お守りの詩

霧這

イチバンなアナタへ

あたたかい氷が冷たい太陽に解かされ、色鉛筆は喪服姿で肌に刺さる。

さっきまで居座っいた猫が轢かれたって、カーテンが波打つ会議室に倦怠をつ。

こんなにも早く来るとはね。

知らなかった無くてはならない存在に悲しむ事すら気力がない。

今がチャンスでヨーイドンをしても泡沫あわあわせて会えないんだ。

カチコチ肩がゆるむときにかぎって骨を折る、よもやの固頭かたず

日中って心と気温差が嫌。

手足の血管が縮む感覚をトクトクと無視する日暮れは、柔らかい爪が割れて雨まみれマフラーに引っ掛かる。

アップルパイが食べたいです。

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お守りの詩 霧這 @Sachi8hyA9sya7

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