトしてんだし」
「それは 僕が望むからだろー ミミは応えてくれてるだけだよ これから、思いっきり愛してせめてやるからな」
「嫌だぁ~ん あんまり恥ずかしいこと・・」
コウは、日光からの帰り道を少し外れて、ラブホテルに入って行った。私は、その時、少し沈むようにして他から見えないようにしていた。ガレージの上が部屋になっているから誰にも会わないで済んだけど。
部屋に入ると、直ぐに、コウはソファーの上で、私を抱きしめてきて、ワンピースの胸のボタンをはずしてきた。
「うーぅん シャワー」
「いいんだよ ミミの匂いは・・このままで」
「だってー あっ スパッツ 私 自分で脱ぐから ねぇ ベッドで」と、コウを追いやって、ソファーの上に脱いだ服をたたんでいった。そして、
「こんなの普通の女の子 身につけないよー 私 コウの為なんだからー」と、抱いてもらうつもりで、ローズピンクの腰のところが紐になっているものを穿いてきていたから・・。
「うん 素敵だ 早くおいで」と、もうトランクスだけになっているコウのもとに寄ると、直ぐに、ブラを脱がして、胸の膨らみに唇を這わしたきた。そして、首にネックレスを付けてくれて
「ミミ プレゼントだ」
「わぁー なにー」と、枕元の大きな鏡になっているところを覗き込むと、胸のところに小さなクローバーで細いけどシルバーのネックレスが光っていた。
「うん 素敵 コウ ありがとう 思い出のクローバー 私、コウにもらった四つ葉のクローバー 今でも、手帳に挟んで大切にしてるよ」
「そうかぁー 今でもね ミミ 似合うよ それに 可愛い顔してるのにそんなセクシーなの穿いて すごく、興奮してきた」
その後、私は全身を丁寧に愛撫されて、盛り上がってくる快感が抑えられなくなってきた時、コウは私を背中を向けさせて、お尻を持ち上げるように言ってきた。
「イヤッ こんなのー ミミ 恥ずかしいー」と、渋っていたが、コウの動きが早くなるにつれて、だんだんと吐息と喘ぎ声が抑えられなくなってきて、私は、枕に顔をうずめて、お尻を振りながら、恥ずかしい言葉を絶叫してしまっていた。
終わって、お風呂に入っている時、私のあそこの部分を撫でながら
「ミミ ここの 処理してるのか?」
「うん だって あんなの穿いていたらはみ出しちゃうんだものー みっともないでしょ」
「そうだけどな でも 僕は嬉しいよ セクシーなミミを見れるのが さっきだって あんなに燃え上がっていたもんなー」
「いやだぁー 終わった後でそんな風に言うのって 恥ずかしい あんな恰好させといて だけど だんだん気持ち良くなるんだものー 我慢出来なくなる 私って 淫ら?」
「ううん 僕はミミが歓ぶのを見ると嬉しい」
私は、恥ずかしかったけどコウに被さるようにして、厚い胸に顔をうずめるようにして、唇を寄せていった。
「あのさー ミミ 夏休みはバイトという形でウチの実家に来ないか? 部屋もあるし そしたら毎日会える」
「ええー でもなー 行きたいけどーなー ウチで許してくれるかなー」
「まぁ 相談してみてくれ ピューレ作りも忙しくなってくるんだよ」
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