第5章

5-1

 梅雨の季節になり、私は、第2学期の授業もオンラインでと決まっていて、コウもしばらくは実家の手伝いも兼て帰っていて、気分も落ち込んでいる時、岬から連絡があって


「どう? だいぶ 滅入るよねー 感染も怖いし、ウロウロできないしネ」


「うん 出掛けるのもネ お買い物なんかも、買うもの決めて、さっさと帰ってきちゃうんだー 岬も?」


「ウチは 灯に学校帰りに、買っといでと言ってる あのね ミミ来ない? 明日もきっと雨降らないから、あの子 クラブで帰りは4時頃になるんだよ だから ね」


 私は、最後の ね っと念押しされたので 蘇ってきたつもりだった。最近、コウとも会えてないし、確かに、モヤモヤしていたので、それでもいいかぁーという気になっていたので、明日の約束をしてしまった。


 朝から、急いでシャワーを浴びて、ノートパソコンを抱えて、授業の始まる9時前に行って、岬の部屋で並んで画面に集中していた。お昼はふたりでマカロニサラダを作って、食べ終えた時、岬が


「ねぇ シャワーする?」


「私 朝 してきた」


「そう 私も したんだー ミミが来るからと思って」


 それが、ふたりの合図になった。私達は、午後一番の授業は受けていなかったから・・岬の部屋に登っていって どちらからともなく、抱き合っていた。そして、お互いに服を脱いでいって、ブラも・・岬はオレンジの腰紐で総レースのを穿いていた。私も、そのつもりで来ていたので、コウとこの前会った時のサンフラワーイェローのものを付けてきていた。


「岬 すごく 激しいネ それ」


「うん こんなの穿いて ストレス発散 ミミにしか見せる相手居ないものー」


「そうなん 私も 岬とネ」


「あら コウさんには?」と意地悪を言いながら、唇を奪ってきた。その後も、激しく、私達は絡み合いながら・・・私は、想い出していた。岬との初めての時、甘~い快感を・・。こんなの駄目なんだと思いながらも、あの部分を刺激されながら、コウの時とは違う安心感があったのだ。


3時近くになって、最終の授業が始まるので、私達は慌ててパソコンの前に座っていた。そのうち、灯ちゃんが帰ってきて、岬の部屋を覗いていったけど、私達は何事も無かったかのように授業に集中していた。だけど、二人とも、あの部分を撫で上げられたり、吸い上げたりしていたので濡れてしまっていたショーツは着けていなかったのだ。


「ねぇ ミミ すっきりしたよっ 気持ち良いんだものー ねぇ これからも 時々良い?」


「うっ うん だけど こんなのってー 許されるのかなー」


「だから 二人だけの秘密よ」


 私、意志が弱くってー。そして、帰る時、代わりの新しいショーツを岬から出されて、やっぱり、腰紐の総レースで飾りのフリルの付いたピンクのもの。


「なんで こんなのー 恥ずかしいー 前も透けて見えちゃうー」


「大丈夫 フリルで隠れるよ いいじゃん 皆に見せるわけじゃーないしー コウさんを喜ばせてあげて」


 その帰り道。私は、神様に叱られるんじゃぁないだろうか思って歩いていた。こんなにふしだらな女の子になってしまって・・・そして、こんな恥ずかしいショーツを穿くようになってしまって・・女の子同士とも・・この半年の間に・・。だけど、会いたい コウに しっかりと受け止めてよーと思っていた。



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